先日はiPhone4のSIMロックを解除した話を書いたが、先週の土曜日になりApple が突如、iPhone5s とiPhone5c のSIMフリー版の販売をApple Storeにて開始した。従来より米国本国では、SIMフリー版とSIMロックが掛ける代わりに端末を割り引いたiPhone を販売していたが、状況は米国と同じになったようである。(→Apple社の販売サイト)
今のところApple からはなんのアナウンスもないため、その真意は不明であるが、今年になり三大携帯電話事業者が揃ってiPhone を取り扱う事になったことも大きく影響している事は間違いない。これまでSIMロックが掛かっていないiPhone を買いたい日本のユーザは、香港版のiPhone などを代理購入業者を通じて手に入れて入手していたが、今後はその必要がなくなる事になる。小生も今度タイに行く際には、SIMフリーのiPhone を購入しようかとも考えていただけにその必要がなくなった形だ。
日本国内でSIMフリーのiPhone を購入すれば、Docomoでもau でもSoftbank でも自由に携帯電話事業者をユーザが選ぶ事ができるし、海外に行けば現地でSIMを購入しそのまま使う事ができるようになる。
ただもう一つ小生が注目している点がある。それはSIMロック版のiPhone の取扱いである。米国Verizonなどでは、2年縛りが終了したユーザから申し出があれば、iPhone にかかっているSIMロックを外すサービスを行っている。日本の携帯電話事業者のこれまでの動きを勘案すると、同様の対応を行う可能性は低いようにも思うが、ユーザとしては是非とも同様の対応を行う事を期待したいと思っている。
キャリア側とメーカー側の攻防ですね。
前者は縛りをかけたいし、後者はキャリア縛りを無くしたい。
まぁユーザー側からしたらメーカーに味方をしたいです。
ただサラリーマンとしてキャリアの立場も重々理解はしています(笑)
日本のキャリアは今後は2社位に統合していかないと収益が上がらないかもしれませんね。
このニュースは数日前に知りましたが
絶対にま~くさんが記事にするだろうと思って待ってたんですが
見事的中しました
餌さんのコメントにあります
「キャリア側とメーカー側の攻防」ですが
基本的には「買ってもらう」メーカー側が弱いのでしょうね
餌釣師さん
メーカとキャリアの関係は、今年に入ってから大きく変わって
来ていますね。Docomo に対しては国内端末メーカの離反が進んで
いますし、そこに台湾・韓国勢が入り込んできています。
他のキャリアも苦しい状況は変わらないので新しいビジネスモデルを
構築していかないとやはり淘汰されてしまうところが出てくる
かもしれませんね
あさとさん
はい、記事にしました(笑)
ガラケーの時代はキャリアが大枠の仕様を決めて、それにあった
端末をメーカが作り全量をキャリアが買い取るというスキームで
したが、スマホの時代になってからは事情が変わってきています。
しかしメーカよりもキャリア側が強い立場にある事は変わりませんね
ただしAppleだけは別で、Appleはキャリアに対して厳しい販売ノルマを
課すことで知られています。DocomoがこれまでiPhone を扱って
こなかったのも、Apple側がDocomoの販売する携帯電話の半分をiPhoneに
するように求め、Docomoがこれを蹴ったとも言われています。