千葉運転免許センター(幕張)で併記手続き -AT小型二輪免許取得記 Vol.16-

手続きの内容

併記

教習所を無事に卒業できたら、あとは免許証センターに行って手続きをするだけです。小生のようにすでに何らかの運転免許を持っている人が、別な運転免許を取得した場合は、その事を免許証に記載します。既存の免許証は期限を迎えていませんので、更新ではなく併記という手続きになります。

千葉県の場合、併記の手続きは幕張にある千葉運転免許センター(一般的には、幕張免許センターと言われますね)と流山運転免許センターの2か所でのみ行えます。受付時間はいづれのセンターでも、平日の以下の時間のみとなっています。

  • 午前8時30分から9時まで
  • 午後1時から1時30分まで

午前も午後も30分のみですので、注意が必要です。

必要書類

教習所を卒業した人の場合、併記にあたって免許センターに持参する書類は以下の通りです。

  1. 指定自動車教習所の卒業証明書
  2. 申請用写真
  3. 受験手数料1,750円、免許証交付手数料2,050円
  4. 運転免許証
  5. 住民票(外国籍の場合)
  6. 在留カード、特別永住者証明書等(外国籍の場合)

申請用紙は通常の場合は免許センターの受付で貰うのですが、小生の卒業した教習所では卒業した際に印字した状態で申請書を作成してくれていました。また千葉県の場合、交付手数料など支払いには千葉県収入証紙を購入する必要がありますが、こちらも教習所で購入していました。

実際の手続き

免許センターへ

幕張にある千葉運転免許センターへは、12月12日に行ってきました。この日は会社は休みを取っていましたが、午前中は別件の用事がありましたので、午後の受付時間に間に合うように家を出ます。

少し余裕を持って出たのに加え途中で渋滞がなかったこともあり、免許センターへは12時頃に到着しました。通常であれば、1番窓口で申請書を貰い、2番窓口で千葉県収入証紙を購入する必要があります。

ところが前述の通り必要書類はすべてそろっていますので受付による必要がないようにも思いましたが、すいていましたので一応寄ってみます。受付の女性は小生の持参した書類を確認すると、ホチキスで止めただけでした。

時間つぶし①

手続きが始まるのは13時からですので、約1時間ほど空き時間があります。

いつもはたくさんの人が並んでいる免許更新の3番窓口も、昼時ですので誰も並んでいません。そこで腹ごしらえすることにします。向かった先はこちらです。

そこで免許センター内の食堂です。1月に国際免許の申請に来たときは、日替わり丼の麻婆丼が美味しかった記憶があります。今回は日替わり丼がありませんでしたので、注文したのはこちらでした。

カツカレー(800円)です。まぁこういう場所ですし、万人向けの味です。

昼食を食べ終えると、2人ほど並んでいましたので小生も並ぶことにします。併記をする人が並ぶのは、こちらの7番窓口です。

適性検査/写真撮影

適性検査というと仰々しく感じますが、要は視力検査です。視力と色覚の検査が行われます。(大型自働車や牽引免許の場合は、加えて深視力検査)小生は普段から眼鏡をかけており、この時も眼鏡をかけていました。すると担当の女性が「眼鏡がないと両目でどのくらいの視力ですか?」と尋ねてきます。小生が「0.5くらい」というと、では最初に裸眼で測りましょうといわれます。

裸眼での視力検査、眼鏡をかけての視力検査、色覚検査が行われ適性検査が終了します。次いで写真撮影が行われ、手続きは完了です。この時は気が付かなかったのですが、適正検査が後で思わぬ結果につながる事になります。

写真撮影の際に渡された控えには、新しい免許証は14時30分から2階で渡すと書かれていました。免許証の更新手続きと異なり講習の受講はありませんので、手続きは写真撮影までですべて完了です。写真撮影までは5分ほどで終了していましたので、1時間半ほどの空き時間が発生します。

時間つぶし②

免許の更新時には、免許証センターの敷地内にある献血ルームで献血するのが恒例となっています。

ところが献血ルームに行くと、昼休みが13時から14時までとなっていました。そのため献血も行えず、何もすることがない状態で時間つぶしをする羽目になりました。そこで免許センター内をぶらぶらします。

今まで行った事がない二輪試験棟なんかにも行ってみます。今回は教習所に通って免許を取得しましたが、一発試験を受ける場合はこちらで試験になります。

用がない二輪試験棟には入れませんので本館に戻ります。1階のロビーにはこんなコーナーもあります。しかしなかにあるものは・・・

薄汚れたぬいぐるみが3つあるだけです。サンタクロースのぬいぐるみは12月だからではなく、一年中このぬいぐるみです。こんな状態ですので、ここで遊んでいる子供を見たことがありません。

ロビーの片隅にはおむつ交換のためのベッドもあります。しかしなんの囲いもないオープンな場所で、おむつを交換するのは赤ん坊と言えど抵抗があります。子供向けの施設は、なんかやっつけ感が満載の設備です。授乳室やキッズルームを設置している埼玉県を見習ってほしいものです。

待望の免許証

14時30分ピッタリに免許の交付が始まります。大型特殊や牽引、中型、準中型などの四輪の免許から交付が行われ自動二輪は最後となります。ちなみに免許証の更新の際に、希望者には古い免許に穴をあけたものを返却してもらえますが、併記の場合はそれはできないそうで、それまでの免許証は必ず回収されます。

そして待望の免許の記載を確認すると、普通自動二輪の記載が追加されています。これでようやく125㏄までのバイクに乗れるようになりました。また無事に免許の取得年月日に「令和01年」の表記が記載されました。この日付は免許証を更新してもずっと記載されますので、どうしても令和1年という記載を残したかったのです。

