先日、筑波山に行った際の帰りの事である。筑波から下妻に立ち寄った後、帰宅する事にした。iPhone で経路を確認すると、国道294号線を南下すると取手市で国道6号線に出ることが可能な事がわかった。国道6号線に出てしまえば、そのまま我孫子市や柏市を経由して自宅に戻る事ができる。多少距離があるものの、ルート的には難しいことは一切ない、そう思って帰路に着くことにした。
しかし下妻市から常総市に入ってすぐのところで、問題が発生した。オイルの警告灯が点滅しだしたのである。今日子ちゃん(HONDA TACT)のエンジンは現在の新車のバイクでは見られない2ストロークエンジン(以下、2ストエンジン)である。2ストエンジンではガソリンと一緒にエンジンオイルも燃焼する。そのため定期的にエンジンオイルを補充する必要がある。オイルがない状態で走ると、エンジンは焼付きと言われる現象を起こし、最悪の場合はエンジンが再起不能となる場合がある。
国道沿線に2輪用品店やホームセンターがあれば、そこでオイルを購入して補充すれば良い。しかし常総市北部の国道294号線沿いは畑ばかりで、ホームセンターはおろかガソリンスタンドさえも見当たらない。エンジンの回転数を落とすとオイル警告灯がつかなくなったため、その状態でしばらく走っていたが、そのうち再びオイル警告灯が点滅しだし点灯状態へと変わっていった。
以前にエンジンオイルの変わりにサラダ油を入れて急場をしのいだ人のブログを読んだことがある。今回はそんな事も考えなければならないかななどと思うものの、あたりにはスーパーさえもない状態である。オイル警告灯が点灯状態になって、オイルがどの程度残っているのかはわからないが、焼付きの脅威におびえながら走るのは何とも不安である。しかもエンジンを高速で回せないため、周囲の車とのスピード差も大きく、こちらも危険な状態である。
これはエンジンを止めてオイルが買えるところまで押して歩くかな、と考え始めた頃、ようやく一軒のガソリンスタンドを発見する事が出来た。迷うことなくその、ガソリンスタンドに飛込み何とかオイルの補充をする事が出来た。何とか事なきを得たものの、肝を冷やす経験となったツーリングであった。
筑波研究学園都市の並木道で休憩
先日別アングルの写真を載せましたが見事な並木道です
クルマ移動と違って走っていて思いついたポイントで気軽に止めて写真を撮れるのは良いです。
シートの下って小物入れスペースになっているんですかね?
2ストの場合はいつもオイルのリーッター缶を用意しておかないとですね。
この当時のバイクですので既に分離給油ではあると思いますが、オイル切れを起こした後とかは、本当は混合油にして(ガソリンに少し2ストオイルを直接混ぜる)走ったほうが良いという方もいらっしゃいますね。
あんまり混ぜるとプラグが被るので、要注意ですが・・・
あっ 筑波まではバイクで行かれたのですか~
それはそれは。
私もツーストロークの自動車(笑)に乗っていたので
オイルとの戦いは必至でしたね。
すぐになくなるので4リッター缶を常に助手席に置いて
いたのですが。
オイルライター用の小さな缶に非常用として入れて
どこかにしまっておくと良いですよ。
なるほど、オイルも定期的に補充しないといけないタイプもあるのですね。
しかし、今回はガソリンスタンドに辿りつけて良かったですね。
何らかの警告灯が出たまま走るのは、本当に心臓に悪そうです(^_^;
餌釣師さん
この一件の事を教訓に予備のオイルを積んで走るようにしています。
シートの下がヘルメット収納スペースになっていますので
そちらに常備するようにしています
あまりよくないオイルを使うと、確かにかぶりが発生しますので
確かに注意が必要ですね
いはちさん
2ストの車は種類は少なかったですが、いくつか生産されましたね。
クルマの場合、原付よりもオイルの消費量が多いので
補充するオイルの量も多くなりますからね
餌釣師さんへのリコメににも書きましたように現在では
予備のオイルを0.5L積んで走るようにしています。
くぅねるさん
現在、生産されている自動車、バイクでは2ストエンジンの
ものはありませんのでオイルを補充するタイプのものはありません。
通常はオイルは補充ではなく交換となります。
警告灯が点灯した地点から自宅までは、まだ結構距離がありましたので
本当に困りました。
理解不能の言葉が並んでおります・・・・
33年前に習ったはずなんですがねえ・・・・(爆)
これオイル切れが点灯し続けると
最後はぷすぷす言うのでしょうか
あさとさん
エンジンオイルは金属と金属がこすれあう際の摩擦をなくす
役目を果たしていますので、これが亡なくなると金属同士が直に
擦れあう事になります。ですのでぷすぷすと言ったかわいい
音ではなく、すごい音になるはずです。
経験者によると「パキッ!バリッ!!バキバキバキィィィ・・・・」
と言った音のようです。