荷造りが終わりかけたころに、一人の老人がやってきました。
こちらの老人は足が弱っているので普段からこちらの電動の乗り物を愛用しています。小生もイサーンに滞在するたびにこの老人と顔を合わせています。老人は私の顔を見ると近くに来るように言います。私が老人の隣に座ると手首に紐を結んでくれまして
これはプーケンというもので、お坊さんや目上の人が相手の幸せを願って付けてくれるものです。プーケンを結ぶときはお経を唱えながら結び、紐に魂を吹き込みます。プーケンは自然に切れるか1週間ほどしてから切って祭壇に供えるのがタイの流儀のようです。
その後も何人もの人がやってきて、次々とこのプーケンを小生の手首に結んでくれました。そして最終的に小生の手首はこんな感じになります。
こうしてプーケンを結んでもらうとイサーンを離れるのだなという実感が沸いてくるようになります。ただここまでたくさんになるとなかなか「自然に切れる」というわけにはいきません。帰国後1週間ほどして自分で切ることになりました。
※当初、記事タイトルを「サーイシン(สายสิญจน์・聖糸)」としていましたが、サーイシンはお坊さんが結んでくれる時の呼び名で、一般の人が盗んでくれる場合は、プーケンと言うそうです。そのため、記事タイトルを変更しました。
ある意味「ありがたい」事でもありますね。
旅の安全を祈っての事もあるのでしょうね。
ミサンガよりも自然に切れるのは早いかもしれませんが・・
いはちさん
皆さんに旅の安全を祈って頂きましたので感謝の限りです。これって意外と切れないんですよね。放っておくと1か月以上そのままだったりします。
私の所では(ナコンパノム)、プーケンと言います。
紐を結ぶときには空いている方の手を片手でワイ(?)をします。
こちたでは紐は当日を入れて3日で切ることが出来ます。
お年寄りの人に紐を巻いてもらうと、「このおばあちゃんは今まで何万人の人に紐を結んできたのだろう」」といつも思います。
そう思うと、何かパワーのような物を感じますよね。
はぴたい さん
初コメントありがとうございます。
紐を結ぶのは一緒でも地域によって違いもあるんですね。結んでいるときにワイをするのは同じですが、我々のの場合は帰国時にはこれをつけたままでした。
結んでくれる時にお経を唱えているのでやはりご利益はあるような感じになりますね。
紐を巻いてくれる人がお坊さんの場合はサーイシンと言うそうです。
普通の人が紐を巻いてくれるのはプーケンと言います。
私も使い分けていることを知りませんでした。
はぴたい さん
重ねてのコメントありがとうございます。
なるほどそんな違いがあるんですね。大変勉強になりました。するとこの記事のタイトルも変更しないといけませんね。
ありがたいということもそうですが
それよりなんか仲間?だと認められている
その嬉しい気持ちがわいてきますね
あさと さん
まぁ前回の訪問のソンクラーンあたりから確実に待遇が変わった気がします。食事面も特別なことはなくみんなと同じものになっていますし(笑)
こういう道中の願掛けをみんながしてくれるのは嬉しいことですね。
こういうところにアジアの素朴さを感じます。
Dr.鉄路迷 さん
確かにこうしてくれるのは、ありがたいことですし嬉しいですね。確か一番初めの訪タイの際はなかったことですので、受け入れられたという事なのでしょうね