[小澤マリア]美獣マリア 後編千葉県香取市佐原地区(旧佐原市)については何度か本ブログでも取上げてきた。佐原には何らかの所縁があるわけではないのだが、拙宅からあまり遠くなく、かつ古い日本の街並みが残るこの街は外国人を案内するには、なかなかの穴場スポットなのである。
そんな佐原で今年も毎年恒例の佐原の大祭(秋祭り)が、10月12日(金)~14日(日)にかけて開催された。この祭りは国の重要無形民俗文化財に指定されているものであり、以前にもその様子は本ブログで紹介してきた。
・佐原の大祭(夏)の様子(2012年)
・佐原の大祭(秋)の様子(2008年)
上記のリンクにある通り夏祭りを訪問したのは今年の事であり、今年は夏と秋の祭りを両方訪れた事になる。夏祭りの様子を紹介した際にも夏祭りと秋祭りの違いについては紹介したが、一口に佐原の大祭と言っても夏祭りと秋祭りでは様々な違いがある。
夏祭りにはない秋祭りの一番の見どころは、「のの字廻し」と呼ばれるものである。これは各町内が曳いている山車の前輪を軸にして山車を時計回りに回転させるものである。大きな山車だけにその重量はかなりのものがあり、それだけに無理矢理、山車を横方向に回転させると言うのはかなりの力作業さある。のの字廻しでは、真円を5回描かないと失敗とされるので各町内会の意地が競い合う場面でもある。
今回はそんなのの字廻しの様子を動画に収めることもでき、収穫充分の訪問となった。
以前も紹介した通り佐原は水郷の街です。
観光用のこんなボートも出ています。
街中には古い建物が立ち並びます。
東日本大震災で大きな被害を受けた佐原ですが復旧工事がようやく始まりました。こちらは伊能忠敬旧宅
さてお祭りの見どころはなんといっても山車の競演。こちらは小野道風の山車
ののじ廻しを披露してくれたのは、こちらの瓊々杵尊山車
のの字廻しの様子を動画でご覧ください。佐原囃子の音色と山車を回す男達に注目。(小生の目の前で「わっしょい」と掛け声をかけていた美女の声が 入っていますが姿は映っていません)
楠正成の山車も勇壮です。
下川岸地区の山車は素盞鳴尊です。
祭りの見学が終わった後はこちらの東薫酒造へ
酒蔵を見学したあと
こちらの、どぶろくを買って帰宅しました
ま~くさん、久しぶりにお邪魔します[E:happy01]
佐原の大祭(夏祭り)の記事も拝見しました。
夏祭りと違い、秋祭りは『のの字廻し』が勇壮なイメージですね。
最後のどぶろく、美味しそうですね[E:lovely]
私、お酒は飲めないんですが、どぶろくのボトボト感が好きでつい『一口飲みたい!』と思ってしまいます。
見事にのの字廻しを撮られましたね。
佐原囃子も最高です。山車の車輪は一年ごとに
取り替えるのでしょうか?かなり負担がかかると思います。
どぶろくは一年中手に入るのでしょうか?
ネズちゃん
どぶろくはそれ程アルコール度数も高くはないので
お酒の弱い人でも一口位なら大丈夫かもしれません。
ヨーグルトのような味わいで美味しいですよ
いはちさん
のの字廻しを行った後は、アスファルトに木製の車輪の跡が
くっきりとついているので、1年ごとかはわかりませんが一定の
サイクルで交換していると思います。
どぶろくは通年で入手可能です。
佐原に行った時は必ず買いますが、持ち帰る時に気をつけないと
栓を開けた時に大変な事になります。
なんかこの山車の上の人形は怖いですね
キャラクターもそういう人を選んでるのかもしれませんが
強烈なイメージです
子供さんが泣いたりしなかったんでしょうか
あさとさん
山車のモチーフとなっている人物は神話上の人物だったり
武人が多いので、やはり怖い感じの表現になってしまいますね。
ただ基本的に山車の上の人形が動く事はありませんので
子供が怖がると言う場面に出会った事はありません。
山車によっては先頭を小さな子供が曳いているのでほほえましい
姿を見る事もできます。