最近はあまり行われなくなった航空会社の手続きにリコンファームというものがある。これは航空会社に対して予約した便に実際に搭乗する意思がある事を伝えるもので、これを怠ると予約がキャンセルされることがあった。現在ではコンピュータによる予約システムの進歩などもあり、これを不要とする航空会社が多いが一部の航空会社ではこれが残っているところがある。
このリコンファームに関して小生にはちょっとした思い出がある。話は1990年代の中国でのことである。小生はある文化交流団体の訪中団のメンバーとして、湖南省の長沙を訪れていた。訪中日程もほとんどを消化し、我々は長沙空港にいた。予定では空路で上海に戻り、翌日に帰国する予定であった。
そしていざ搭乗という段になって突然、ガイドがこの飛行機には乗れませんと言い出したのだ。その時はガイドはその理由をきちんと説明しなかったが、後日聞いてみるとこのガイドは前日に行うはずであったリコンファームの手続きを怠ったために、我々の予約がキャンセルになってしまったのだ。
現在でも長沙・上海間は一日2便しかないが、当時は一日1便であった。つまりこの時点でその日のうちに上海に戻ることができ亡くなったのだ。しかも翌日の上海行きの便に乗っても、帰国便には間に合わず帰国にも影響が出るという事態に陥ったのだ。するとガイドは湖南省のお偉いさんの娘を知っているので何とかします、と言い残すと我々を置いて姿を消してしまった。一時間ほどして再び姿を現したガイドは一行に対して次のような説明をした。
・上海へは本日中に行くことができる。
・搭乗する飛行機を輸送しているので出発まであと3時間程かかる
・上海では観光の予定があったがその時間はとれない
2時間半ほどすると我々が乗る飛行機が到着し、しばらくすると搭乗が開始された。どのような機材だったか記憶にはないがB737程度の大きさのジェット機であったと思う。搭乗客は無論、我々のみである。帰国後にしばらくして、そのガイドと話をしたときには「あの時は30万円もかかったんだよ」と苦々しく話していたが、さすがに現在の中国ではなかなか出来なさそうな出来事であった。
リコンファーム・懐かしい響きですね。
昔は必然の作業だったのでグアムに着いたら
すぐにカウンターに行き、この手続きをしましたよ。
1990年代ですか。たぶん、中国内では全ての
航空会社がそれを必要としていたでしょう。
デパート系の旅行会社が企画する個人旅行で
上海に格安で飛んだ時に、一緒に来たカップルが
これを忘れて、当日飛べなかったのを思い出しました。
私は南京路で営業所を見つけて、そちらで
済ませておいたのですが。
リコンファーム・・・・・懐かしいですね
確かに今でも必要なところもありますね
必要ないというキャリアでも
必要な就航地があったりします
またリコンファーム不要でも
現地滞在先を入れないといけない予約システムのキャリアもあります
より空席を減らそうとする会社側の編み出したシステムですから
当時としては効果が間違いなくあったんだと思います
チャーターができたなんて
そのガイドさんの腕なのか
そのコネのせいなのか・・・・・
多分両方でしょうね
いはちさん
リコンファームを忘れて予約が落ちてしまうのは悲惨ですよね
私もこの時は帰国がずれるものと覚悟をしました。
長沙からですとなかなか陸路での移動とも行きませんから
件のカップルは翌日には帰れたんですかねぇ・・・
あさとさん
今ではリコンファームという手続きを知らない人も多いかもしれませんね
話題にした中国での出来事のあとにアルバイトをした旅行会社でも
なんどか顧客の予約のリコンファームを経験しました
当時は効果があったシステムなのでしょうね
チャーター便が飛んだときは本当に驚きました。
と、同時にこの国はコネというものが非常に大き意味を持つ国なのだな
ということを実感しました。
こんにちは。リコンファームって、話だけは聞いたことがあるのですが、私は実際にやったことがありません。若いときは海外旅行といえば必ずパッケージツアーを利用していましたので……。今はインターネットのおかげで、個人での海外旅行が本当に手軽になりましたよね。
Akikoさん
私のv場合は個人旅行が多いので、パックツアーってあまり利用した
ことがありません。最後にパッケージのツアーを利用したのは
2007年のバリ島に行った時が最後かもしれません。
一昔前とは違って海外旅行も手軽になりましたね。
かつては日本航空の上海線でもリコンファームをしましたけどね。
今はリコンファームなんてやらない人も多いのでしょうね。
この前のガルーダのときだって何もしませんでしたよ。
私は何年か前の香港⇒ニューデリーに移動の際のエアーインディアでやりましたよ。
香港に到着したときに、エアーインディアカウンターで手続きをしてしまおうと思ったのですが係員がおらず、後に電話でリコンファームしたのを覚えています。
電話越しの”ヒングリッシュ”で苦戦しました(笑)
Dr.鉄路迷さん
旅行会社でバイトしていた時はJALにもリコンファームの電話を
したことが私もありますよ。旅行会社で手配した場合は、そうした
面倒かつミスが発生しそうな手続きは旅行者が代行しますからね
でも今はほとんどの会社が必要としなくなりました。
餌釣師さん
インドの英語はなれないと苦労しますよね。
私も以前に「サルベール、サルベール」というので何だろうと思って
いたら、Server でした(笑)