滞在先の家の娘婿の中には、Qクンという人物がいます。彼はタイで産まれたものの家庭の事情で10歳までハワイに住み教育を受けます。そんな生い立ちですのでQクンはきちんとした英語を操ります。そのためタイ語がまったくできない小生の話相手は必然的にQクンになります。
恥ずかしながらタイの銃に関する現状についてきちんとした知識を持ち合わせていなかったので、そのことについて彼に聞いてみました。すると彼は滔々と以下のような話を聞かせてくれました。
タイでは許可制ではあるが、認可があれは合法的に銃を所持することができる。しかしそれとは別に無許可で銃を所持している人も少なくない。日本と違って(くじ引きとは言え)徴兵制があり銃の扱いに関して知識のある人間も多い。また日本よりも格段に安く入手できるので入手に関するハードルも低い。但し合法・非合法を問わず我々のような大人で銃を所持しているという人はほとんどいない。責任ある大人としてはそんなものに手を出すわけには行かないからね
非合法で銃を所持しているのは殆どがガラの悪い若者である。タイでは喧嘩の際には何よりも相手に勝つことが優先される。初めは口喧嘩であったものが、素手で殴り合い、ビール瓶で相手を殴る、ナイフで刺すとだんだんエスカレートしていく。そして最後に出てくるのが銃だ。銃を使った殺傷事件は頻繁に起きており、これはタイでも大きな社会問題となっている
と、言うような内容でした。自分から話を振っておいてなんですが、次第に酔っ払った頭で難しい話を英語でするのが億劫になってきて、あまり議論が深まらなかったのは残念です。ただタイにおける銃問題の深刻さについては、その一端が分かったように思います。
日本に生まれ育って
銃が狭き門の許可制である中でのわれわれの意識は
その他の国とは違うのは感覚的にはつかみづらい所です
銃の問題は
その問題だけでなくその他の社会問題とも関連しますね
あさとさん
やはり銃に関するに感覚は日本人は諸外国とはちょっと違いがありますよね。この時ははタイの銃事情に関してきちんと理解していなかったこともあり、ちょっとしたカルチャーショック的なところもありました
おいくつになるのか?わかりませんが、銃社会にしっかりとしたビジョンを
持っている人だということはわかりました。
実際米国内で銃を向けられた事があります。恐怖よりも先に「何で拳銃を持ってるの?」
と思いました。その時は同行者がいくらかの金銭を渡して事なきを得ましたが
日本に住んでいると非日常でなければ起きない現象を味わってしまいました。
あさとさんが仰る通り、社会問題とも密接に絡み合っていますね。
日本が平和(だと思っているだけ)すぎるのも・・
いはちさん
Qクンは私よりも少し年下です。どういう訳か私を慕ってくれていますのでいろいろ話をする相手になっています。
米国でそんな経験をされていたんですね。私自身は銃を持ったこともありませんし、そんなことがあったチビってしまいそうです