「KP41病」との闘い再び

KP41病再発

以前のKP41病

昨年の年始に新しく組み立てたメインPCですが、5か月が経過したころから突然電源が落ちるという原因不明のトラブルが発生したことは記事にしたことがあります。

「KP41病」との闘い顛末
メインPCの異変 今年の正月に新たに組んだメインPCですが、その後に...

その際は、紆余曲折の上で、マザーボードの交換をすることで解決に至りました。その後、最初に使用していたASUS製のマザーボードは修理に出した結果、異常なしとの診断で戻ってきましたが、交換したAsRock製のマザーボードを引き続き使用していました。

KP41病再発

ところが、マザーボードの交換から1年ほどして、またもや何の前触れもなく電源が落ちるというKP41病に遭遇することになりました。症状も以前と同様で、特に負荷をかけていないにも関わらずWindowsが突然落ちたり、電源を入れてもBIOSを読み込む前に落ちたりと落ちるタイミングも一定ではありません。BIOS読み込み前に落ちるということは、ハード絡みのトラブルであることは間違いなさそうです。

マザーボード交換

購入品は?

原因である可能性は低いかなとは思ったものの、まずはマザーボードを交換してみることにします。ただ現在、販売されているマザーボードは1年前に買ったCPUにて適合しませんので、CPUもセットで交換になります。

実はこれまで使用していたCPU(Core i7-10700)は、CPUクーラがバンドルされていないうえ、充分な放熱対策が必要とあちこちのサイトに書かれていました。そのため、巨大なCPUクーラを取り付けていましたが、これがあまり気に入らなったのです。

新年に新しいPCを組み立てる
新PC構築にあたって 自宅のメインPCを組んだのが、いつだったかなと...

そのため機会があれば、PCを更新したいと思っていました。そんなこともあり、思い切ってCPUとマザーボードの交換をすることにしました。某PCショップのサイトでCPUとマザーボードがセット販売されているのを見つけ購入することにしました。

購入したのは以下のような製品です。

  •  マザーボード:ASUS社製 PRIME B660-PLUS D4
  •  CPU:Core i7-12700

CPUの型番に12xxxとあるようにCore i7 シリーズとしては12世代目のCPUになります。それまで使用していたのが、Core i7-10700 でしたので2世代ほど新しくなりました。

早速、組立て


CPUのパッケージはこんな感じです


CPU本体はこんな感じ12世代から、従来の正方形からやや縦長の長方形になりました


付属するCPUクーラーには最初からグリスが塗ってありました。気づかず触ってしまったので、少しとれちゃいました。


ASUS社製 PRIME B660-PLUS D4はこちら


やはりASUS製のマザーボードはきれいに仕上げられています


CPUをマザーボードに取付け、クーラーを装着します

肝心のKP41病は?

早速、ケースに入れ必要な配線などを行い、Windowsをインストールしなおしますが残念ながら、再びKP41が発生します。なんとなく感じていましたが、マザーボードとは別なところに原因があるようです。1年前にKP41病が治ったと思っていましたが、実は発生しにくくなっただけで根本の解決には至っていなかったように思えます

本格的に原因を追究

試行錯誤

マザーボードとCPUを交換して解決に至らなかったことで、事態は迷宮に入り込んだ形になります。最小構成にして電源を入れてもKP41が発生します。また症状もWindowsが起動してしばらく使えることもあれば、症状は相変わらずOS読み込み前に落ちたり、そもそも電源が入らなかったりと様々です。

そんなわけで1か月ほど、PCのケースの蓋が開いた状態で過ごすこととなりました。

思わぬところからの解決策

まったく光が見えない状態でしたので、これは専門家のところに相談するしかないという気がしてきます。メーカ製のPCと違って自作PCは修理に出すところはありません。しかし世の中には自作PCを診断してくれるサービスがあります。

そんなサービスを見つけ、実際に評判はどうなんだろうとネットの記事を漁っていると、あるブログに行き当たります。その記事の筆者によると

  • 負荷をかけていないのに勝手に電源が落ちる
  • 電源を入れてもすぐ落ちる
  • 電源が落ちるタイミングは不定期

と小生と似た症状を書いています。そしてそのブログの筆者が自作PC診断サービスに持ち込んだところ、フロントパネルケーブルの不良と診断され、交換したら治ったと書いていたのです。

フロントパネルケーブルとは?

フロントパネルケーブルとは、その名の通りPCの前面の内部を張っているケーブルです。マザーボードとPCケースをつないで、電源やリセット、電源ON時に光るLEDなんかの動作をコントロールします。一般的に自作PCの場合はPCケースを買うと組み込んだ形になっているので、それ自体を交換するという事はほとんどありません。

しかし1年前のKP41病の発病以来、唯一交換していないのはPCケースです。フロントパネルケーブルのみを交換すれば解消する気もしましたが、その交換は面倒そうな作業なのでPCケースごと交換することにしました。

新ケース購入

新しく選んだケースは「Fractal Design Define R5」というケースでした。小生の場合、HDDを複数組み込みますのでなるべく多くのHDDを搭載できるものから選ぶこととしました。

新ケース到着後、旧ケースに収まっていたシステムを、そのまま新ケースに移したところ、あれだけ悩まされていたKP41エラーが全く発生しなくなりました。フロントパネルケーブルの不良と思いもかけない部分のトラブルでしたが、無事に今回こそ解決に至ったようです

2 responses on 「KP41病」との闘い再び

  1. あさと より:

    原因が解明できて何よりです
    配線不良なのか接触不良なのかはわかりませんが
    どうなんでしょう
    初期不良の可能性もあるわけですね

    しかしたくさん入りそうなケースですね
    HDD何個搭載するのでしょう

    1. ま~く より:

      あさとさん

      配線内部が断線しかけていたのだと思いますが、こういうトラブルが一番わかりにくいので厄介です。ともあれ、現在は通常運用が可能となりひと段落です

      私のメインPCではOSインストール用のSSDが一枚、データ保存用のHDDが4台という構成になっています

ま~く へ返信する コメントをキャンセル

※メールアドレスは管理者のみに通知されます。