PCXのオイル交換

一般にバイクのエンジンオイルは、3,000km~5,000km走行するか半年ごとに交換が必要と言われています。小生のPCXは3月に受けた初回点検の際に、オイル交換も実施していました。通常であればそこから3,000kmほどはエンジンオイルの交換は不要なのですが、新車という事もあり最初の2回は1,000km走行ごとにエンジンオイルを交換をすると決めていました。

5月になり購入してからの走行距離も2,000kmを超えましたので、エンジンオイルを交換することにしました。前回はショップでお願いしましたが、今回は自分でやってみることにします。バイクに乗るようになってかれこれ10年近く経つ小生ですが、以前に乗っていたタクトのエンジンは2ストロークエンジンでしたので、エンジンオイルは減ったら補充すればよく交換する必要はなかったので、エンジンオイルの交換は初挑戦です。


用意したのはホンダ純正のエンジンオイルです。基本的にメーカ純正のオイルを使用するようにしています。


そして必要な道具はこちら。オイルジョッキ(右上)、オイルパン(右下)、オイル処理ボックス(左上)、ドレンパッキン(左下)。このほかに工具も必要です。


こちらのオイル処理ボックスは売っていたものでは最小ですが、2.5Lのオイルを処理できます。PCXのエンジンオイルは800㏄ですので、3回は使用できる計算になります。


オイル処理ボックスを開けるとこんな感じになっています。紙状のものにオイルを吸収させるようになっています。ただ今回はこんな使い方をしてみます。


オイルパンにビニールをかぶせ半量の吸収材を入れます。残りは次回のオイル交換の際に使用します。

エンジンオイル交換に先立ち、5分ほどアイドリングをしてエンジンオイルを温めます。こうする事で古いエンジンオイルが排出されやすくなります。まずはエンジンオイルを抜くための作業です。車体底面にあるドレンボルトというボルトを探します。

PCXの場合は、写真真ん中のようにセンタースタンドの少し前にドレンボルトがありますので、工具で緩めていきます。


ドレンボルトを外すと勢いよくオイルが出てきますので、先ほどのオイルパンで受け止めます。オイルが出る勢いが弱くなってきたら、車体を揺すって全部のオイルを出します。


排出したオイルがこちら。結構、汚れていますね。こちらは各自治体のルールに従って廃棄します。


オイルが出てこなくなったら、キッチンペーパーなどでオイルの排出口をきれいにしドレンボルトを閉めます。その際、ドレンパッキンは必ず新品に交換します。


トルクレンチを使ってきちんと締めます。今回は22Nmで締めています。


エンジンオイルを用意します。このオイルジョッキには容量の目盛りがありますのでこちらを参考に800㏄入れます。


オイルを入れるのはこちら。真ん中の黒いキャップを回して開けます。


キャップは土などがつかないように注意します。後はオイルを注いでキャップを戻せば完了です。初めてでも30分もかからずに終える事ができました。

次回のオイル交換は3,000km走行後に実施する予定です。

8 responses on PCXのオイル交換

  1. いはち より:

    私は2ストロークのバイクに多く乗っていたので
    エンジンオイルを変えたのは最後に乗ったVT250くらいでしょうか。
    車に比べると楽ですし、メンテナンスをしている感があるので
    楽しいですね。
    トルクレンチを使っての締め付け強度は気にした事が無いです。
    専用のレンチをお持ちなのですね。

    1. ま~く より:

      いはちさん

      私もバイクは今まで2ストでしたので、オイルは補充しか経験がありませんでした。4ストになってオイル交換が面倒だろうな、と思っていましたが実際にやってみるとそこまで大変でなかったので今後も定期的に実施する予定です。

      トルクレンチはPCXの購入に合わせて買っていました。前の原付の時は適当にネジを締めていたので締め付けが甘く走っているうちに緩んでねじがなくなったなんて事もありましたので(笑)

  2. 落武者R より:

    交換のサイクルをきちんと管理していれば純正オイルで良いと思います。
    ちなみに抜いたオイルに鉄粉とか混じってました?
    あとオイルフィルターもあるんですよね?
    エンジンが慣れてくれば鉄粉は徐々に減ってきますが気になるようでしたら、マグネットが内蔵されたフィルターを使うという手もあります。

    1. ま~く より:

      落武者Rさん

      PCXの場合は次回のオイル交換のタイミングを距離で設定しておくと通知してくれる機能があるので、定期的なオイル交換のタイミングを管理しやすいです。落武者さんのように大型バイクですと、エンジンオイルも高級なものが必要でしょうが、メーカ指定の125㏄クラスでは純正オイルでも良いのかなと思っています。

      前回の交換からの走行距離が1,000kmちょっとという事もあってか、鉄粉とかは確認できませんでした。2,000km走りましたし、そろそろ慣らしも完了という感じです。

      PCXにはオイルエレメントは存在しないんです。PCXやNMAXがターゲット市場としている東南アジアでは充分なメンテナンスが行われないまま、酷使される事が多いのでできるだけメンテナンスフリーで乗れるようにとの設計のようです。

  3. 鉄路迷 より:

    私、こういうのにもメカ音痴。
    全然できませんよ。
    一旦やってみれば出来るかもしれないけれど。
    ま~くさん、なんでも自分でやっちゃうから凄いです。

    1. ま~く より:

      Dr.鉄路迷さん

      オイルを抜いて入れるだけなので、作業的にはそれほど難しいものではないと思います。必要な道具さえ揃えばバイクの場合は、簡単だと思います。

  4. あさと より:

    実は緊急事態宣言の間
    家の中を断捨離していまして
    45リットルの袋で約50袋ほど捨てました
    大きなものは切ったりして処分したり
    それでもだめなものは大ゴミにしたりもしましたが
    まさにエンジンオイルが1缶
    そのままの形で残っています
    どうすればよいのやら全くわからず
    困っています
    吸収剤を購入すればよいのですね
    助かりました

    1. ま~く より:

      あさと さん

      エンジンオイルの処理に関しては各自治体のルールに従う事が必要です。今回の私の処理した方法は自治体によってはNGとなりますのでお気をつけください。一番、確実なのはガソリンスタンドに持ち込むことです。ガソリンスタンドでは給油の他にカーメンテナンスも行っていますのでオイル交換も実施しています。ですのできちんとした処理方法を持っています。

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