2時間目の教習は最初の教習から1時間のインターバルを置いて、シミュレーターによる教習となりました。1階で配車券を受け取った際に、念のためヘルメットは必要か聞くとヘルメットは不要だがグローブは持って行くように言われます。ヘルメットもグローブも不要と思っていただけに聞いておいて良かったです。ここでも免許証の確認が行われます。
二輪のシミュレータ室は2階の一番奥の方にありました。若い男性と二人での教習となりました。
練習走行
最初は練習走行という事で何もないコースをぐるぐると回るように言われます。事前に想定していた通りですが、やはり実車とかなり操作性は違います。しかも思った以上に多くの周回を右回りと左回りで、回った後に若い男性に交代となりました。
周回コース
続いても周回コースを回りますが、練習走行と違って今度は周囲に景色が現れます。そんなコースを1周目はブレーキをかけずに40km/h、2周目はブレーキをかけずに60km/h、3周目はブレーキを使用して80km/hで走行します。速度は指導員が操作するコンピュータでコントロールするので、教習生は加減できません。ここでは走行位置が左に寄りすぎと指摘を受けます。いつも原付で車線の一番左寄りを走行しているのでその癖がでたようです。本来は車線の中央より少し左側を走る必要があるので、注意が必要ですね。ちなみに一緒に教習を受けていた若者は3週目もノンブレーキで走行し、ブレーキを使うよう注意されていました。
急制動
続いて急ブレーキのシミュレーションです。最初はリアブレーキのみ、2回目はフロントブレーキのみ、3回目は前後ブレーキを使って止まるよう指示されます。実車でもフロントブレーキのみで止まろうとすると転倒の恐れがありますが、このシミュレーターではフロントブレーキのみで止まると必ず転倒するようになっているようで小生も若者も2回目は転倒しました。肝心の制動時間は小生は三回とも5秒、若者の方はそれぞれ6秒、7秒、7秒という結果でした。
ただここで指摘されたのはアクセルのグリップの持ち方です。今までは手の甲を前方に向けた状態でグリップを握り、手の甲を上に向ける感じでアクセルを開けていました。しかしそうではなく手の甲を上に向けた状態でグリップを握り、手首を”く”の字にひねるようにしてアクセルを開ける方がフロントのブレーキングがスムーズにいくと言われます。帰宅の際の原付の運転で実際に試してみましたが、確かに言われた通りでした。これまでバイクの乗り方なんて誰にも習ったことはありませんでしたが、なるほどという感じでした。
今回の教習項目
No | 教習項目 | No | 教習項目 |
1 | 車の取扱い | 9 | ブレーキ操作 |
2 | 自動車の機構と運転装置の取扱い | 10 | バランスのとり方(直進) |
3 | 運転姿勢 | 11 | バランスのとり方(曲線) |
4 | ブレーキ操作の仕方 | 12 | 車両特性を踏まえた運転 |
5 | 発進及び停止の仕方 | 13 | 坂道の通過 |
6 | 安全走行 | 14 | 坂道における停止及び発進 |
7 | 円滑な発進・加速 | 15 | オートマチック車の運転 |
8 | 速度の調節 | 16 | 教習効果の確認(みきわめ) |
※黄色:今回の教習項目、灰色:教習済の項目、白色:未履修の項目
なるほど。今はこんな機械で練習ができるんですね。
設備投資にはかなりお金がかかりそうですが、転倒しても
怪我が無いので安心して教習できるんですね。
確かにアクセルグリップの握り方はその通りだと思います。
いはち さん
特殊な機械ですし、そんなにバンバン売れるものでもないので高いのではと思います。警視庁による要求仕様もあるので、かなり特殊なもののようです。
おっしゃるように転倒してもけがをする心配はありませんので、危険な運転をわざとシミュレータで体験させるようです。
見た目はあれですけど
ゲーセンの子供用とは
比べものにならない実車感なのでしょうね
通常はこちらが先ですよね
あさと さん
普通はおっしゃるように「ゲーセンのとは比べ物にならない」、と思いますよね。しかし実はゲーセンのもの方がグラフィックも挙動も圧倒的に上です。民間がリアリティリアリティを追及して作ったものとお役人が机上で仕様を考え出したものの差でしょうね。教習所のものは操作性は全く実車とも異なります