昨今、AIなるのものが話題になる機会が増えています。なかでも身近なデバイスとしてスマートスピーカという製品がAmazonやLINE、Googleなどから発売されています。スピーカーに向かって話しかけると、いろいろと答えてくれるというものです。
実はスマートスピーカについては、数か月前に越中のL氏と食事をしていた際に、御歳を召したご母堂のためにAmazon echoを買ったという話を伺ったことがあります。その時はそれほど関心を示さなかった小生ですが、ちょっとしたことをきっかけにスマートスピーカの購入を考えるようになりました。前述の3社が発売するスマートスピーカを比較すると以下のようになります。
項目 | Amzon Echo | Google Home | Clova Wave |
---|---|---|---|
音声AI | Alexa | Google Assistance | Clova |
価格 | Echo :11,980円 Echo Plus :17,980円 Dot :5,980円 Echo Spot:14,980円 |
Google Home :14,000円 Mini:6,000円 |
Clova Wave:14,000円 Clova Friends:8,640円 Clova Friends mini:5,400円 |
音質 | ○ | △ | ◎ |
スマートホーム連携 | ○ | ○ | △ |
バッテリー | × | × | ○ |
音声認識の精度 | ○ | ○ | △ |
音楽の再生 | ○ | ○ | ○ |
ニュース・天気予報 | ○ | ○ | ○ |
ラジオ | ○ | ○ | ○ |
アラーム・タイマー | ○ | ○ | ○ |
言葉の検索 | ○ | ◎ | △ |
店情報の検索 | △ | ○ | × |
スケジュール登録・確認 | ○ | ○ | ○ |
リマインダ | ○ | ○ | ○ |
ショッピング | ○ | × | × |
本の朗読 | ○ | × | ○ |
メッセージ送信・読み上げ | × | × | ○ |
電話 | × | × | ○ |
各製品によってできる事に差異がありますので、購入の際には自分の用途に合わせて検討する必要があります。Amazon echoはECサイトの会社だけあって、音声で商品の購入ができるというのは便利そうです。一方で検索サイトのGoogle はお店の情報などの検索などはAndroid端末でも実装されており、それが活かされているように感じます。またLINE のClovaは唯一、バッテリ内蔵となっており室内で移動することも可能となっています。
そんななか小生が着目したのが音声通話機能です。無料通信アプリのLINEらしく、LINEを使ったメッセージの送受信や通話が可能となっています。Amazon echoでもアメリカでは通話も可能なようですが日本版では不可となっており、現時点で通話ができるスマートスピーカは日本でClovaだけとなっています。これはスマホの操作ができない、若年者や高齢者でも使うことができそうです。
そうしてLINE のClovaの購入を決めたわけですが、Clovaも3つの機種があり、これまた若干できる事が違ったりします。
Clova WAVE | Clova Friends | Clova Friends mini | |
---|---|---|---|
|
|
||
価格 | 14,000円 | 8,640円 | 5,400円 |
大きさ | 約 14(幅) x 20(高さ)cm | 約 7(幅) x 17(高さ)cm | 約 7(幅) x 11(高さ)cm |
重さ | 998g | 378g | 258g |
バッテリー性能 | 5,000mAh | 2,850mAh | 2,000mAh |
LINE通話 | × | ○ | ○ |
赤外線家電操作 | ○ | 別売りクレードルで対応 | |
Clova Home機器操作 | ◯ | ◯ | ◯ |
スピーカー音質 | ◯ | △ | △ |
オーディオ出力 | × | × | ◯ |
Clova waveでは赤外線家電操作が標準で可能となっています。スマートスピーカに「テレビをつけて」と言ってテレビをつけることが可能です。小生のように頻繁にテレビのリモコンの捜索をしているような人間には大きな魅力です。一方でClova FriendsやClova Friends miniでも、8月21日に発売になった別売りのクレードルを購入すれば家電操作が可能となっています。
しかし今回はスマートスピーカでの通話が主目的ですので、Clova WAVEは候補から外れます。と、なるとClova FriendsかClova Friends miniの選択になりますが、この二つに関しては性能的には違いがありません。単純に大きさの違いで、大きさの違いによりスピーカの音質が少し変わる程度のようです。こんなものに高音質は求めませんので、価格の安いClova Friends miniを購入することにしました。
