現在は原付で遠出をする事はなくなりましたが、以前に原付出遠出をしていた頃は所謂「酷道」と呼ばれる道も好んで走っていました。そんな酷道が東京都内にもあります。それが通称、「提灯殺しのトンネル」と呼ばれるところです。
「提灯殺しのトンネル」は正式名称を高輪橋架道橋と言い、JR山手線の品川駅と田町駅の間にあるトンネルです。このエリアは高輪地域と芝浦地域がJRの線路で隔てられ行き来がしにくい所をなっています。しかし高輪橋架道橋はJRの線路の下をくぐり、高輪エリアから芝浦エリアに通じる数少ない道路となっています。以下に地図を示しますが、都営浅草線泉岳寺駅が最寄り駅になります。
小生が酷道と称する所以はその高さで、わずか1.5mしかないのです。歩行者もかがんで歩かないと天井に頭をぶつけてしまう高さです。この道路は高輪エリアから芝浦方面への一方通行ではあるものの車両の通行が可能となっています。しかしその高さゆえタクシーが天井の提灯をぶつけてしまう可能性があることからそ「提灯殺しのトンネル」と言う通称がついたようです。
小生のクルマは車高が1.63mあるため、このトンネルを通る事ができませんので歩いて通行してみましたが、歩行者も自転車もみんなかがんで通行しています。通っているクルマは殆どがタクシーで、当然ながらワゴン車やミニバンの姿はありません。現代人からすると何とも低いトンネルですが、この高さは大正時代の日本人の平均身長(1.65m)に合わせて設計されたそうです。
ただこちらのトンネル、そう遠くない将来に通れなくなる可能性があります。JR東日本では品川駅と田町駅の間に、新駅を開設し2020年の開業を目指しています。高輪橋架道橋があるのは、まさにその新駅の予定地となっており新駅建設とともに廃止になると言う見方が有力となっています。興味のある方は今のうちに行ってみる事をお勧めします。
高輪側から入ります。入口はこんな感じになっています。高さ1.5mの制限の看板が入口にあります。
頭上をこんな風に山手線が通ります。
トンネルの一番低い所はこんな感じ。かがまないと頭をぶつけます。
かなりの量のタクシーが通りますが、天井スレスレです。
芝浦側にに出ました。歩いても5分かからないです。
大都会の中の魔境ですね
大阪にも以前はこういう物ではありませんが魔境と言ったものがありましたが
ほぼすべて改善?なくなりました
でもきっと
魔境と言われないだけで存在してる不思議睦はあると思います
あさとさん
大阪でも探せば色々と変わったところがあるのではないでしょうか
私の勝手なイメージですが、新世界界隈なんかはカオスなところが色々あるような気がします。
へ~。もしかしたらタモリが取材していそうな場所ですね。
酷道が好きな私ですが、ここの存在は知りませんでした。
私の車も155センチの車高なので通ることは出来ないですね。
この冬にでもちょこっと出かけてみたいです。そしたらレポートしますね。
いはちさん
確かにブラタモリあたりに出てきそうな所ではありますね。ただあの番組、最近は地方都市を回る事も多いようです。以前はタモリさんが昼に必ず東京にいる必要がありましたから、地方遠征もできなかったのでしょう。
もし行かれるのであれば泉岳寺駅を目指して行くのが良いと思います。泉岳寺駅からは歩いて1・2分のところです。
後ろに車がいるのに間違えて直前まで行ってしまうと偉い事になりそうですね・・・
高いところもダメですが、圧迫感のあるところも苦手なのでちょっと通れないかも(笑)
餌釣師さん
ナビなんかの誘導で走っている時に、誘い込まれる可能性がありそうですね。バックで戻るにも難儀する所なので大変そうです。
歩いていてもかなりの圧迫感があります