タイで涅槃仏というと、バンコクのワット・ポーのものが有名であるが、実はタイ国内には涅槃仏が安置されている寺院は多い。ワット・ローカヤ・スターもやはり涅槃仏を中心とした寺院で、現在は廃寺となっている
ワット・ローカヤ・スターは後期アユタヤ王朝の中期に建立された寺院である。当時は涅槃仏の周囲には仏教施設等もあったと言われている。中心となる涅槃仏は全長28メートル、高さ5メートルあり北方を向いて横たわっている。煉瓦で形を作りその上に漆喰で固めて作るという製法により作られている。
しかしながら、1767年のビルマ軍の侵攻によって寺院は破壊され涅槃仏も大きな損傷をうけることとなる。現在の涅槃仏は1956年に復元されたものである。
現地を訪れてみるとやはりその大きさには圧倒される感がある。周辺に建物がないためにその大きさが、なおさら際立っているように見える。損傷を防ぐためか黄色い布がかけられているのが残念であるが、これだけ巨大な涅槃仏を作ったアユタヤ王朝の力の大きさを感じるには充分な迫力であった。
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【入場料】
無料
ワット・ローカヤ・スターの場所はこんな感じです。
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アユタヤではこんなエレファント・ライドも楽しめます。
ワット・ローカヤ・スターの涅槃仏。4:3の写真では納まらないので
少し縦横比を変えた写真です。
パノラマの写真でも撮影してみました。
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仏像のお顔を撮影。やはり日本の仏像とは表情が違います。
おみ足の方からも撮影
涅槃仏の近くにも赤レンガの寺院跡があります。
私も幾つか涅槃仏を見ていますが、このような
楽しそうに横たわっている涅槃物は初めてみました。
黄色い布なんですね、これは。
この布を用意するのも大変だったでしょうね。
ここなら象さんに安く乗れるのでしょうか・
ワットポーの涅槃仏も大きいですが、こちらも大きいですね。
象には乗らなかったんんですか?
まぁこちら、その料金もさることながら象つかいのオッチャンが結構チップを要求してくると言われた事があります。
黄色い布は
布というより法衣の意味です
タイ仏教の法衣はこの色です
多分この寝釈迦像も現役時代はきれいな装飾を施されていたのだと思います
寝釈迦の場合は背中に何らかの物語が彫られていたり
足裏に色んな意味の模様があったりするのですが
いはちさん
確かにこちらの涅槃仏の表情は独特ですね。
損傷を受けなかった時代のものも見てみたかったように思います
象に乗るのはそれなりの費用が必要です。
10分当たりいくらという感じだったと思いますが意外と高かった
ように思います。
餌釣師さん
屋外という事もあり、かなり大きく感じました。
ワット・ポーとどちらの方が大きいのでしょうね・・・
エレファントライドは興味はあったのですが、今回は乗りませんでした。
なにせアユタヤ観光がぎゅうぎゅう詰でしたから・・
あさとさん
以前のワット・ローカヤ・スターの写真を見ると何もかけられて
いない状態の写真が多くヒットしますので、比較的最近になって
かけられたもののようですが、あさとさんが行かれた時は
どんな感じだったのでしょうか?
現役時代は確かにいろいろと装飾されていたのでしょうね
当時の様子を見てみたかった気もします