以前にタイのバート・ブラチャーチョン(国民IDカード)話を書いたがそのついでで、タイの住民票関連の話を書いてみようと思う。日本では何かで住民票が必要となった場合には、市役所に行って取得するというのが一般的である。住民票は市区町村が管理し住民は必要に応じ、その写しを取得するという形である。
タイでも住民票のようなものは存在する。タピアンバーン(住居登録証)というものがそれだ。しかしその運用はタイでは大きく異なる。タピアンバーンは各世帯ごとに発給され、各世帯自身でそれを管理するという形がとられている。戸籍関係の手続きをしたり、パスポートの発給などの際には自宅で保管しているタピアンバーンを持っていき手続きをするという形になる。日本にように市役所に行って住民票を取得するという手続きを行う事はない。
こう書くと真っ先に思い浮かぶのが、火災や天災で消失した場合はどうなるかという事である。残念ながらこれについては、周囲のタイ人に聞いてもなくした事がないからわからないとの答えしか返ってこないが、おそらく市役所等で必要な申請をすれば再発行してもらえるのだと思う。
なぜこのような制度になっているのかは不明であるが、国によって制度が様々であることを実感するエピソードである。
こちらがタピアンバーンの表紙。中には家族に関する情報が書かれています。
タイ文字なので私は読めませんが・・・
どちらが基本なんでしょうね
役所に取りに行くという形態しか知らないので・・・
ただ原始的なものが最初にあり機と言うことなら
タイ式の方がそうなんだろうかと思ってしまいます
もちろんどちらが便利かと言うと
私のような忘れやすく大雑把な性格の人間は
確かに保管してくれる所が自分以外にある方が良いですね
私も印鑑登録証などの重要書類は
どこにしまったのか?すぐに忘れてしまう
タイプなので、この様な物は手元にでは無く
役所にあると良いのですが。
たぶん役所も保管する場所に困るから
本人に渡してしまうのかもしれませんね。
台帳だけ有れば良いのですから。
ちなみに私は
パスポートや印鑑登録証は銀行の貸金庫に
入れてあるんです。だから急に出かける事に
なったら、土日出発は無理ですね。
あさとさん
世界的に見たらどちらがスタンダードなのでしょうね
でも確かに役所できちんと管理してくれるほうが住民としては
楽ですし安心感がありますね。
個人に持たせるというのはやはり、お役所の事情のような気がします。
いはちさん
パスポートや印鑑を貸金庫に入れておくとは厳重ですね。
私なんかはいい加減に引き出しに入れてしまっています。
日本人の感覚からするとやはり本来はお役所で管理するべき
代物のような気もしますね
日本て以前からIDカードが無い事が不思議でした。
確かに多くの人は自動車運転免許証で間にあわせてますが、免許の取得の際に住民票を使う⇒だから免許の記載は正しいって感じで、いわゆるA=B、B=C、ゆえにA=Cみたいな理屈で成り立っているだけの様な気がします。
なおかつ、個人情報保護だか何だかでその免許証が本物かどうか確かめる術がない。
中国なんかはID入れると本人か否かの確認できる仕組みが開放されてますからねぇ・・・性悪説ゆえですが(笑)
それこそ日本は性善説ゆえに穴だらけですが、充分機能してるのが凄いです。
日本以外の国が日本と同じ管理方式を取ったら、役所が大混乱を起こすと思いますけどね。
餌釣師さん
諸外国を見た場合にIDカードがない国ってマイノリティーなのかなと
思ってしまいますね。私もなんで日本ではそういうものがないのだろうと
思っていました。それでいて昨今のマイナンバー導入や、住基ネットの
導入の際には反対する人がいたりしますし・・・
中国でもタイでもホテルに泊まる際にIDカードをチェックされたりしますね。