バリ島 ジャラン・ジャラン録 Vol.7 – ゴア・ガジャ –

ゴア・ガジャはウブドから5km東にある11世紀頃の遺跡である。ゴアとは、「洞窟」で、ガジャとは「象」を意味するインドネシア語である。

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しかし、バリ島には象は存在しない。そんなバリでなぜ象の洞窟という名前がついたのかや、洞窟入り口の巨大な彫刻が何をモチーフにしたものなのかということに関しては、謎が多く、様々な説がある。(一説にはバリを統治をしていたオランダ人が象に見えたという話もあるが、定かではない)

洞窟内を入ると奥行きはそれほどなくすぐに、T字の分岐点に至る。左右に神が祀られているのだが、こちらは右から回るのが正しい廻り方だそうだ。右に折れて進むと奥には、ヒンズー教の3大神、シヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマを表した3体のリンガ(男根)が祀られている。また反対の左奥には顔が象の神様、ガネーシャが祀られている。かつてこの場所は僧が瞑想したり、睡眠をとったりした場所だといわれている。

この洞窟の存在は14世紀ころから知られていたものの、特徴的な入口の彫刻が発見されたのは1923年とのことである。また1954年になると洞窟の前の沐浴場も発見され、第2次世界大戦以降ではバリ島最高の遺跡発見とされている。

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入口の彫刻は見事です。

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1954年に発見された沐浴場。現在では魚が泳いでいます。

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ヒンドゥー教の3大神あらわしたリンガ。

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左奥にあるガネーシャ像

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沐浴場にはこんなものも。こちらの詳細はわかりません。

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洞窟の入口の左にも小さな祠があり、ガネーシャ像が祀られています。


10 responses on バリ島 ジャラン・ジャラン録 Vol.7 – ゴア・ガジャ –

  1. いはち より:

    うむ~ 日本のお寺さんによく似ているような・・・
    三大神はお地蔵様にも見えますね。
    象は・・昔日本人も想像で書いたように
    こちらでも想像したのかもしれませんね。

  2. さ と より:

    こんばんは(゚▽゚)/
    野生の象はインドとアフリカにしか居ないんでしたっけ
    タイは?
    確かに動物園かサファリパークかサーカスでしか象を見る機会がありません
    [E:coldsweats01]バリの象〜謎ですね

  3. 餌釣師 より:

    海に入る以外にもこんな観光という楽しみもあるんですね。
    あまり行く機会もなくバリ自体がどんなところか判っておりませんでした。

  4. Dr.鉄路迷 より:

    なんか遊園地のアトラクションみたいな入口ですな~。

  5. ま~く より:

    いはち さん
    確かに日本の地蔵にも似た感がありますね。
    像は何かの神様なのだと思いますけれど・・・。

  6. ま~く より:

    さとさん
    象の分布の様子は私は詳しくわかりませんが、バリにいないことは
    確かです。お隣もジャワ島もいないはずです。

  7. ま~く より:

    餌釣師 さん
    バリってビーチリゾートのイメージが強いですからね。
    私も行ってみるまでは、こんな遺跡があるなんてことは知りませんでした。

  8. ま~く より:

    Dr.鉄路迷 さん
    確かにアトラクションの入り口みたいですね。
    バリでは出入り口に魔除けの像を飾ることが多いのですが、これもそんな感じだと思います。

  9. くぅねる より:

    入口の彫刻が特徴的ですね~。
    何か一度入ったら、戻って来れなくなりそうな気がします(笑)。
    さすがに内部は厳かな雰囲気ですね。

  10. ま~く より:

    くぅねる さん
    入口の彫刻が特徴なので、良くバリ観光のパンフレットに写真が使われています。
    確かに中に入るのが怖くなるような雰囲気もありますね。


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