松山城の見学を終えると、再び路面電車の大街道に戻った。次の見学地である道後温泉に向かうためである。道後温泉にゆっくり浸かってなどという時間はないがシンボル的存在となっている建物だけでも見たいと思っていたのである。
道後温泉は四国・愛媛県松山市(旧国伊予国)に湧出する温泉である。日本三古湯の一つに数えられるほど、その歴史は古く3000年もの歴史があるといわれており、神話の中にも登場する温泉である。その神話の一つでは足を痛めた白鷺が岩の間から流れ出る湯に浸していたところ、傷が治り飛び立った。それを見ていた村人が手を浸すと温泉であることが分かり道後温泉の発見に至ったというものがある。神話の歴史的真偽はともかく、そういった神話に登場するほど古くから道後温泉の存在が知られていたということであろう。
現在の道後温泉のシンボルにもなっている、道後温泉本館は1894年(明治27年)に落成した建物で、温泉街の中心部に近代和風建築として斬新なデザインを持つ建物として建築された。同年には松山中学の英語教師として温泉のある松山市に赴任した夏目漱石がその建築に感嘆し、手紙や、後の彼の作品『坊つちやん』の中で絶賛している。
路面電車を道後温泉停留所で降り、アーケードになっている商店街を抜けるとTVなどで見たことがある道後温泉の建物が現れた。瓦葺の建物は周囲の風景とは趣が異なり、この建物だけ時間が止まったような印象さえ与えるものであった。道後の歴史に思いをはせることができる、なかなか趣のある建物であった。
路面電車を降りるとこんなモニュメントがありました
道後温泉へはこんな商店街を抜けていきます
道後温泉本館です。なかなか趣のある建物です。
裏側はこんな感じになっています。
人力車が止まっていました。時間があれば人力車でゆっくり回るのも良いですね
あら。道後温泉には入らなかったのでしょうか?
すいている時間帯に入ると、上級クラスの湯殿を
独占する事ができますよ。
実は四国八十八カ所の歩き遍路は、ここ道後温泉で
途切れているんです。
次はここから歩き始めます。
すだれがかかった窓が何とも言えない温泉情緒が出ていますね
中の大広間では男女混同でのお着替えですが
高級な浴槽や浴室そのものは男女別です
ゆっくりしなくても20分くらい入ってくればよかったのに・・・と思いました
いはちさん
はい、道後温泉は外から見ただけとなりました。
私が言った時間は平日にも関わらず結構人の出入りが
あったので湯殿を独占という状態にはならなかったかもしれません
お遍路さんですか。
四国を歩いて回るというのも良いかもしれませんね
あさとさん
おっしゃるように簾が醸し出す雰囲気が良いですよね
中はそんな風になっているのですね。
言われてみれば少しでも中に入って見ればよかったですね
どうも最近は湯船につかる習慣のない国の人に毒されてきたのかも
しれません(笑)
こんにちは。道後温泉、ずいぶん前ですが1度だけ行ったことがあります。建物の中も古い時代の内装をそのまま残していて趣があって、千と千尋の神隠しみたいな、別の世界に迷い込んだような雰囲気がありました。
でも一番印象に残っているのは、お風呂のお湯の熱さです。こんなに熱いお風呂につかったのは私ははじめてで、足を入れただけで飛び上がりそうになりました。
Akikoさん
私は中に入らなかったのでわかりませんがこちらのお湯は
熱いようですね。現地では入りたいと思わなかったのですが
改めて考えると入っておいた方がよかったなと少し後悔しています
建物が趣がありますよね
本当に千と千尋の湯屋のようですね
あらら、ここまで来て温泉入らないなんて勿体ない・・・でも、MKさん的には温泉に入るよりもその場に行ったという方がウエイト大きいそうですもんね。
そう言えば、私も”千と千尋~”みたいだなぁと思いました、
松山には何回か行っていますが、観光したことがありません(笑)
勿論、松山城も道後温泉も行ったことがありません。
今度、松山に行く時は1つくらい観光地を回りたいと思います。
餌釣師さん
おっしゃるようにその場に行くというのが目的でしたので
温泉に入るという発想はあまり浮かびませんでした。
それでもこちらの建物を見ながら20分くらいは滞在していました。
旅途愉快さん
以前紹介されていた松山旅行の様子を拝見しましたがやはり
旅途愉快さんの場合は目的はテツですもんね。
次回は観光してみるもの新しい発見があるかもしれませんね