タイ国鉄東北線に乗る -タイ・ソンクラーン録 Vol.33-

翌朝は少し早目に起きて、タクシーでフワランポーン駅へ向かった。タイ国鉄東北線に乗車するためである。タイ国鉄東北線はその名の通りバンコクからタイ東北部へ延びる鉄道で、途中のナコーンラーチャシーマで二手に分岐し前日まで滞在していた、ウボンラチャターニ行きとノンカーイ行きに分かれる。

小生が乗ろうとしていたのは、8時20分にフアランポーン駅を出発するウドンターニ駅(ノンカーイの手前)行きの急行列車である。しかし切符売り場に着いたときに時計を確認すると8時18分を指していた。早く切符を発券するよう駅員を催促し受け取ったチケットを握りホームを走る。そうして列車に飛び乗るとほぼ同時に、時間通りにフアランポーン駅を出発した。

しかしフアランポーン駅を出発した列車は“急行”であるにもかかわらず、ノロノロ走行したかと思えば停車するということを繰り返しなかなか進まない。海外で列車の遅延が珍しくないことはわかっているが、始発列車が出発して早々にこれでは遅れるのも当然と言う気がしてくる。結局そんな運転は途中のバーンケン駅まで続くこととなった。

バーンケンを過ぎると列車はようやく順調に進むようになり、結局目的地へは20分ほど送れての到着となった。
(何処へ到着したかは次回・・・)

Bangkok, Stall

ホテル前にはタクシーがいませんので流しているタクシーを捕まえに行きます。途中、気になるものを発見しますが時間がないのでスルーします。

Thai railway

フワランポーン駅に到着です。慌てて切符売り場に行きます。

Thailand railway

乗る列車はこちらの列車。慌てて撮ったのでブレてます。

Thailand railway

号車も見ずに飛び乗ったら3等エアコンなしの車両でした。

Thailand railway

こちらが私が利用する2等エアコン付車両。ちなみに1等車両は夜行のみ連結されます

Thailand railway

無事に乗れたので車内を散策。日本と違って連結部分は外部にむき出しです。

Thailand railway

トイレはこんな感じ。いわゆる「開放式」で穴からは線路が見えます。
日本では見られなくなった汚物を線路に垂れ流す方式です。

Thailand railway

途中こんな光景が。高架化するのでしょうか?

Thailand railway

席に戻ると弁当売りが来たので朝食を買います。
バットガイガパオが20THBでした。美味しかったです。


8 responses on タイ国鉄東北線に乗る -タイ・ソンクラーン録 Vol.33-

  1. 餌釣師 より:

    弁当と言いながら手作り感満載のガッパオですね。
    確かに美味しそうです。
    鉄分補給ですか?
    タイの鉄道もなかなか楽しそうですね。
    深夜特急の映像版で見ました。

  2. いはち より:

    え?2分で切符を買ってホームに行って
    電車に乗ったんですか~。
    私なら諦めてしまうかもしれません。
    トイレは水洗なんですね。左右の足置きが
    違うようですが・・・

  3. 鉄路迷 より:

    タイでは、切符を買ったらすぐに乗車できるのですね。
    あらかじめ切符を買っておいて、発車のだいぶ前までに駅に行っておく必要がある中国の鉄道とはだいぶ違いますね。
    帰りの列車の車両は日本製ですな。
    大分古いのですが、塗装をし直してなんとかごまかしていますが、JRからの中古も到着していますし、この先あまり長くは走らないと思います。

  4. ま~く より:

    餌釣師さん
    弁当売りのおばちゃんが自宅で作って容器に詰めたんじゃないか
    という感じですね。味の方もなかなか良かったですよ。
    何よりコストパフォーマンスが抜群ですね
    目的地までは色々な行き方を考えたのですが、上海の地下鉄を除くと
    海外の鉄道にあまり乗った事がないので鉄道での移動にしました。

  5. ま~く より:

    いはちさん
    1本列車を逃すと次の列車まで1時間半以上待たなければなりません
    でしたし、そうなるとバンコクを午前中が完全に潰れてしまうので
    必死で走りました。
    トイレの足置きは補修した際に左右別々になったのでしょうね。
    形の違う部材でも使用に支障があるものではないですからね

  6. ま~く より:

    Dr.鉄路迷さん
    タイ国鉄では駅に改札がありませんので切符を買ったらそのまま列車に
    乗る事ができます。そのため切符は車内での検札を受けることになります。
    だいぶ年数が経ったデディーゼル機関車だなと思っていましたが
    日本製ですか。タイでも日本で退役した車両が頑張っているんですね。
    > 帰りの列車の車両
    ちなみに今回の記事で紹介しているのは往路のみの車両となります

  7. あさと より:

    バンコク中心部の西寄りを国鉄はまず北上します
    このあたりの線路は・・・・
    見るとこういう走りをしないと危ないということがよくわかりますよ
    下から2番目の高架柱ですが
    実は国際空港がドンムアンだけにあったころ
    ホワランポーンから空港までの高架鉄道が計画されていて
    実際にドンムアンから市内への数キロの柱はできていたんです
    そこへ例のタクシン政権によって方針が変えられ
    大きな金が動く方へ転換したわけで
    その後はほったらかしにされています

  8. ま~く より:

    あさとさん
    鉄道に乗った時は通路側の席でしたので線路を良く見て
    いませんでした。またタイで鉄道に乗る機会もあると思いますので
    その時はじっくりと見てみようと思います。
    高架の柱はそういう経緯があったのですね。
    計画がとん挫した後に柱がそのままというのはいかにもと言う
    感じですね。でも利用者の利便性を考えればやはり高架化した方が
    ダイヤの正確性にも寄与しそうですね


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