Wat Jedi Chai Mongkhon (วัดเจดีย์ชัยมงคล) -タイ・ソンクラーン録 Vol.27-

イサーン滞在中に唯一、観光らしい事を行ったのが、ワット・チェディ・チャイ・モンコン(プラ・マハ・チェディ・チャイモンコン)と言う寺への訪問であった。この寺は滞在先であるアムナートチャルーンから国道212号線を北上し、さらに西方の山間に入ったロイ・エット街と言う街にある。

この辺りはアユタヤ王朝時代(1350年-1767年)から栄え、サケット・ナコーンという名前で呼ばれていた。サケット・ナコーンは11の門と11の衛星都市を持っていたが、これが101と誇張して喧伝されそのまま街の名前がタイ語で「101」を示す「ロイ・エット」となったと言われている。

そんなロイ・エット中心部から北東に30km行ったところに、ワット・チェディ・チャイ・モンコンはある。実際に行ってみるとかなり急峻な山道を進んでいくことになる。タイ語が読めない外国人にとっては、地元の人の案内なしには訪れるのは不可能と思われる場所である。しかし目的地に近付くにつれ、寺院の仏塔が目に入るようになる。なんでもこの仏塔はタイで最も高いと言われ、イサーンの人では知らぬものはいないと言う事だ。

そして駐車場に車を止め敷地内に入るとその荘厳さには驚く事になる。寺院は街の名前にちなんで高さ101m、幅101m、101ライ(約161.6平方キロメートル、東京ドーム4つ分)の敷地に建てられている。メインの仏塔を中心にいくつもの建物が建てられている。その建物も白壁に金の装飾が施されており、見るものを圧倒する。白壁と金の装飾というのは少しタイ風のものとは違和感があるが、もしかしたら隣国ラオスの影響を受けているのかもしれない。

以前は事情が異なったらしいが、小生が訪問した際には仏塔内に入るにはすべての荷物を置いて素足になることを求められる。しかし荷物はロッカーも何もなく、ただ入口にある台においておくのみである。この時、小生の鞄には運転をする都合上、免許証やパスポートが入っていた。そんな鞄をなんのセキュリティもない場所に放置するわけにはいかず残念ながら、仏塔内部の拝観は断念せざるを得なかった。

とはいえ、寺院の外観、周囲の庭園はどれも素晴らしもので、それを見るだけでも行く価値があったと思えるものであった。

Wat Jedi Chai Mongkhon, roiet

境内の外からも立派な仏塔を見ることができます。

Wat Jedi Chai Mongkhon, roiet

境内に入ってすぐのところにはこんな風に仏像が並んでいます。

Wat Jedi Chai Mongkhon, roiet

境内の真ん中には仏塔がありますが大きすぎて境内では全体が
フレームにはいりきりません

Wat Jedi Chai Mongkhon, roiet

仏塔の周囲にはこんな塔がいくつもあります。

Wat Jedi Chai Mongkhon, roiet

なかをのぞいてみるとこんなものが。何でしょう?

Wat Jedi Chai Mongkhon, roiet

境内の噴水も美しいです。

Wat Jedi Chai Mongkhon, roiet

誰かを案内しているお坊さんの姿がありました。

Wat Jedi Chai Mongkhon, roiet

立派なお寺ですが細かいところを見ると結構大雑把です(笑)

Wat Jedi Chai Mongkhon, roiet

とは言え境内の緑も手入れが行き届いています。

Wat Jedi Chai Mongkhon, roiet

ちょうど蓮の花が咲いていました。

8 responses on Wat Jedi Chai Mongkhon (วัดเจดีย์ชัยมงคล) -タイ・ソンクラーン録 Vol.27-

  1. いはち より:

    はちすの華が咲いていて、金色の女神像から
    水があふれ出ていて・・まるで極楽浄土みたいですね。
    高さが101メートルある様には見えないのですが
    よっぽど広い敷地に建っているのでしょうね。
    荷物ですが、全て置いて行く・・
    ちょっと私もそれは出来ないかもしれませんね。
    ここには悪い人はいないのが前提なのでしょうね。

  2. 餌釣師 より:

    免許とかパスポートだけはポケットに入れていくというのはダメなんでしょうかね?
    なかなか融通が利かないですね。
    折角なら中も見たかったですよね。

  3. Dr.鉄路迷 より:

    まあ、ちょっとくらい大雑把なところを見ると、やはりアジアを感じ、却って「ほっ」としますよ。

  4. あさと より:

    仏塔は間違いなくラオス式ですね
    屋根の尖りもそんな感じです
    もう少し重なった屋根の形状なら
    ここはラオス・・・と言われてもわからないでしょう
    このあたりの寺院で金がたくさんあるのは
    寺自体が金回りが良い
    格式が上のお寺である
    いずれかと思いますが
    名前からみてアユタヤにあります寺院と同じ名前ですので
    間違いなく格式の高いお寺なんでしょうね

  5. ま~く より:

    いはちさん
    こちらの敷地はかなり広いものになります。
    駐車場に車をとめて境内に入るまでに10分弱歩く必要があります
    なかもかなりの広さでしたよ。
    性善説にのとっているのかもしれませんが、もしパスポートを紛失したら
    大変ですので、今回は諦める事にしました。

  6. ま~く より:

    餌釣師さん
    ポケットに入れていくと言うのは、ルールを厳密に解釈すればNGですが
    もしそうしても問題なかったかと思います。現に仏塔の上から携帯で写真を
    とっている人もいましたので。
    しかしこの時の私の格好が問題でした。GパンにTシャツという格好
    でしたのでパスポートが入るのに充分なポケットがなかったのです。

  7. ま~く より:

    Dr.鉄路迷さん
    こういうところはやはりアジアだなと私も感じます。
    でも王室関連施設ではそんな事はないのですけれどね

  8. ま~く より:

    あさとさん
    やはりラオス式なんですね。
    イサーンの場合、地理的にラオスに近い事もあり、イサーン語と
    ラオスの言葉も似ているようでTVでラオスが取り上げられてラオス人が
    話している内容もイサーンの人はある程度理解できるようです。
    こちらの寺院は格式としては間違なく高いものを持っており広い
    イサーンのなかでも有数だという事です。
    > アユタヤにあります寺院と同じ名前です
    そうなんです。やはりアユタヤの方のお寺の方が全タイ的には有名なのか
    検索してもアチラばかり引っかかります


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