グアム国際空港に到着しチェックインし荷物を預けるエリアに行くと、そこには客のスーツケースを開けて中を検査している係員の姿があった。アメリカではX線だけではなく無作為に荷物を開けて検査する事があるのを知っているとは言え、あまり気分の良くない光景である。行きとは違い今度はTSAロックをした状態で荷物を預ける事となる。
セキュリティチェックで生まれて初めての全身スキャナによる検査を受け、チェックイン時に指定された6番搭乗口に向かう事になった。しかし搭乗口があるべきところには大きなパーテーションがあり先に進めない状態になっている。他の客も回遊魚のようにパーテーションのところで首をひねりながらUターンしてくる。小生も不思議に思いながら、近くにいた警備員に6番搭乗口は何処だ?と聞くと、時間になるとパーテーションが開くから待ってくれとの答えが返ってきた。
何とも不思議な光景であるが、後になってその理由が判明する。たいていの空港では出発者が待つゲートラウンジと、建物の外壁の間には降機してきた人が通る通路がありアクリル板の壁が設置されている場合が多い。そのアクリル板によって出発者と到着者のエリアが隔てられている。しかしグアム国際空港では、その到着者専用の通路がなくそのままでは出発者が待つゲートラウンジに出てしまう作りになっているのだ。
そのため到着便がある時はパーテーションで仕切っておき、到着者専用の通路を作っておき、到着者がいなくなるとパーテーションを撤去して出発者がゲートラウンジに入れるという運用になっているようだ。思い返してみると、到着時もやけに狭い空間を歩かされた記憶がある。
世界の空港は様々とは言え、こう言った運用の空港は初めての経験であった。
「イミグレらしきもの」の列。米国入国の際にはあれこれチェックするのに出国の際には、パスポートをチラッと見る程度。スタンプさえ押しません。
セキュリティを抜けたあたりはこんな感じ。白壁の内装です。
JAL利用でしたらこちらに入れたはずですが、今回は素通り。
ちなみにこの日のJAL便は1時間半ほどのディレイ。成田出発の段階で遅れていたようで、利用者には1,000円の買い物券が配られたようです。
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搭乗口はこんな風にパーテーションで区切られています。
一般的にはきっちりと搭乗エリアと降機エリアはきっちり分けられていますが、
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こちらの空港はこんな運用になっているようです。
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仕方がないのでビールを飲みながら待ちます。そう言えばグアムで飲む初めてのバドワイザーでした。
グアム空港は昔とさほど変わっていないかも
しれません。
最後に行ったのは改修後だったからでしょうか。
昭和の頃はもっと汚かったかも。
パーティションで仕切られるのですか?
抜け出せそうですね。
バドワイザーは何となく薄いビールって感じで
何だか損をしている気がして、あまり私は飲まないですね。
昔はパスポートコントロールを境にエアサイドとランドサイドに分けてただけですからね。
到着者と出発者をわざわざ分ける必要もなかったのでしょう。
他国でどこかセキュリティの緩い国があるとそこを経由してテロが可能になるという考えの元、到着者と出発者が混ざらない様にしたのでしょうね。
日本も以前国内線でこの盲点を付いてハイジャックがおきませんでしたっけ?
伊丹の国際線も
出発客と搭乗客の導線は途中まで一緒でしたし
国内線空港は新しい空港以外ではほぼそうなっていますね
ただお写真のようなパーティーションは私も初めて見ます
不格好ですね(笑)
パーテーションで区切るのは、昔の北京空港みたいですね。
と、いっても、パーテーションというほどのものでもなく、ただのベニヤ板で分けていただけなので、かなり殺風景でしたが。
天下のグアムの空港がいまだにこんな仕切りの仕方をしているなんて・・・。
近いうちにどうにか変化があるかもしれませんね。
いはちさん
グアムの空港は以前と変りませんか?
外観の写真が撮れませんでしたが、車から見た感じでは外観も
南国らしい空港だな、という印象でした。
バドワイザーは私も普段は飲まないのですが、こちらのお店では
バドワイザーかハイネケンしか選択肢がありませんでした。
まぁアメリカですので・・・
餌釣師さん
テロ云々という事がない時代は大まかな区分で良かったものが
厄介な輩の出現で空港側も対応が迫られているのですね
ご指摘のハイジャック事件は1999年のANA61便がハイジャックされ
素人が操縦桿を握った事件ですね。機長が犠牲になった痛ましい
事件でした
あさとさん
伊丹に国際線があった時代はそんな感じだったのですね
グアム空港のパーテーションは場所によっては天井まで届きそうな
ものもありかなり圧迫感がありました。
不格好ですので、もう少し工夫のしようがあるようにも思います
Dr.鉄路迷さん
旧北京空港ではべニア板の仕切りでしたか。
まぁ中国らしいと言えば中国らしいですね(笑)
一応、アメリカですのでこの運用方法は驚きでした。
テロ対策云々は一番うるさい国だと思っていたのですが
リゾート地の空港ではそんなこともないんですね