このところ連日のように中国の大気汚染がニュースになっている。中国人自身がこの問題に敏感になっている様子は、以前の餌釣師さんのブログでも紹介されていた。中国当局もこの問題に関しては情報開示を行っており、いくつかの方法で大気汚染状況について情報公開を行っている。今回はそんな情報を入手できる方法を二つ紹介しようと思う。
最初に紹介するのは、ウェブサイトで公開されている情報である。こちら(→情報提供サイト)では中国各地の主要都市の大気汚染情報を汚染物質ごとに確認できるようになっている。このサイトを見ていると、どこの都市も週末には指数が低下するものの平日になると指数が上昇する傾向があるようである。
また情報提供されてる都市は限られるものの、もっと手軽にスマートフォンで大気汚染情報を確認するアプリもある。
-> iOS向けアプリ
-> Androidアプリ
こちらのアプリを立ち上げると、あらかじめ登録した上海市内の観測拠点における汚染状況が数値とともに、キャラクターの表情や髪の毛の状態を変化させて表示される。
ああ言ったお国柄だけに、公表されている観測指数がどの程度の信憑性のある数値なのかはわからないが、情報公開をしようという姿勢はこれまでの中国当局にはなかったものと言えると思う。ただ大気汚染状況に関する動静は様々に伝わってくるものの肝心の根本対策に関する情報はあまり聞こえてこない。中国当局には早急な解決に向けた取り組みを本格化して欲しいものである。
iPhoneでアプリを立ち上げると、こんな風にキャラクターとともに表示されます。
参考になります。
今度広東省にいくので、参考にします。
気温も出ているので助かりました。
情報開示をしているところに、今までとは違った姿勢を感じてはいるのですが、その一方で流石に目に見えるものですから隠しようがなかったのかな?とも思ってはいます。
実際、放射能の数値に関しては公開してませんからね(香港から入ってくる情報のみで)
どちらにせよ切羽詰った状況には変わりなく。
その一方で法規制(・・・というか規制はあるのに取り締まらない?)に乗り出せば工業製品のコストアップに繋がり、国際競争力が失われるのは目に見えています。
どこを着地点にするのか見ものですね。
ただ中国政府が
大気汚染の原因が
個人の暖房の取り方にある・・・等と言って
石炭暖房なんかのせいにする部分が大きいと聞きます
情報開示ももちろん第一歩として大事ですが
実際に大気汚染を改善することをしようとするかが
一番の問題点です
経済成長の陰には環境破壊がつきものですね。
かつてのこの国もそうでしたが、事業主や
個人がどれだけ環境に配慮できるかという
方向に持って行くにはどう指導すれば良いのか?
を考えているのでしょうかね。
まあ、やることはやっている的なやっつけ仕事にも見えます。
Dr.鉄路迷さん
広東省に行かれるのですか。
広東は滞在した事がないので、一度言ってみたい気がします。
こちらのサイト、是非参考にしてください。
餌釣師さん
折しも全人代が始まりましたのできちんと法規制を議論してほしい
ところですが、今のところそういう話は聞こえてきませんね。
でもたしかに規制を強めれば、価格を武器にアジア・アフリカ市場で
シェアを獲得してきた中国企業の重石になりそうですね
あさとさん
おっしゃるように根本的に排気対策を施す事が必要ですね。
日本は公害問題で苦い経験をしていますが、もっと大きな規模で
問題が起きているように思います。
早急に対策を講じてほしいものですね
いはちさん
日本の例がありますので、排気や排水を垂れ流せば公害が発生する
事は中国でも有識者はわかっていたはずですが、利己主語的な
国民性もあって対策をしてこなかったのでしょう。
海を越えて隣国が迷惑するような事は勘弁してほしいものです