昌徳宮

今回の韓国出張ではキッチリと予定が入っていたために、日中は自由な時間が殆どなかった。そんな中で合間を縫って、唯一観光できたのが昌徳宮であった。

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昌徳宮はもともとは李氏王朝の離宮として1405年に造られたものである。その後、豊臣秀吉の朝鮮出兵で焼失するが、1611年に再建されもともとの離宮としてではなく中心となる王宮として、1910年の日韓併合まで使用されていた。1997年には世界遺産に登録され現在に至るとの事である。観光に関しては若干の注意が必要で、決まった時間に開催される言語別の見学ツアーの時間帯以外での観光はできないようである。(ただし木曜日のみは自由散策が可能)

もともとが離宮であったせいか、王宮にしてはこじんまりとした造りになっているという印象を受けた。入ってすぐにあるのが仁政殿である。ここでは王の即位式、臣下の朝礼式、外国大使の接見等の国の重要行事が執り行われた場所である。殿内の玉座に座った王に対して官位順に臣下が並ぶ。当然ながら身分の高いものほど、王に近い所に立つことになる。また臣下が並ぶ石畳の両脇には、官位が刻された石が立っており臣下が並ぶ際の目印となっている。

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宮内は煕政堂、楽善斎などのいくつかの建物が並び、少し離れた奥まった所に秘苑と呼 ばれる庭園がある。ここには芙蓉池と呼ばれる石造りの池を囲むように、芙蓉亭、宇合楼等の建物が並んでいる。池はそれほど大きなものではないが、水草が配されて趣のあるものとなっている。この日は自由散策が可能な木曜日であったこともあり、スケッチを楽しむ人が何人も座っていた。

おりしもここで朝からしとしとと、降っていた雨が強くなり散策を中止せざるを得ない状況となった。次回の機会があれば、じっくりと散策をしてみたいと思う。

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仁政殿の玉座。意外とこじんまりしています。

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仁政殿の玉座から臣下が並ぶ方を俯瞰。王様の視線です。

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石畳には官位が刻された石が。これに従って臣下が並びます。

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秘池の芙蓉亭



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