小型AT限定の普通二輪免許を取得したわけですが、次の焦点はどんなバイクに乗るかが問題です。新車で買うのか中古で探すのか、どのメーカのどんな車種にするのか選択肢は多いです。
ただ今まで乗っていたHONADA スタンドアップタクトの経験から一度、バイクを買うと長く乗るという事がわかりました。それであれば新車で買って長く乗ろうとの考えに至り早い段階から買うなら新車でと思っていました。ただ車種についてはかなり悩みました。まず最初の候補に挙がったのは、YAHAMA シグナスX と HONDA リード125 でした。
左:HONDA LEAD125、右:YAMAHA CYGNUS X
ともにラゲッジ(シート下の収納)スペースが広くシグナスXでは29リットル、リード125に至っては37リットルもあります。これだけのラゲッジがあれば、トップボックスをつける必要はないかもしれません。またコンパクトで取り回しもよさそうです。ただ気になったのはそのスタイルです。
50㏄の原付のライダーは、自動車による幅寄せや急な割込みは誰でも経験していることです。このスタイルのバイクはバイクに詳しくない車のドライバーから見た場合、50㏄の原付も125㏄の原付二種も区別がつかないでしょう。すると今まで同様に幅寄せや割込みに遭うことは想像に難くないです。次いで候補に挙げたのがHONDA PCX とYAMAHA NMAX です。
左:HONDA PCX、右:YAHAMA NMAX
収納はともに25リットル前後となりますが、車体は全長で10センチ、前幅で8センチほど大きくなります。この差は実車を目にするとかなりの違いがあります。また車体が大きい分、同じ排気量でもパワーのあるエンジンを搭載しています。スタイルも原付のスクータっぽさを感じさせませんし、自動車からも自動二輪として認知されそうです。そこでこの2車種に検討を絞ることにしました。
YAMAHA NMAX | HONDA PCX | |
---|---|---|
認定型式 | 2BJ-SED6J | 2BJ-JF81 |
エンジン型式 | E31AE | JF81E |
全長/全幅/全高 | 1,955mm×740mm×1,115mm | 1,925mm×745mm×1,105mm |
シート高 | 765mm | 764mm |
軸間距離 | 1,350mm | 1,315mm |
最低地上高 | 135mm | 137mm |
車両重量 | 127kg | 130kg |
国土交通省届出燃費 | 50.5km/L | 54.6/kmL |
燃費投稿サイト平均 | 40.69km/L | 43.79km/L |
最高出力 | 9.0kW (12PS) /7,500r/min | 9.0kw (12PS) /8,500 r/min |
最大トルク | 12N (1.2kgf・m)/7,250r/min | 12N (1.2kgf・m)/5,000r/min |
燃料タンク容量 | 6.6L | 8L |
メットボックス容量 | 24L | 28L |
制動装置形式(前輪) (後輪) |
油圧式シングルディスクブレーキ | 油圧式ディスク |
油圧式シングルディスクブレーキ | 機械式リーディング・トレーリング | |
ヘッドランプ | LED | LED |
乗車定員 | 2名 | 2名 |
価格(税込) | 357,500 | 348,700 |
もともとヤマ派だった小生としては、できればYAMAHA NMAXで決めたいところでした。NMAX は前後輪ディスクブレーキを採用していますので、しっかり止まってくれそうです。しかもABSを搭載していますので安全に止めることができそうです。バイクにおいて安全に止まるというのは重要な機能です。
一方でPCXはアイドリングストップ機能がついていますので燃費性能の向上が期待できます。実際に燃費投稿サイトの平均値ではNMAXの燃費をPCXの燃費が上回っています。またスペック表ではわかりませんが、PCXはシガーソケットがあるので走行中にスマホの充電が可能です。スマホのナビを見ながら運転するとどうしてもスマホの充電が減りますから、これはありがたい機能です。NMAXで同様のことをするには電源回りをカスタマイズする必要があります。
PCX に関しては昨年の発表されたモデルからスマートキーが採用されています。最近の車ではキーレスの車種が多くなっていますが、いちいち鍵を取り出さなくてもエンジンをかけることができるのは便利であることは間違いありません。またバイクは鍵穴を壊しての盗難が多いものですが、物理的に鍵穴がありませんので盗難防止にも寄与しそうです。
トータルして見ても、2016年に初代モデルが発売されたNMAX に比べると、初代モデルが2009年に発売されモデルチェンジを重ねてきたPCXの方が完成度が高い印象を受けます。そんな風に考えると、最終的にはPCXに軍配でした。またPCXは人気車種ですので、何らかの理由で手放すことになった時にもリセール価格はNMAXより期待できそうです。
そこで12月中旬に某バイクショップに行き、契約をしてきました。メーカー希望小売価格が348,700円(税込)のバイクですが、純正オプションの盗難防止アラーム、インジケーターランプ、盗難保険、自賠責保険を含めても定価以下の金額となりました。
何を選ばれたのかは先日、蒲田で伺っていたので知っていたのですが
スペック等は全く想像できなかったです。
12馬力で130キロ近い車両重量を引っ張るのですね。
これだけ車体が大きければ仕方がないのでしょうね。
最近のこのクラスのバイクは確かに250ccに見えなくもないですね。
いはち さん
実はKawasaki J125 というバイクが海外で販売されていて、これがなかなか良さそうなのですが日本未発売なんです。J125 の国内販売されないかなという気持ちもありましたが、不透明なのでこの選択肢になりました。
実際に乗ってみるとエンジン音は静かですし、加速も良いです。気が付くと結構スピードが出ているなんてこともあるので注意しないといけません
全くわからない世界ですが
原付きっぽい外観はやはり損なのですね
素人目にはHONDAの方がかっこよさげですね
あさと さん
シグナスやリードを公道で乗ったことがありませんので、実際のところはわかりません。でもバイクを知らない人が見たらシグナスやリードは「スクータ」という認識になり、NMAXやPCXは「バイク」という認識になると思います。あるい程度、大きなバイクとなると自動車の側もやはり運転の意識が変わる者なんです。
私もスペックは良く判りませんが、
デザインでは新幹線ぽいからHONDAの方がいいです。
Dr. 鉄路迷 さん
デザインはメーカによって個性もありますね。新幹線ポイとは、やはり鉄道ファンらしい感想です