3時間目(第1段階):みきわめ -AT小型二輪免許取得記 Vol.06-

11月17日(日)

AT小型二輪の教習3時間目は、第1段階のみきわめです。配車受付が始まって一番乗りで配車券を受け取り、二輪教習控室に向かいます。ちなみに二輪教習控室の内部はこんな感じです。

この日の指導員は前日同様に3名でしたが、全員前日と違うメンバーでした。一方で教習生は5名で、2名が大型二輪、2名が普通二輪でAT小型二輪は小生のみでした。そのため指導員の配置も免許種別とごとに振り分けられ小生はワンツーマンでの教習となりました。怖そうな感じのスキンヘッドの指導員が担当になりました。しかし実際の教習のなかでは、気さくな良い方でした。

コース説明

開口一番「コースを覚えてきたか?」と聞かれます。前日に貰ったコース図を半分くらいは覚えていましたが、机上だけではかなり怪しいいです。実際に検定コースを意識しながら走ってみないと、やはりなかなか難しいです。しかもコースを覚える必要があるのは2段階に入ってからと思っていたので、そこまで真剣に覚えようとしていませんでした。

すると指導員にコース図の前に連れていかれ、コースの走る順番とウィンカーを出すタイミングを一気に説明します。もう完全に脳みそがオーバーフローです。

一通り説明が終わると外に出て指導員の運転するバイクの後ろに乗り、実際のコースの説明を受けます。前日はAT小型での2人乗りで少々怖い感じがしましたが、この日は400㏄の中型バイクです。AT小型よりもタンデムシートが広く今日の方が安心してタンデムに乗れました。運転だけでなく同乗者の気持ちを感じることができたもの大きな経験でした。

乗車手順

AT小型の教習車を車庫から出してきて、最初に乗車手順を教わります。実際の公道でやっている人はいないでしょうが、教習所では以下の手順でバイクに乗る必要があります。

  1. バイクの横に立ち後方確認
  2. バイクのグリップを握りブレーキをかける
  3. サイドステップを払う
  4. 再度、後方確認
  5. 乗車
  6. ミラー調整
  7. エンジンをかける
  8. 左右の後方確認
  9. 右ウィンカーを出す
  10. 右後方確認
  11. 発車

検定の際は漏れがあると減点されますので、注意が必要ですね。

実車で指導員の後ろを走行

コース説明が終わると実際に自分の運転でコースを回ります。指導員の後ろについていきますので、この段階ではコースを覚えていなくても大丈夫です。しかしいずれは覚えなければ覚えなければならいないコースですので、コースを覚えることを意識しながらついていきます。

コースはスタート地点から周回コースを回り、坂道発進、S字、一本橋、信号の交差点、踏切、信号の交差点、見通しの悪い交差点、急制動、S字(8の字)、クランク、一本橋、ゴールの順です。1段階では段階では一本橋を2回通りますが、2段階では1回目のS字と一本橋がカットになるそうです。

急制動は30km/h以上のスピードを出し指定位置でブレーキをかけ、8m(路面がぬれている場合は11m)以内で止まる必要があります。また一本橋(平均台)では長さが15m、幅が30cm、 高さが5cmの台の上を5秒以上の時間をかけて渡る必要があります。(ちなみに普通二輪では7秒、大型二輪では10秒となる。)

指導員の後ろをついて2周検定コースを回りましたが、125㏄のバイクにも慣れてきてかなり運転が安定してきました。そのため、ウィンカーを出すタイミングにも意識が回るようになってきました。

降車手順

1周目が終わると今度は降車手順の説明を受けます。こちらは以下の手順となります。

  1. 停車
  2. ウィンカーを消す
  3. エンジン停止
  4. 後方確認
  5. 降車
  6. ハンドルを左に切る
  7. サイドステップをかける
  8. 左右の手を離す

すべてが終わるまで、ブレーキをかけたままの状態で行う必要があります。その後、もう1周指導員の後ろについて、検定コースを走りました。

自分が前で走行

3週目は自分が前を走り指導員が後ろを走ります。この時bに明確には言われませんでしたが、この周回がみきわめでした。一度だけコースを間違えそうになりましたが、課題に関しては失敗することなくクリアです。前日に2度失敗した一本橋も、この日は一度も失敗することなく安定してきました。一度乗っかってバランスが取れれば、まったく問題ないです。

ところで通っている教習所のAT小型二輪の教習車は、ウィンカーを戻した後も1回だけ「カチ」っと音が鳴るという特性があるようです。前日はこれがウィンカーが戻っていないのではと焦りましたが、特性がわかれば焦ることもなくなりました。バイクの特性がわかるまでになるとかなり余裕をもって運転できるようになりました。

停車位置もきちんと指定位置に止めることがでで降車すると、その場にバイクを置いたまま二輪教習控室で待つように指示されます。(置き去りにされたバイクは、次の時間で検定試験に使われるそうです)

判定結果

指導員が二輪教習控室に戻ってくると、教習簿の記入を始めます。少しして渡された教習簿のみきわめ実施結果の欄には、見事「良好」に丸がついていました。すると指導員に第2段階の1時間目となるシミュレーター教習に関する注意事項を聞いて、肩を抱かれて終了となりました。

無事に2段階に進みましたので、教習所内の予約機で予約をしてから帰宅となりました。

今回の教習項目

第1段階
No 教習項目 No 教習項目
1 車の取扱い 9 ブレーキ操作
2 自動車の機構と運転装置の取扱い 10 バランスのとり方(直進)
3 運転姿勢 11 バランスのとり方(曲線)
4 ブレーキ操作の仕方 12 車両特性を踏まえた運転
5 発進及び停止の仕方 13 坂道の通過
6 安全走行 14 坂道における停止及び発進
7 円滑な発進・加速 15 オートマチック車の運転
8 速度の調節 16 教習効果の確認(みきわめ)

黄色:今回の教習項目、灰色:教習済の項目、白色:未履修の項目

みきわめをパスしましたので、教習開始から2日で第1段階は終了となりました。

4 responses on 3時間目(第1段階):みきわめ -AT小型二輪免許取得記 Vol.06-

  1. いはち より:

    これだけ細かいともう私には駄目でしょうね。
    退職したら限定解除にチャレンジしようと
    思っていましたが・・
    教官と喧嘩しそうです。

    1. ま~く より:

      いはちさん

      乗車手順や降車手順は実際の街中でこれをやっている人はいませんが、教習所でも一発免許でもこれをしないと不合格となります。手順を覚えて免許を取るために必要と思って割り切って覚えてしまえば、あとは数えながらやればできると思います。

  2. あさと より:

    やはりスムーズに終了されましたね
    普段乗ってらっしゃるので
    教官独特の注意点を押さえていれば
    次の段階も大丈夫でしょうね

    1. ま~く より:

      あさと さん

      おっしゃる通りスクーターの操作に関しては問題はありませんから、あとは本文に書いたような教習所ルールをきちんと覚えることが大事になってくると思います。第2段階はシミュレータが多いので、最後の関門までは順調にいくはずです。


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