8時間目(第2段階):みきわめ -AT小型二輪免許取得記 Vol.13-

12月7日(土)

雨の土曜日

2段階目の最後のみきわめの日を迎えました。みきわめに通れば翌日に卒業検定を受けることになります。

初めての雨

この日は天気予報では午前中は雨となっていましたが、朝5時に起床してランニングをした際には雨が降っていませんでした。ところが家に戻って朝食を取り、教習所に行く準備をしていると雨が降り出します。いつもは教習所までは原付で行っていましたが、あいにくの天気という事で車で教習所に向かいます。

これまで教習の日に雨が降ったことはありませんでしたし、自動車の教習に通っていた際も雨の日に教習を受けることはありませんでした。そのため雨の中での教習は初めてです。自動車と違い体が露出した二輪の教習ですので、雨をはじく素材の服を準備して教習所に向かいました。

教習の準備

もしみきわめに通らなかったら再履修となります。教習所に到着後に予約状況を見ると、雨のせいか午前中の教習にキャンセルが出たようで、前日にはなかった空きが発生しています。予定通り翌日の卒業検定を受けたいので、万が一みきわめが通らなったらすぐに空いている所で再履修できるよう、その分の教習料金をあらかじめ入金しておきました。

時間になり、配車券を貰い二輪教習控室に行く時に雨の状態を確認すると、ポツポツと降ってはいますが教習には大きな影響はなさそうです。この日の教習は指導員2名に対し、大型ATの40歳代男性、普通二輪の歳代男性、と小生で三名の教習生でした。普通二輪も第2段階のみきわめとの事で、小生と一緒に教習を受けることになりました。

ウォーミングアップ

時間になり二輪教習控室を出ると車庫からバイクを指導員が出してきて教習が開始します。

まずはウォーミングアップでコースを回ります。指導員、普通二輪、小型ATの順で回ることになりましたので、小生が最後尾を走ります。みきわめでは卒業検定の検定コースを回りますが、ウォーミングアップで回ったのは普通二輪の検定コースのようで、小型ATでは走ったことがないクランクやS字なども通過します。後ろから前を行く普通二輪の男性を見ていると、かなりギア操作がぎこちないです。

Bコース

検定コースはAコースとBコースの2通りがありますが、曲がる角が一箇所違うだけで、ほぼ同じです。ウォーミングアップが終わると、まずはBコースから回ることになりました。走る順番は中型二輪、指導員、小生の順になります。ウィンカーを出すタイミングやコースの順番を確認しながら走っていきます。

この時は極力一本橋の乗る速度を落としてみようと試みた結果、一本橋から落ちてしまうというミスが出たのは反省材料でした。そこで指導員にお願いして一本橋だけを再度、トライすると今度は6秒かけて渡ることができました。検定では5秒以上となっていますので、このタイムであれば問題ありません。

この周回で前を行く普通二輪の男性を見ているとウィンカーを出し忘れたり、消し忘れたりとしたミスが多いです。検定コースを回り終えて、停車してもギアをニュートラルに戻さず降りてしまうなど、この日がみきわめと思えないようなミスも多いです。指導員からもウィンカーの出し方がめちゃくちゃなどと注意を受けていました。

Aコース

次いでAコースを回ります。走る順は小生、普通二輪、指導員の順番です。しかし普通二輪の男性がもたもたしているので、すぐに小生との差がついてしまいます。しかも坂道発進でエンストしてしまい、普通二輪も指導員も見えなくなってしまいました。待っていた方が良いのかなと思いながら、ノロノロ走っているとコースを間違えてしまいました。

コースに復帰後も普通二輪との差がついたままですので、小生はほぼ放置状態でコースを回り一本橋だけはタイムをきちんと計ってもらうという感じになりました。そして最後にもう1周Aコースを回ります。この時の順番は普通二輪、指導員、小生という順です。結局、この日の教習では指導員が小生の後ろについて走るという事はなく、自由教習のような状態となりました。

みきわめの結果

二輪教習控室に戻ると、指導員が教習簿に記入を行います。その教習簿には二人ともみきわめの結果に「良好」の欄に丸印がついていました。そこで卒業検定に関する注意事項の説明を受けて、この日の教習は終了となりました。

