バゲージクレームにて -タイ怪像録 Vol.16-

4月29日(2日目) Ⅺ

前回の記事で少し違和感を感じた方がいらしゃるかもしれません。実は帰国後にiCloudの操作を誤り、2日目の写真についてはタイスマイル搭乗以降の写真・動画が消失してしまいました。そのため今回は写真なしの記事となります。


さて到着したウボンラチャターニ国際空港で預けていた荷物を受け取ります。しかしすぐに異変に気付きます。キャスターが不自然な動きをするのです。

そこで慌てて荷物をチェックすると、ポリカーボネート製のスーツケースのキャスターに近い部分に、大きなひび割れができていたのです。スーツケースを押して動かそうするとひび割れの部分にキャスターが沈み込むので、動きはするものの不自然な動きになっていたのでした。

そこですぐにタイスマイルの職員を探しますが、どこにも見当たりません。そこで制限エリアを出て、タイスマイルのカウンターに行きますが、こちらも無人です。そこで仕方がなく、タイスマイルのチケット売り場で事情を話し、係員を呼んでもらうことにしました。

10分ほど待ってやってきた女性の担当者は、状況を確認すると小生に2つの選択肢を提示しました。

  1. スーツケースを預かり修理し返却
  2. 賠償金として300THBを支払う

本来であれば、文句なく前者の対応を求めたいところです。しかし修理期間は一カ月ほどが必要だという事です。しかしイサーンの滞在は一週間ほどですので、修理を悠長に待っているというわけにはいきません。そこで代替品の購入には全く足りない金額ではありますが、後者を選択することにしました。

ところが女性の担当者が慌てたのは小生が選択の結果を伝えて伝えてからでした。どうやらタイスマイルの社内規定では、担当者が300THBを立替ておき、後で精算する事になっているようです。しかし担当者は300THBもの現金を持ち合わせていなかったのです。そこで周囲の同僚に現金を持っていないか、聞いて回りますが誰も持ち合わせのある人がいません。

結局、女性の担当者はチケット売り場にある現金から300THBを調達して小生に渡すことになりました。

4 responses on バゲージクレームにて -タイ怪像録 Vol.16-

  1. いはち より:

    え?レジの中のお金を・・・ですか。
    まあ、そんなものでしょうかね。
    私は赤組の飛行機でシドニーに行った帰りに
    LVの行李の底に張り付いている金具が外れていて
    セキュリティを出てから係員に言ったのですが
    セキュリティ内でないとクレーム処理できないと言われて
    泣く泣く自分で治しました。

    1. ま~く より:

      いはち さん

      航空会社によってレギュレーションが違いますから、本当は事前にチェックしておくのが一番ですが、まさか荷物の破損は発生するなんて思わないので確認しない人がほとんどですよね。ただこういうトラブルが発生した場合は、特に海外の場合は発見してすぐにその場で申告するのがセオリーです。どこかに移動してからですと、その移動の間に破損したのだろうといわれかねません。

  2. あさと より:

    そうですね
    バゲージ破損の場合修理が一般的です
    レガシーキャリアでも新品保証はまずありません
    私もJAL時代に一度国内で修理を受けたことがありますが
    1週間以内で届き
    以前より強固になっていました

    賠償金という制度ですが
    これが約款を見ないとわからないことなのでしょうけど
    ここにお国事情が出ますね
    バゲージもそうでしょうけど
    人間の場合の補償の額となると
    その航空会社がいくらまで保証するカテゴリーに入ってるかが
    きちんとわかっていないと
    大変なことになります

    1. ま~く より:

      あさとさん

      帰国時に発覚した破損なら、修理を選択するところですが往路でしたので、この選択肢しか実質的になかったように思います。はじめは修理してもらって滞在先の家に送ってもらい、そのまま保管しておいてもらおうかとも考えたのですがいずれにしても帰国用のカバンを買う必要が発生しますので、それであれば少しでも費用の足しになればとの判断で↓

      これまで何度かバゲージの破損は経験していますがいずれも帰国時のもので、往路での破損は初めてでした。


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