ベトナムは大乗仏教を信仰している人が国民の約8割を占める国である。そのため街でも仏教寺院を見かけることができる。またホーチミン市内にはチョロンというチャイナタウンも存在し、そこでも寺院を見ることができる。
今回の出張の最終日に、3時間ほどフリーな時間をつくることができたので、そんな寺院のひとつを訪れることにした。覚林寺はベトナム語ではヤックラムと言い、1744年建造の、ホーチミン市で最古とも言われているベトナム仏教寺院である。ガイドブックにはそんな記述があったので、どんな寺院だろうと興味をそそられたのである。
タクシーで乗り付けると、寺院の門をくぐったところでタクシーを降りることになった。タクシーを降りた、その目の前にはこの寺院のシンボルといもいうべき六角形の七重の塔が建っている。塔の目の前には綺麗に彩色された、観音像が立っている。
しかしその様は、小生にとって些か拍子抜けするものでもあった。日本の寺院の感覚からすると、門をくぐり参道を通った先に本堂があると思っていたのであるが、門をくぐってすぐの所にこの塔があるのだ。
境内は塔から奥に続いており大仏や観音像が立っているが、敷地自体はそれほど広いものではなかった。塔のつくりはなかなか見事であるものの、少し期待はずれの参拝となった。
寺院のシンボルの七重の塔。見るべきものはこれだけ。
塔の前の観音像。
塔の中に祭られている仏像。ちなみに塔の上には登れませんでした。
境内には大仏像もありました。
こちらは観音像。これだけ見たら中国みたいですね。
ホンノンボ風に観音像がまつられています。
境内は奇麗な庭園があります。
境内で線香を売るおばちゃん。
こんばんは(*゚ー゚)v
そう言えば、亜細亜の寺院って派手ですよね
と言うかカラフルで豪華なイメージがございます
一方、京都などの日本古来の寺や仏像は大人しい色彩が目立ちます
〜日光東照宮や金閣寺は別格ですが
最後の写真の おばちゃんも売り台もカラフルです
(笑)
よく知らないのですが、お経って 何語なんですか?(笑)
ぜんぜんそゆの疎くて。。(苦笑)
なるほど確かに中国っぽいとこですよねぇ。
一方で塔に登れないのは残念ですね。
その辺は何でも見世物にしてしまう国とは違うようです。
社会主義の国としては宗教は邪魔な存在ですから、中国のように無宗教のようになっちゃっているかと思いました。
こんなに信者はいるんですね。
さとさん
アジアの寺院って確かにカラフルですね。
逆にアジアの人が日本寺院を見ると寂しいという感想を持つようです。
線香屋のおばちゃんですが、最初は花火を売っているのかと思いました(笑)
落武者Rさん
仏教の経典のおおもとは仏陀の生きた古代インドの梵語(サンスクリット語)で書かれていたと思います。仏教の広まりに従って各地でローカライズされた仏典(お経)が生まれたので、各地の言語の仏典もあるようです。
日本は仏教が中国経由で入ってきていますので、漢文体の経典が多いようです。ベトナムの経典は見たことがないですが、中国文化の影響が強い国ですし漢字文化も生き残っていますので、漢文体の経典も多いものと思います。
餌釣師さん
ガイドブックには上からの景色が良いと書いているものもあるので
タイミングによっては登れるのだと思います。
運が悪かっただけかもしれません。
Dr.鉄路迷 さん
ベトナム人の宗教感は日本と似ているかもしれません。
普段はそれほど関心がないけれど、葬祭のときはやはりお世話になるといった感じでしょうか。
ホンノンボがまるでルルドの様にも見えますね。
仏像や観音像はそれぞれ近代的な感じにも見えます。
お経はパーリー語?
いはちさん
仏像や観音像はそれほど古くないようです。
歴史があるという割に、あまり歴史を感じさせない寺院でした。