8時間しかない実技教習のうち半分がシミュレータでしたので、実車の教習はかなり慌ただしかったですが、無事に最小限の教習時間で教習を終えることができました。その後、翌日の卒業検定の予約を済ませて帰宅しました。

今回の教習項目

第2段階
No 教習項目 No 教習項目
1 路上運転に当たっての注意と法規走行 10 カーブの体感走行
2 通行区分など 11 急制動
3 走行ポジションと進路変更 12 回避
4 交差点の通行(直進) 13 ケース・スタディ(交差点)
5 交差点の通行(右折) 14 交通の状況及び道路環境に応じた運転
6 交差点の通行(左折) 15 危険を予測した運転
7 見通しの悪い交差点の通行など 16 高度なバランス走行など
8 安全な速度と車間距離 17 教習効果の確認(みきわめ)
9 カーブの安全走行 学科教習

黄色:今回の教習項目、灰色:教習済の項目、白色:未履修の項目

6 responses on 8時間目(第2段階):みきわめ -AT小型二輪免許取得記 Vol.13-

  1. いはち より:

    へ~。自動二輪の人も見きわめで良好をもらったんですか。
    とりあえずお疲れ様です。
    そういえば、私が二輪の講習を受けていた時は雨はありませんでしたね。
    春先で暖かい季節だったのを覚えています。
    田舎の教習所だったので、適当に時間内に走らされていた感がありますね。

    1. ま~く より:

      いはち さん

      この日は朝にすごく冷えこんで前夜の天気予報では、雪がちらつくかもなんてことを言っていましたが、雨で済んでよかったです。雪の場合は状況によってはさすがに二輪教習は中止になります。

      ある程度、運転に慣れれば自分苦手なところを集中して練習したいので、自由に走らせてくれる方がありがたいですね

  2. あさと より:

    難条件での見極め
    クリアできてよかったです
    一本橋はま~くさんでさえ木から落ちるんですね

    ところでウインカーですが
    最近は車でも
    交差点に入ってから点滅するドライバーが
    大阪では多いです
    曲がるときにつける……
    などと思っているからなのでしょうね
    だから自分の行動に合わせてするのでしょう
    自分が曲がるから出す……ではなく
    曲がることをあらかじめ回りに知らす……
    だと私は勝手に思っています

    1. ま~く より:

      あさと さん

      少ない教習時間ですから色々試してみたんです。普通のバイクなら内股でバイクを挟むことでバランスがとりやすくなるのですが、スクーターの場合はそれができないので実はバランスがとりにくいのです。この日に一本橋を失敗したのはそんなことも影響しています。

      おっしゃる通りウィンカーは周囲に知らせるために出すものです。道路交通法では交差点の30メートル手前でウィンカーを出すよう定められています。しかし実際には右左折に備えて車を寄せる変更があります。進路変更をする場合はその3秒手前でウィンカーを出す必要があるので、実際には30メートル+3秒手前でウィンカーを出すのが正解です。ウィンカーを出して周囲の安全確認をし、3秒後に右左折に備えて車を寄せ、減速して曲がるという手順ですね。

      ただ中には急ブレーキをかけて減速、曲がるのと同時にウィンカーを出すなんて人もいます。これはバイクが車の横を走っていたりするととても危険です。私自身も何度かこうして曲がる車と衝突しそうになったことがあります。そんなこともあり、最近は交差点の手前では車の横にはつかないことにしています

  3. 鉄路迷 より:

    合わせ馬がそんな調子だと、自分もなんかやらかしそうになってしまいますね。
    余計な心配をしたりして。
    指導員もヤキモキしていたでしょうなあ。
    無事、ひとどおり終わってよかったですね。

    1. ま~く より:

      Dr.鉄路迷 さん

      実際に私もコース間違いを犯してしまいましたけれどね。まぁ余計なところに気が行って集中できないとミスも起きますね。既定通りの時間で教習が終わったのは良かったです。ただ実車に乗った時間が短いのでもう少し練習したいなという感じがしました。


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