南京へ -江南游回顧録 Vol.08-

屯渓での遺跡巡りを終えた翌日は南京へ向けての移動となった。移動の手段はマイクロバスで、日程表上の予定所要時間は10時間となっていた。中国人と話していると、「あの街は近いよ。車で10時間位」なんて日本人とは感覚の違った話があったりするが、まさにそんな移動となった。

現在であれば高速道路等もあるので、自動車でも屯渓と南京の間は5時間位での移動ができるようである。しかし当時は高速道路は整備されておらず、急峻な山道や悪路を走行する事になった。その悪路をかなりのスピードで走るため、道路の凹凸の振動で車の天井に頭をぶつけると言うのも一度や二度ではなかった。

途中で土砂崩れで道が塞がれ、土砂の撤去が終わるまで足止めを食らったりというトラブルがあったりした事もあり。10時間の予定であったものが13時間以上もかかり南京に着いた時はすでに辺りは真っ暗になっていた。

この移動ではその振動で腰を痛める事となり、散々な思いをする事となった。

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道中ではこんな風に土砂崩れに遭遇しました


10 responses on 南京へ -江南游回顧録 Vol.08-

  1. 鉄路迷 より:

    そうですね。
    当時は道路や線路の状態がよくありませんでしたね。
    いまだと数時間で移動できるところが1日がかりでしたものね。
    便利になったものですが、それは長距離移動の話で、ローカル移動は列車やバスの減便で不便になってしまったと思います。

  2. 餌釣師 より:

    ベトナムのローカルエリアみたいですね・・・と言いながら、中国も各都市の中心部を離れると舗装されていてもガタガタだったりしますね。
    日本だとバスでの長距離移動は案外眠れるものですが、実はそれがどんなに凄い事かは外国で長時間バスに乗ってみるとわかりますよね。

  3. 旅途愉快 より:

    昔の道路事情はかなり悪かったですね。
    幹線道路は今は良くなったと思いますが、地方の田舎の道路は昔とさほど変わっていないかもしれませんね。

  4. あさと より:

    テレビの旅番組でも
    日本人が距離感や時間概念にシビアなことがわかります
    殆どの外国の方はそのあたりは日本人より鷹揚ですからね
    しかし10時間を近いと言うのは・・・・
    中国・アメリカ・ロシア・カナダ位でしょうか(笑)

  5. ま~く より:

    Dr.鉄路迷さん
    最近では高速道路も整備されて車移もかなり楽にできるように
    なりました。上海から蘇州や無錫に行く距離感覚も20年前の感覚がある私と
    近年の感覚の餌さんなんかとはだいぶ違うと思います

  6. ま~く より:

    餌釣師さん
    長距離移動のバスで熟睡できるというのは諸外国では珍しいかもしれませんね。
    当時の中国は大都市を離れると想像を絶する田舎でしたので
    驚いたものですが、逆に近年の大都市近郊には行ったことがないので
    どんなものか見てみたい気もします

  7. ま~く より:

    旅途愉快さん
    大都市に通じる道路事情は確実に変わりましたね。
    地方の田舎、最近では中国では行っていませんので行ってみたいですね

  8. ま~く より:

    あさとさん
    春節休み直前に上海オフィスのメンバーと話していて、家族が住む
    西安まで鉄道で2泊3日で帰るという話を聞いたときは改めて中国の
    広さを実感しました。それだけの移動となると遅延が発生するのは
    当然ですし、利用者もそれを受け入れるしかないですからね。
    日本人とは圧倒的に時間的感覚が異なりますね

  9. いはち より:

    北京に一週間滞在していた時に
    南京行のツアーがあったのですが
    片道5時間くらいかかると聞いて
    やめました。
    いまでは高速が出来たので早く
    行けるのでしょうね。
    無錫を旅した時に道路上に大きな岩が
    落ちていて交互通行になっていました。
    トラックから落ちたみたい。

  10. ま~く より:

    現在では北京、南京間も高速道路でもっと早く移動が
    できるようになってると思います。
    そう考えるとここ20年でずいぶんと中国の発展が進んだ
    ことを実感できますね。


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