スパークプラグ(以下、プラグ)メーカのNGKでは二輪車のプラグ交換は、3,000km~5,000km走行ごとに行う事を推奨している。拙宅にやってきてからの、タクトの走行も3,000kmを超えてきた。その他、点火系が原因と思われる症状がみられる事もあり、先週末にプラグ交換を行う事にした
カウルを開けエンジンに取り付けられているプラグを外すと、少々驚く事になった。取り付けられていたプラグと、プラグメーカのNGKによると適合製品は以下の通りとなっている。
・はずしたプラグ:BPR6HS
・適合表のプラグ:BR8HS (イリジウムはBR8HIX)
車やバイクに詳しい方ならお分かりかと思うが、プラグの型番の数字は熱価と言うプラグの放熱性能を示す値となっている。詳しい説明は専門のサイトや文献があるのでそちらをご覧いただくとして、熱価が異なるプラグを使用するとエンジンに不都合を起こす場合がある。
そんな訳で早速、プラグを交換しエンジンをかけると、これまでとは明らかに事なるエンジン音がするようになった。試運転で走ってみても、これまでとは全くエンジンパワーも事なるようだ。圧縮されたガソリンに着火するというエンジンの重要なパーツであるが、その大切さを改めて実感する事となった。
カウルを開けプラグキャップを外すとプラグの頭が見えます。
プラグレンチを使ってついているプラグを外します。
左が外したプラグ、右が新しいプラグです。
外したプラグの電極部分はこんな感じ。全体に煤がついています。また取り外し直後はびちょびちょに濡れていました。
もちろん詳しいことは全く解りませんが
エンジンとして最重要部分の一つであることは習いました
この着いた煤はやはりかなり影響が出るのでしょうか
2ストですから結構プラグは汚れるんですよね。
特に最後に低速回転になって止まるんで、オイルが結構残ります。
私のボートの2ストエンジンは毎日使っていたわけではなかったので、毎回プラグについたガソリンが気化して、オイルだけが残ってしまい、始動時はいつも苦労しました(笑)
高速で暫く航行すると調子がよくなってくるんです。
前オーナーのプラグの選択ミス?に早く気付いて良かったですね。
前のオーナーはプラチナの電極を使っていたようですね。
数字を低くしたのはなぜでしょうね?
オイルがかぶっていたようです。これでエンジンも快調
に回ることでしょう。
プラグレンチを持っているんですか?
あさとさん
プラグに煤がつくと火花が飛びにくくなりますのでエンジンに
不調となって様々な現象が現れます。
本来はプラグには自浄機能があって付いた煤は焼き切られるのですが
適切なプラグでないとこの自浄作用が働かずに煤がついた状態
となってしまいます
餌釣師さん
ボートの場合は毎日乗る乗りものではないので、かぶる状態には
なりやすいのでしょうね。
バイクの場合、かぶり防止のためにエンジンを停止する前に
空ぶかしするという人もいるようですが、効果の方はいかがなんでしょう。
本当はもっと早くプラグ交換をするはずだったのですが、寒さに
かまけてさぼっていました。もっと早く交換していればよかったです
いはちさん
前オーナーは、お婆さんだったとのことですので、おそらく
ご自身でプラグを選んではないのではないと思います。
恐らくバイク屋に持ち込んだ時に、バイク屋が手元にあるプラグを
適当に付けたのでしょうと推測しています。
プラグレンチは以前から車のメンテナンス用に持っていました。
ただこれまで使っていたものは、狭い原付の筐体内での取り回しが
できなかったので、バイク用のものを追加で購入しました。