そんなわけで、仕事の昼休みにスマホでヨドバシサイトで取り置きをしておいてもらい帰りに店に寄って受け取ってきました。
箱を開けるとこんな風にクマが出てきました。今回はブラウンを選択しています。
入っていたものはこちら、USB-TypeCのケーブルと充電器が付属しています。
さっそくセットアップしていきます。必要なものは、以下の通りです。
- LINEのID
- スマホ(LINEとClovaアプリインストール済)
- Wi/Fi環境
ここで一つ注意が必要なのが、Clova でLINE通話を行う場合、自分のIDから自分のIDへの発信はできないという事です。例えばお父さんが自分のLINE IDでClovaを設定し子供に渡しても、通話はできないという事になります。そういった場合は何らかの方法で、Clova用のLINE IDを用意しておく必要があります。
Clovaに設定したのと同じIDへは発信できない。
Clovaから発信可能なのはClovaに設定したのとは別なIDになります。
設定はスマホなどにインストールしたClovaアプリから行うj事になりますが、それほど難しいことはありません。画面の表示に従って設定すれば問題なく設定が完了します。今回の目的であったLINEでの通話に関しても、Clovaアプリで電話をかける時の相手の名前を登録しておくことになります。(Clovaアプリの通話相手の名前を「ま~く」と登録しておけば、「ねぇClova、ま~くに電話して」というと電話をかけてくれるようになる)
設定が完了すれば
「ねぇClova、今日の天気は?」
「ねぇClova、ラジオをつけて」
「ねぇClova、童話を読んで」
などと話しかければ、きちんと反応してくれます。また問いかけも上のように曖昧ではなく
「ねぇClova、今日の東京の天気は?」
「ねぇClova、東京FMをつけて」
「ねぇClova、桃太郎を読んで」
などと具体的に指示するとより正確に動作してくれるようです。1週間ほど使ってみた感想ですが、他社のスマートスピーカよりもClovaは若年者向きにできている気がします。そのせいか、我が家では幼児が一生懸命これで童話を聞いています。
もっと色んなことが繋がり
機能も増え
すべての家電が何らかのネットワークを持ち
それで暮らしが構成される時代が来ることは目に見えています
私の世代は色んな意味でのボーダーで
パソコン可のボーダーであり
また
次はマルチデバイスのボーダー
なのでこの三年ほどで
基本積極的には必要のない
スマホやタブに手を広げていったのです
今までボーダーの上の範囲内になんとかいたけど
あと10年もすれば
確実に今の脳の能力ではなくなっているわけですから
ボーダーの下に回ってしまう……
そう言う危機感が今あります(笑)
なので
この製品は私などは
無理にでも手を出さねばならないものだと思っています
あさと さん
家電製品がネットワークに接続するようになったのは10年位前からでしょうか。早いうちから東芝なんかはテレビや録画機器をネットワークに接続して外出先からの録画予約や、オンデマンドコンテンツの配信などをしていました。ただほかのメーカはあまり積極的でなかったのか、広まりを見せなかったように思います。とことが最近になってIoTやらAIなどと言われだして、急速にこうした流れが加速したように感じています。
折しもおとといにDock が発売になりましたので、電気をつけるテレビをつける、エアコンをつけるといったことがスマートスピーカを使ってできるようになりました。確かに便利な危機という側面もありますが、おもちゃとして楽しむこともでできうです。
う~ん。アナログ派の私には、たぶん無用の存在だと考えていました。
パソコンが一般に使われだしたのが25年くらい前だとするとこの手の
機械の進歩はすごいですね。
きっと2年以内にはすべての家電にこいつがアクセスするのでは?と
考えると、私も考えなければ・・と思いました。
その時はまた相談に乗ってください。
いはち さん
現在はどのメーカーのスマートスピーカも初号機がリリースされている段階ですので、2つ3つと世代を重ねると機能も洗練されてくると思います。現状ではQ&Aをたくさん蓄積している程度といったレベルですので、自分で考えて受け答えができるというレベルのものではありません。
ですので最後の例でも「エルサのお話読んで」と話しかけても、こいつは理解できません。人間であれば『アナと雪の女王』と脳内変換かけて理解できあますが、こいつには「『アナと雪の女王』を読んで」とタイトルを正確に言わなければいけません。この辺りができるようになるとAIもかなり進むのだと思います。