先週末の日曜日は節分と重なり、各地で節分行事が行われた様子が報道されていた。小生も地元にある中山法華経寺を訪問し、節分行事に参加してきた。中山法華経寺での節分追儺式では、ゲストの芸能人・文化人が訪れることでも知られるが、そんな華やかな雰囲気とは趣きを異にする髪も髭も伸び放題な白装束の男たちが目に入る。
これは百日大荒行中の修行僧たちの姿である。百日大荒行とは11月1日から翌年2月10日の間、全国から集まった僧侶が境内にある『常修殿』という堂に籠もり修行を行うものである。参加ができる僧侶は日蓮宗の僧侶であれば誰でも良いわけではなく、修法規程にのっとった僧侶のみが対象となる
荒行の期間中の僧侶は、毎朝2時に起床し夜11時までの就寝までに寒水に身を清める水行を一日7回行い、その合間には「万巻の読経」「木剣相承」相伝書の「書写行」などの修行が行われる。また食事は朝夕二回、梅干し一個の白粥のみとのことでその様は、「止暇断眠・読経三昧」と称される過酷なものである。
きれいに剃髪し身を清めて荒行に入るのであるが、荒行の期間中は剃髪も髭剃りもしないので、節分のこの時期になると髪も髭も伸び放題の状態となる。そして2月10日午前6時になると、修行僧たちは『常修殿』を出て檀家、家族、友人が出迎え、大荒行成満会(じょうまんえ)という行事が行われる。
節分追儺式はそんな修行僧達に荒行が終わりに近づいた事を実感させるとともに、荒行期間中数少ない『常修殿』を出る機会のようである。中には豆まきの最中に笑顔を見せる修行僧もおり、厳しい修行のなかで気分転換のできるひと時なのかも知れないと感じた。
参道には私の好きな「きぬかつぎ」が売っています。帰りに買いましょう。
本堂に到着しました。やはり通常よりも人が多いです。
本堂脇の豆めきを行う場所はこの人だかりです。
以前にはなかった警官の姿も目に付きます。
修行僧達が本堂に向かいます
豆まきが始まりゲストが最前列に来ます。一応ぼかしを入れておきます
ちなみにゲストの名前はこんな感じで貼りだされています。
そういえば、きぬかつぎを買うのを忘れました。。。。
成田山新勝寺は綾瀬はるかさんが来ていたようですが
こちらはこのメンバーだったんですね。
百日大荒行ですか・・私にはとても・・・
日蓮宗じゃ無くて良かったです。って僧侶ではありませんが。
かなり前の方に構えたていたのですね。
良い運を掴んだ事でしょう。
荒行堂の修業はすごいですね。
以前はここに来ていたのですが、最近は地元のお寺に行くようになったので10年くらいここには来ていません。
ゲストにぼかしを入れても数人はなんとなくわかりますね(笑)
子供の頃、私も近所の寺の節分によく行きました。
芸能人やスポーツ選手を(タダで)間近に見る絶好のチャンス・・・という邪ま?な動機でしたが(笑)
私も美輪さんとはるなさんは「色」で判りました!(爆)
関東で豆まきと言えば新勝寺ですが
確か敵だったんですよね
関西でもあることはありますが
なぜかこういう行事は関東が中心なんですね
えべっさんと関係があるのかなあ・・・・
日蓮宗で修業があるというのが珍しく感じます
修行と言えば
禅宗や真言・天台の密教系だとばかり思っていました
いはちさん
成田山新勝寺は毎年大河ドラマの出演者や横綱が参加しますので
NHKのニュースでは必ず取り上げられますね。
こちらでは毎年ある程度のゲストは固定化されていますが
少しづつ増えているように思います。
実際に豆まきが始まってからはかなりゲストに近い位置まで
接近できましたよ
Dr.鉄路迷さん
共和国からですとこちらまでは少し遠いですからね。
個人の特定を避けるためではなく、肖像権に配慮してのぼかし加工
ですが、特徴的な方はやはりぼかしが入っても分かりますね
餌釣師さん
美輪さんとはるなさんはやはり分かりやすいですね。
私も子供の頃はそんな感覚で豆まきに参加していました。
あさとさん
私の以前の記事の、記述が良くなかったようですね
940年に成田山新勝寺では、平将門の乱平定祈願の不動護摩儀式を
行った事があります。そのため平将門を祭神とする東京・神田明神とは
あまり良い関係にはありません。
こちらの中山法華経寺は日蓮宗の総本山ですが、日蓮の教え自体は
真言密教をベースにしている事もありますが、真言宗智山派の新勝寺とは
悪い関係ではないと思います。密教系の宗派の荒行が厳しいのは知られて
いますが日蓮宗も前述のような経緯がありますので共通部分があるのかも
しれませんね。