僧侶の読経が終わると、その場で朝食となりました。祭壇の前に食事を並べ家ごとにその食事を囲むのです。タイでは故人はいつもそばにあると考えるようですので、これは故人と一緒に食事をするという意味合いがあるのかもしれません。
食事が済むと再び男女に分かれます。女性たちは食器を片付けて家に戻ります。男性陣は祭壇を別な場所に運ぶのです。男たちが6人がかりで運んだのは本堂の裏手にある高床式の僧坊です。ここには法事にあわせて仏門修行をする人が本職の僧侶と一緒に寝泊りしています。その僧坊の中に祭壇の上にあるものを運び入れるのです。
祭壇の上には食器や水差し、傘などといった故人があの世で困らないようにと備えられたものとともに、参列者が香典と一緒に持ってきた大量の枕が乗っています。これらをすべて僧坊に納めることになります。すると僧坊の開いている窓に枕を投げ入れ始めたのです。本当は僧坊の入り口から入れるべきなのでしょうが、高床式の僧坊なのでいちいち階段を上り下りするのが面倒ということなのでしょう。
そんなわけで、期せずして○十年ぶりの枕投げを経験することになしました。
僧侶の読経が終わると各家庭が持ち込んだ料理で朝食となります。
食事が済んだ後は僧坊の下に祭壇を移動します。ここで祭壇に備えられているものをすべて僧坊に運び入れるのですが。。。
いちいち運び入れるのは大変なので、枕は枕投げとなりました。
朝食のご飯がもち米であることが良くわかりますね
イサーンでは毎食もち米なのでしょうか
まくら投げと言っても
この形ですと投げやすいですね
物を投げて渡すということに対しては文化的な差がありますが
タイではどうなのでしょうね
欧米では能率やら合理性やらですが・・・・・
あさとさん
イサーンでは毎食、カオニャオが主食として登場します。家にはふつうの米もあるのですが、そういったものを出すのはイサーンの外からゲストが来たような時だけです。私の場合は食事に関してはイサーンスタイルで問題ないと認知されていますので、そういったものが出てくることもありません
本来はものを投げて渡すという事はタイでもよくないこととされますが、この場合はまた別なんだと思います
枕投げですか~。修学旅行みたいですね。
でも、その枕は後程誰かがきちんと並べたりするのでしょうか?
けっこう豪華な朝食ですね。
いはちさん
僧坊の中に今回の法事に際して出家した人達がいますので、中できれいに積み上げていたようです。私自身は僧坊には入っていませんが外からでもその様子は垣間見ることができました。
この日の朝食のメニューは前夜の残り物も結構ありました。前の日に残ったものを翌日食べるという事は結構あります
まくら投げはなんか楽しそう。
本来祭壇も物なのに、このように平気で扱えるのはアジアの大らかさですなあ。
Dr.鉄路迷さん
まくら投げは結構、皆さん楽しんでやっていました。こういう事は言葉がわからなくても楽しいものです。
そういったアバウトさはいかにもタイらしいなと思います(笑)
餌釣師さん
まぁタイですからね。イチイチ階段を上り下りして運ぶのは面倒だと感じるのは日本人より早いでしょう