2日目の夕食 -タイ・イサーン疎放録 Vol.20-

故人の祭壇を寺に運び入れたところで、この日の法事の行事は終了です。昼間は様々な人たちが出入りしていましたが、この日の夜は滞在先の家の人たちだけでの夕食となりました。

まず出てきたのはなぜかTボーンステーキです。

そしてヤムマムアン。青いマンゴーのサラダです。言うまでもありませんが激辛です。

「蝙蝠たべるか?」と聴かれて出てきたのはこちら。出てきたものを見ると蝙蝠ではなくオケラでした。私も子供の頃は良く見かけた虫ですが最近は見なくなりました。食べられなくはないですが、決して美味しいものではありませんでした。

法事2日目の様子を紹介した際にも書いたとおり、この日は午後に雨が降りました。イサーンでソンクラーンの時期に雨が降ると姿を現すものがあります。それがマレンマオ(イサーン語では、メーンマオ)です。シロアリの羽蟻です。以前のソンクラーンの滞在の際にはこれが大発生したのは小生の記憶にしっかりと刻まれています。

今回も大発生となるのかなと思ってみていると、姿は現すもののそれほどの大発生とはなりませんでした。それでも壁にとまったマレンマオを狙ってトッケイ(ヤモリ)が姿を現すなど、いつものイサーンの風景です。そんな様子を見ながら待ったりと家人と酒を酌み交わすこととなりました。

6 responses on 2日目の夕食 -タイ・イサーン疎放録 Vol.20-

  1. いはち より:

    そうですね。日本でも羽蟻が大量に発生すると、やがて大雨になります。
    我が家ではエアコンがないので家の中に網戸をかいくぐって入って来てしまうのです。
    辛いのは大丈夫かもしれませんが、虫はちょっと・・イナゴは食べたことがありますよ。
    子供のころは普通に食べていまいたが、現在食べろと言われると、ダメですな。

    1. ま~く より:

      いはちさん

      私はあまり羽蟻の大発生というのは日本では経験したことがないんです。しかもこちらのマレンマオは羽蟻でもシロアリなので厄介な存在だったりします。

      イナゴ程度なら私も子供のころに食べたことがありますので抵抗感はありません。でも最近は滞在先の村の人も私が何でも食べると思ったのか、日本で言うゲテモノ系のものも平気で出してくるようになりました。

  2. あさと より:

    田舎育ちではないので
    歳は食っていても昆虫食は経験ありません
    若いころ信州によく行ってましたからイナゴのことは知っています
    その後インドシナ半島にもよく行ってますのでコオロギのことも・・・
    でもおけらのことは全く知りませんでした
    ゲンゴロウ・タガメなどの甲虫類は
    確かに食されても良い位の肉厚があるのはわかるのですが
    おけらは実際に見たことのない虫なので
    想像もできなかったです

    1. ま~く より:

      あさとさん

      東京に隣接するところで育った私ですが子供の頃に周囲にそれなりの自然はあったのでオケラは捕まえたりしていました。しかし40年経って食べるとは思いませんでしたが、、、

      ご想像の通りあまり食べるところはありませんし、砂っぽくて美味しいという感じではありませんでした。他に食べ物があればそちらを優先しますね

  3. 餌釣師 より:

    オケラかぁ、私も子供時分に数えるほどしか実物を見た事がありません。
    すんでいる場所によってはカブトムシやクワガタよりレアな虫だったりします。
    飼ったり、育てたりするのはOKですが、食べるのは無理です(笑)

    1. ま~く より:

      餌釣師さん

      私はオケラは意外と身近な虫だったのですが、皆さんのコメントを見るとそうでもないようですね。

      まぁ食卓に出てきたとしても通常の日本人は食べたりしないでしょうし、食べてもおいしいものではありません(笑)

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