「アマゾンプライム電話01208」の謎

先日、クレジットカードの利用明細を見ていたら、利用した覚えがない請求があった。その利用内容には「アマゾンプライム電話01208」請求金額は、3,900円となっていた。
小生が頻繁に利用するAmazonであるが、通常日本のAmazonで買い物しクレジットカード決済した場合の利用内容は「AMAZON.CO.JP」となる。中国のAmazonなら「PES*AMAZON.CN / AMAZ BEIJING」である。しかし電話に関する取引をAmazonとした事はないし、カード利用日とAmazonの購入履歴を突合しても該当する買い物はなかった。そこで利用内容にある、「アマゾンプライム電話01208」という文言をネットで検索してみるとどうやらAmazon primeの年会費の請求であると言う事がわかった。
Amazon では「お急ぎ便」という速達サービスを行っている。このサービスには350~500円の手数料がかかる。しかし3,900円の年会費を払いAmazon prime 会員になるとこの手数料が無料になる。1年ほど前に、Amazon からスペシャルプロモーションとして初年度年会費無料になるキャンペーンがあったので、prime会員になっていたのである。最初に登録して1年になるのがいつである等と言う事は全く意識せずにいたのだが、先日に1年が経過し翌年分の年会費が徴収されたようである。
しかしこの更新に関してはユーザが何もアクションしないと、自動的に更新され年会費が請求されるようになっている。更新時期が迫って来た事を知らせる案内も一切ないために、クレジットカードの明細を見て初めてprime会員の資格が自動更新されたことに気がつく事となる。同じ経験をしている人は多いようでネットでも、「勝手に請求された」などとする書き込みも多い。
恐らく申込時に自動更新すると言う事がどこかに書いてあり、それに同意したと言う事になっているのであろうが、1年前の事を詳細に覚えている人はほぼ皆無であろう。更新の1ヵ月前に「Prime会員の資格更新の時期が近づいてきました」と1通メールを送るだけで、ユーザに意識付けする事は可能であるし、ユーザ側からも「勝手に請求された」なんて反応はなくなる。しかもそんなことは簡単なプログラムで自動的に行う事で可能となるのだ。そういう事をしないと言うはコンシューマを相手にする企業の姿勢としては問題があると言わざるを得ない。
ちなみにAmazon Primeの自動更新は以下の手順で解除できる。現在、Amazon Prime会員になっている方は設定の確認をしておくことをお勧めしたい。
【Amazon Primeの自動更新解除法】
1. AmazonメインページにIDとパスでログインする
2. アカウントサービスに行く
3. Amazonプライム会員情報の管理を選択
4. 「自動更新しない」ボタンをクリック
5. ポップアップ画面で「自動更新機能をOFFにする」を選択

8 responses on 「アマゾンプライム電話01208」の謎

  1. いはち より:

    はい。
    実は私もアマゾンプライム電話01208と
    言う謎の請求が来ていて、びっくりしました。
    たぶんま~くさんと同じ事例だと思います。
    私の場合はメールでのやりとりで
    この解除のしかたを教わり、事なきを得ました。
    もちろん年会費もカード請求時に相殺されたと
    思いますが。
    確かに企業としての姿勢を疑ってしまいます。

  2. 餌釣師 より:

    まぁ契約社会の欧米企業ならではですね。
    スタンスの違いというか・・・
    最初はタダで使わせるのも、日本だと「まずはご評価ください」というスタンスで『お客様になって頂く』ですが、欧米では「撒餌」ないしは「将来への先行投資」であって、『客は刈り取る(ないしは狩る)もの』ですからね(笑)

  3. あさと より:

    そうなんです
    ですので私のような大雑把でいい加減な正確な人間は
    初年度タダ
    3ヶ月無料
    といううたい文句には引っ掛からないように
    たとえ総額得になる計算でも私は絶対に参加しないようにしてるんです
    そうしないと
    これは得
    あれは○年目でトントンとか
    いくつも違う事例が増えますと
    今の年齢の私が覚えていても
    数年後の私が覚えている確率はぐんと下がるような年齢ですから・・・・・
    話は変わりますが
    昔あの・・・サイトに入ったことがあるんですが
    クレジット継続が解らずに1年過ごしたことがありました(笑)
    アメリカなんかでは課金制度がクレジット継続と言うのが殆どですね

  4. ま~く より:

    いはちさん
    同じ事例に遭遇されたんですね。
    更新後に一度もプライム発送を利用しない状態でクレームすると
    全額返金されるようですが、こちらからアクションを起こさないと
    そのままと言うのがアメリカらしいと言えばらしいですね。
    Amazonはカスタマーサービスの対応も悪いですし、そのうち
    東芝のコールセンターの事案のような事が起きるのではと思っています

  5. ま~く より:

    餌釣師さん
    確かに米国流のスタンスなんでしょうね。
    少し日本人には慣れないスタンスなのかネットでも批判的な
    記載を目にします
    中古品を「買い取ります」から「お売りください」と変更して
    業績を伸ばした会社がありますが、こういう事例はやはり
    日本的なんでしょうね

  6. ま~く より:

    あさとさん
    誘い文句に誘導されないというスタンスはこう言う事案に逢わない
    一番の有効策かもしれませんね。特に毎月課金されるものなら
    別ですが、一年に1回と言うのは期限を意識しにくいです。
    クレジットによる自動継続は、いくつか私も経験していますが
    どれも解約のタイミングを意識しにくいです。

  7. Minh より:

    助かります。
    今日クレジットの利用詳細がきて、全く覚えがない3900円の請求はなにか心配しましたが、Google経由でま~くさんのポストを見つかりました。
    私は1月に気づかないでプライムの無料体験を申込みましたが、自動更新はホントに親切でないと思います。

  8. ま~く より:

    Minh さん
    コメントありがとうございます。
    自動更新というのはユーザにとってはわかりにくいし不親切ですね
    私がこうして書いた記事がお役に立ったのであれば幸いです

ま~く へ返信する コメントをキャンセル

※メールアドレスは管理者のみに通知されます。