前回に虫の話を書いたが、その関連で虫の話を。。。。
タイの東北部イサーン地方は虫を食べる事でも知られる地域である。かつて
TV番組の『世界ウルルン滞在記』で優木まおみ嬢が、「満腹! タイ 美味しい虫の村に…優木まおみ が出会った」という回で訪れたのも、やはりイサーン地方である。
小生が滞在した地域では、優木まおみ嬢が訪れた村ほど虫食が激しくないところであったが、それでも何度か虫が食卓に上がる事があった。まず最初に上がったのはタガメである。これは細かく砕いて唐辛子と和え、ふりかけのようにしてご飯と一緒に食べる。辛さは別にして原型はとどめていないし、香りがよく日本の米にもあうのではないかと思わせる味であった。
次にでてきたのはコオロギであった。こちらはシンプルに炒めてナンプラーで味付けしたものである。もちろん、そのまんまの形である。食べてみると香ばしいが、それ自体の味は殆どなくサクサクとした食感である。日本でもイナゴを佃煮にして食べる事があるが、あれもイナゴ自体の味は殆どないので同じような感覚である。
そんな虫を食べる様子を見て驚いたのは、イサーンの人たちであった。これまで何度か村を訪れた日本人がいるらしいが、なんの躊躇もなく虫を食べたのは小生が初めてだという事である。
原型をとどめていませんがタガメを干して唐辛子とともに細かく砕いたふりかけです。
後を引く辛さと香りの良さでご飯が進みます。
ある日の朝食の風景です。このうちの。。。
こちらがコオロギのナンプラー炒めです。
口にする機会はありませんでしたが、市場にはアリの子も売っていました
タガメは食べるところがたくさんありそうですね・・・・
コオロギはカンボジア(イサーンと似通った地域ですね)で遭遇したことがありますが
大きさも大きいし
何より街中に大量発生してるので
食べようという考えができてもおかしくないと感じました
躊躇なく食べたなんて・・・・
植物の事は別として、生きているモノを食べると
言う事は、そのものの命を奪う事ですから
昆虫や魚を食べる事の方が、まあ罪は軽いと
考えれば良いのでしょうか。
と言っても私は肉が好きですが。
メダカは美味しいと思います。川や池で育てば
藻しか食べていないでしょうから。
コオロギは・・日本でイナゴを食べる地域も
あるので、そんなにびっくりはしないのですが。
私も普通に食べるかもしれません。
本体はまだしも、あの後ろ足がすこし口の中で引っかかるのがイヤです。
好んで食べるものではないですが、まぁ牡蠣と並べてどっちか食えと言われたらコオロギ食うかな(笑)
タガメはねぇ、水生昆虫は大好きなので飼う分には喜んで世話します。
ただカエルを捕食しているときはグロいですが・・・
原型とどめていないならいけるかなぁ。
でもタガメってカメムシの仲間なんですよね。
臭くなかったですか?
あさとさん
私はお目にかかりませんでしたがタガメは唐揚げにして食べる
という事もあり、バンコク等でも売られているそうです。
食用の虫の中では高級食材らしいです。
稲作をしている地域ではイナゴ類は大量に発生しますからね。
身近にあったものを食用としていったのでしょうね
いはちさん
タイは比較的食べ物が豊富な国ですが、その中でも内陸のイサーンは
貧しいとされている地域です。牛や鶏は大事な家畜ですから
頻繁に食べると言うわけにはいかなかったでしょうから、周囲に
沢山いる虫を食べるという習慣が醸成されたのでしょうね。
日本でも長野県には蜂の子やザザ虫を食べる地域がありますし
イナゴは比較的広範囲で食べられていますね。イナゴの佃煮なんかは
私も日本で食べた経験があります
餌釣師さん
確かにバッタ類は足が口の中で引っかかる感じがありますね。
私のような無頓着な人間はあまり気にしないのですが。。
実は野生の生きてるタガメって見た事がないんです。
ペットショップで見かけた事はありますが、餌やりが大変そうで
飼おうとまで思った事がありません。
おっしゃるように、タガメはカメムシ目に属します。
ですのでやはり臭いはありますが、カメムシのように嫌な臭い
という訳ではなく、むしろ良い香りと言った感じです。
イサーンの人もその香りが好きなようです。