大きく変わった運転免許証更新 -前編-

事前情報収集

前回更新から7年

一般的に運転免許証の有効期限は5年ですので、運転免許の保有者は5年ごとに更新手続きを行うことになります。しかし小生の場合、前回の更新手続きのあとに、普通二輪の併記を行った際に併記時点から5年間有効の免許証が発行されましたので、前回の更新は7年前となっていました。

その間に千葉県の運転免許証の更新手続きが大きく変わっていましたので、今回はその時のことを書いてみたいと思います。

手続きの変更点

今回の更新手続きにあたり事前に確認してみると大きく以下の3点が変更になったことがわかります。

  1. 事前予約制の導入
  2. 更新時講習のオンライン講習導入
  3. 収入証書の廃止

1.予約は必須ではないものの、「予約がないと手続き終了がかなり遅くなることが見込まれます。」と千葉県警のサイトに大きな文字で記載されています。また2.については千葉県の他、北海道、京都府、山口県で試験的に行われているようです。

次いで3.ですが、運転免許センターでの手続きは、従来は「千葉県収入証書」と言う収入印紙のようなものを購入して手数料を支払う必要がありました。常々意味のない行為だしどこかの利権が絡んでいるのだろうと邪推していましたが、千葉県では収入証書を廃止し、現金のほかクレジットカードや電子マネー、QRコード決済での支払いが可能になりました

事前手続き

事前予約

事前予約はWEBサイトから行います。予約サイトで免許証番号、氏名、生年月日等を入力し、手続きを行う免許センター、日時を選択すると予約が完了し、QRコードが表示されます。

QRコードは更新手続き当日に必要になるので、予約はスマホで行いQRコードはスクリーンショットを撮って保存しておくのが良さそうです。

オンライン講習受講

オンライン講習に関しては、不正防止のためか少々面倒くさくなっています。オンライン講習で必要なものは以下の通りです。

  • スマホ(ICカード機能のあるもの)
  • マイナンバーカード

PCでも受講できない事はないですが、カメラとICカードリーダが装着されていることが必要となります。カメラはともかくICカードリーダが装備されているPCなど殆どありませんので、スマホ前提のシステムのようです。

本人確認としてマイナンバーカードでの認証が行われますが、この読取精度が低く少し悪戦苦闘しました。ついで氏名や免許証番号を入力し、写真撮影を行うと以下のように講習を受けることになります。

チャプターが終わるごとに写真撮影が行われ、最初に撮影した写真との照合が行われ同一人物が受講しているか確認されます。最後に適性検査を受け、その結果を確認するとオンライン講習は終了します。

4 responses on 大きく変わった運転免許証更新 -前編-

  1. あさと より:

    これは
    高齢者が更新するのを防ぐ方法になるかもしれませんね
    家族と暮らしている人は子供や孫にしてもらえますが
    おひとりさまはお手上げになるかもしれませんね
    導入者。技術者視線の最たるものでしょう

    1. ま~く より:

      あさとさん

      高齢者には高齢者講習や認知機能検査等がありますので、これとは別にハードルがあるのです。高齢者講習は教習所等で事前に受講する必要があるのですが、これがなかなか予約が取れないようです。

      事前予約はコロナ禍の際に、混雑緩和のために導入されたようです

  2. いはち より:

    え?
    私にはもうすでに「なんだそれは?」の世界になっていますね。
    次回からどうしましょうかね。
    普通に今まで通りには行かないのでしょうか?

    1. ま~く より:

      いはちさん

      本文にも書きましたが、すべてが事前予約やオンライン講習に移行したわけではなく、従来通り免許センターに行って講習を受けることも可能です。実際にオンライン講習をうけて更新する人は、まだ2割程度のようです。

      一方で事前予約をして更新に来る人は8割程度に上るようです。事前予約の方は、オンライン講習よりも簡単でコロナワクチンの予約と同程度でしたので、予約のみして免許センターで講習を受けるというのもよいかもしれません。


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