世界的に広がる新型コロナウィルス(COVID-19)の第4波ですが、タイも例外ではなくこのところ毎日1,500人以上の新規感染者が確認されています。特に首都バンコクでは医療体制のひっ迫が指摘される状況となっています。
そんな状況を受け、タイ当局は以下のような対策強化策を打ち出しています。
バンコクなどで店内飲食禁止
バンコク、チョンブリー、チェンマイ、ノンタブリー、パトゥムターニー、サムットプラカーンの6都県を「最高度厳格管理地域」に指定しました。これらの地域においては、飲食店内での飲食が終日禁止となり持ち帰りの場合も午後9時までに制限されます。
その他にも45県を「最高度管理地域」に、26県が「管理地域」に指定され、それぞれのレベルに応じた規制が行われています。タイの県数は77県ですので、ほとんどの県で規制が行われていることになります。
検疫隔離期間の変更
COVID-19の陰性証明書を持つ人は10日、ワクチン接種証明のある人は7日に、検疫隔離期間を短縮を打ち出していました。しかし感染者の急拡大を受け5月から再び検疫隔離期間を14日に戻す事を発表しています。
また検疫隔離中はホテル内のプール利用やフィットネス施設の利用を許可していましたが、こちらについても禁止となり部屋に缶詰を余儀なくされる事になるようです。
ワクチン製造
そんななかワクチン製造に関するニュースも入っています。タイではこれまで中国・シノバックが開発したワクチンを中心に接種してきましたが、4月下旬にタイ国内でワクチンの製造を開始する許可を、タイ食品薬品委員会が出しました。
タイでワクチンを製造するのは、タイ王室が全額出資するサイアムバイオサイエンス社で、英・アストラゼネカ社が開発したワクチンを製造する事になっています。予定では6月から供給を開始し、年内にタイ国内に6,100万回分を供給するほかASEAN諸国に輸出する計画となっています。
タイ政府はシノバックと、6,300万回分のワクチン供給を受ける契約を結んでおり、2社のワクチンを合わせると年内にすべてのタイ国民が2回接種を受ける事が可能な量が供給されることになります。
タイへの入国要件が緩和されるのは、タイ国内でワクチン接種が進んでからとなるのかもしれません。
文章だけ読んでいますと
日本より良いような感じがしますね
実際にはどう行われているのかが別問題になる国ですが(笑)
少なくとも政府の力強い政策方針がうかがえますね
日本はワクチン政策を明らかに失敗しましたね
あさと さん
当局の本気度は間違いなくタイの方が上だと思います。日本の場合は、強制力を持た点については限りがあり要請ベースになりますが、それだけになぜその対策が必要なのかをきちんと説明する必要があると思います。5月の連休中の緊急事態宣言も人の流れを押さえなければならないというのが目的だったはずですが、その事を国民にきちんと説明できていませんでした。それゆえに百貨店ではクラスターが発生したことがないのに休業要請はおかしい言い出す人とか、酒類は提供できないけれど持ち込みは認めるなんて店が現れたりするんです。人が動けば接触機会が増える、飲食の場面も発生する、そうすると感染リスクが高まる、だからStay Home を実践してくれと言うメッセージが政治家から発せられていません。
ワクチン政策に日本が完全に失敗したのは論を待たない事は明白ですが、単に調達に失敗しただけでなく、国産ワクチン開発に関する国のシ円不足もあります。米国では軍もワクチン開発を支援していましたが、日本は支援もなければ開発すれば全量買い取るなんて話も出ませんでした
こりゃ、困ったことになってきましたね。
タイに行ける日がまただんだんと遠くなってきました。
ラオスもけっこう酷いことになっているみたいですね。
Dr.鉄路迷 さん
タイ当局は、ずっと抑え込みに成功してきましたが、ここへ来て急激に感染者が増えましたからね。仕方がない状況ですね。
ただ本日になって入ってきた情報によると、プーケットに限定して入国を認めるプランが進行中です。当局はバンコクよりもプーケットのワクチン接種を先に進めていたので、プーケットから観光業を再開させる腹積もりなのでしょう