余談ですが、自動車の免許の取得の際は3並びを狙ったのですが、平成3年3月3日は日曜日でしたので、それができなかったのです。ところで今回の併記では2点ほど想定外のことがありました。それがこちらです。

一つ目は「優良」とあるようにゴールド免許への復帰です。最後に違反で検挙された日を覚えていませんでしたが、今回の併記まではブルーのままで、(何もなければ)3年後の更新時にゴールド復帰だと思っていました。

二つ目は免許の条件等の「眼鏡等(小特車及び原付車を除く)」との記載です。これには少し説明が必要だと思います。実は運転する車種によって求められる視力には違いがあり、以下のように定められています。

免許種別 必要視力
中型免許(8t限定)
準中型免許(5t限定)
普通免許
自動二輪
・両眼で0.7以上
・片眼で0.3以上
※片眼が0.3未満の場合は他眼の視力が0.7以上で視野が左右150度以上
中型免許
大型免許
準中型免許
けん引免許
第二種免許(普通・中型・大型)
・両眼で0.8以上
・片眼で0.5以上
・深視力検査3回の平均誤差が2cm以下
小型特殊
原付免許
・両眼で0.5以上
※片眼が見えない場合は他眼の視力が0.5以上で視野が左右150度以上

50㏄以下の原付バイクや小型特殊車両は両目で0.5以上の視力があれば良いとされていますが、中型自動車(8t限定)や自動二輪で求められる視力は両目で0.7となっています。適性検査を受けた際には、その結果についてなにも言われませんでしたが、裸眼で測った両目の視力が0.5に達していたようです。そのため原付バイクに乗る際の、眼鏡使用の条件が外れたのです。

一方で中型自動車(8t限定)や自動二輪の運転に必要な0.7には達していなかったので、自動車や51㏄以上のバイクに乗る際は引き続き眼鏡使用が条件となったようです。そのため「眼鏡等(小特車及び原付車を除く)」となんとも複雑な条件が付くことになりました。とは言え安全のためには、やはり今後も原付バイクを運転する際には、眼鏡をかけて運転することは間違いないです。

総括

併記に関して

思いがけないゴールド免許復帰で、新しい有効期限は令和6年までとなりました。自動車の任意保険の保険料も少し安くなりますし、これは良かったです。保険に関して言えば、125㏄までのバイクなら、自動車の任意保険のファミリーバイク特約が使えるので自動車とバイクで、それぞれ任意保険に入る必要もありません。

これでいよいよ次は実際にどんなバイクに乗るかです。新車にするか割安な中古を探すか、どのメーカのどの車種にするか悩みが尽きないところです。ただ原付に乗り始めてずっと縛られていた30km/h制限や二段階右折の呪縛から解き放たれるのも、もう少しとなります。1年経てば二人乗りも解禁になりますし、こちらも楽しみです。

費用

今回の普通自動二輪(小型AT限定)免許の取得にかかった金額は以下の通りになります。

支払先 項目 費用
教習所 AT小型二輪 69,900
Web割引 ▲ 3,000
千葉県 免許交付手数料 2,050
指定教卒受験申請手数料 1,750
合計 70,700

教習では取りこぼしなく終え、卒検も一発で通りましたので、最小限の費用で済んだようです。

6 responses on 千葉運転免許センター(幕張)で併記手続き -AT小型二輪免許取得記 Vol.16-

  1. いはち より:

    お疲れ様でした。
    へ~。原チャリや耕運機だと視力のくくりが違うのですね。
    で、ついでにゴールド免許になったんですね。おめでとうございます。
    私の免許は普自二が右から二番目の欄に書かれているのですが
    ま~くさんは一番右なんですね。

    1. ま~く より:

      いはち さん

      大型等で深視力があるのはわかっていましたが、車種によって求められる視力が異なるのは今回の事で認識を新たにしました。

      2017年に準中型免許が新設され、中型と普通自自動車の間に記載されるようになったので、押し出される形になっています。ですので普通二輪は1行目の一番右、原付は2行目の一番左から1個ずれて左から2番目になっています。従来は別々に記載されていた、牽引と牽引2種はまとめられて2行目の一番右に記載されるようになっています

  2. 落武者R より:

    免許取得おめでとうございます!

    こちらの世界へようこそ!(笑)
    安全運転でいきましょう!

    神奈川の試験場も古くてごちゃごちゃだったものが建て替えられました。

    自衛隊あがりの同期にすべての免許を持っている人がいて見せてもらったことがあります。趣味の領域ですね(笑)

    1. ま~く より:

      落武者R さん

      ありがとうございます。
      だいぶ前から自動二輪の免許を取りたいと思っていたのでですが、なかなか重い腰が上がりませんでした。これでようやく原付ではないバイクにも乗れるようになりました。以前のようにツーリングなんかもしてみたいですね。

      原付に乗っていた時は無茶な運転もしていたように思いますが、公道を125㏄のバイクで走ってみると、やはり自動車と同等の運転をしていかないといけないという事を改めて認識しました。初心者マークはつける義務はないものの、自動二輪では初心者ですので当面は安全運転を充分に心がけたいと思います。また機会があれば、落武者さんのように安全運転講習なんかにも参加したいと思います。

  3. あさと より:

    やっと終わりましたね
    おめでとうございます
    視力ですか…
    私と裸眼ですと5あるかないかくらいです

    しかし
    千葉県のこういう施設
    自治体の性質なんでしょうか
    知事が悪いなんて言いませんが
    あの方は少し浮世離れし過ぎかもしれませんね

    1. ま~く より:

      あさとさん

      民間ですとPDCAなどと言って定期的な見直しをする企業もあ多いですが、自治体の場合は一度施設を設置すると見直しをするというプロセスが機能しないところもあるように思います。特に千葉県の場合はその傾向が強い気がします。

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