タイ・バンコクの新しいランドマークとして新たな施設建設の計画が持ち上がっているようです。計画されているのは、バンコク・オブザベーションタワーと呼ばれるもので高さ459メートルで、世界で6番目に高く東南アジアでは最も高いタワーになるとのことです。
バンコク・オブザベーションタワーの建設はタイ軍事政権によって国家事業として位置づけられ、「バンコク・オブザベーション・タワー財団」と「ナショナル・アイデンティティー財団」という2つの財団が建設、運営を担当し2019年の完成を目指すという事です。建設地はチャオプラヤ川西岸にあるタイ財務省が所有する6,400平方メートルの土地で、財団に30年間の定期借地契約で貸与されます。
タワーのデザインは蝋燭を模した形状になるようです。これは昨年崩御したプミポンアドゥンヤデート前国王の誕生日に数百万人の国民が蝋燭をともす行事が行われたことにちなむとともに、国の繁栄を照らし出すシンボルとしての意味合いがあるようです。また施設内に商業用スペースはなく、タイの歴史、文化遺産の紹介や教育目的に利用されるとの事です。タワーの運営によって発生した利益も地域社会や慈善団体に還流される仕組みとなるようです。
完成予定とされる2019年まではあと2年あまりしかありません。東京スカイツリーも2008年の着工からから開業まで4年近くかかった事を考えれば、バンコク・オブザベーションタワーの2019年開業は難しいかもしれません。とは言え、タイの歴史・文化を系統だてて紹介する施設と言うのはあまりありませんので、そういった面では歓迎すべき施設であると思います。
チャオプラヤー西岸はまだまだ開発の余裕がある区域ですが
2年でタワー建設となると・・・・・
また中国が吹っかけたのでしょうか
中国相手の交渉は細かく違約金を定めないと
相手にうまくすべて丸め込まれます
あさとさん
こちらのタワーの建設費用1億3,800万UDSと言われていますが、50を超える民間の企業、団体が拠出することになっているようです。今のところ中国がどうのという動きはないようです。
確かに歓迎すべき施設ですね。
しかし、2年という工期で完成するのでしょうか。
あさとさんと同じ意見です。
いはちさん
間違いなく2019年に完成ということはないと思います。そのあたりはタイではいつものことで、工期は必ず遅延しますからね
でしょうねえ。
タイの高速鉄道の売り込みといい、こんな建物を2年で完成させるのなら
中国がかかわっているでしょうね。
早く完成するか、予算のトラブルで延期か中断になるかのどれかです。
Dr.鉄路迷さん
建設目的にはプミポン前国王の追悼の意味合いもあるようなので、そういったものはタイ資本で建設するようです。