東京オリンピックの開催に合わせてJR東日本ではJR原宿駅の新駅舎建築工事を行っていました。原宿駅の改札を出たところにあった工事用の仮囲いを不便に見ていた人も多い事と思います。残念ながら東京オリンピックは延期になってしまったものの、原宿駅の工事については予定通りに終了し今年3月末から供用が開始されています。
原宿駅旧駅舎について
従来の原宿駅の駅舎は1924年に建てられたもので、東京都内では最古の木造建築の駅舎でした。一日に7万人余りが利用する駅ですが、古い駅舎は利用者数に対して狭いうえに耐火基準を満たしておらず、JR東日本としてはその刷新が課題だったようです。
原宿駅工事の概要
従来の原宿駅では一つのホームの両側に、外回りと内回りの列車が停車する運用が取られていました。実は明治神宮側にもう一つの臨時ホームがあるのですが、こちらは年始のみに使用されてるだけで普段は使用されていませんでした。新駅舎完成後はこれまで使用していたホームは内回りのみで使用し、臨時ホームを外回りで使用する事になります。これにより混雑の緩和を図っています。
また新駅舎に関しては旧駅舎よりも渋谷側に建築し、コンコースやトイレを広く取り駅ナカ店舗の出店スペースも設けられています。旧駅舎については、新駅舎完成後に取り壊し同じ位置にもう一つ駅舎を建設する予定となっているようです。
行ってみた
今回は渋谷側に建てられた新駅舎の様子を見に行ってきました。
新駅舎の出入り口は以前に、NEWDAYS があったあたりにできています。赤売るい雰囲気の駅舎んなっています。
本校執筆時(2020年6月)では、旧駅舎は閉鎖されているものの建物は残っています。100年近く経つ駅舎ですが、保存されずに壊されてしまうのは残念な気がします。
旧駅舎の改札は狭かったですが、新駅舎の改札は広くなっています。これであれば利用者が増える週末でも快適そうです。
明治神宮側にも出口(西口)が設けられました。明治神宮や代々木公園に行くにはこちらの出口がよさそうです。
西口を出ると明治神宮の鳥居が目に入ってきます。
西口の外観はこんな感じです。少し小さめの出口です。
西口と神宮橋の位置関係はこんな感じです。写真右奥の神宮橋のたもとにあった喫煙所は撤去されています。
駅構内の通路も広くなり歩きやすくなりました。
ホームドアが設置されました。押し返し電車が来るわけでもないのに、電車の両側にホームがある構造は珍しいですね。
これまで臨時ホームだったホームは奇麗に整備されました
旧駅舎は壊しちゃうのですか・・・。
なんか残念ですね。
新駅舎の場所とみると・・・。
喫煙所が・・・。無くなっちゃったのかな。
線路の両側をホームにしたのはイベント時に乗車用ホームと降車用ホームに分けるのかなあ。
Dr.鉄路迷 さん
旧駅舎がなくなってしまうのは残念ですね。
ご指摘の通り、喫煙場所は撤去されています。最寄りの喫煙場所となると信号を渡って表参道よりに少し行ったところ、南国酒家の道路を挟んだ向かいあたりになります。
旧臨時ホームの時代も外回りは両側にホームがある状態でしたので、線路を動かさなくても良い方法を考えたのだと思っていました。しかしおっしゃるようにイベントなどのとkに両側を空けるという運用もできそうですね
みなさんが喫煙されていた場所が出入り口になるのですね。
まあ、集合するにはわかりやすいかもしれません。
旧駅舎は残してほしいです。
何で日本は壊してしまうのでしょうかね。
いはちさん
旧駅舎は保存を要望する署名が集まったりしてJRも保存に関する検討もおこなったようです。しかし耐火基準を満たしていない点がネックとなり保存は難しいという結論に至ったようです。
内回り外回りが別なら
フェスの時の混雑が少しは緩和されるのでしょうね
来年はなんとか行きたいものです
あら
喫煙所がフェス開催場所の動線上にないのですね
これは少し難儀です…
あさと さん
今まで混在していた内回りの利用者と外回りの利用者が分散しますので、ホーム上の混雑は緩和するものと思われます。
喫煙所は今までのところからは撤去されています。フェスの会場に向かう導線外になりますので、ちょっと面倒ですね