イサーンに限らずタイ全般で言えることですが、地方都市では義務教育を終えると働きに出る人が多いです。農村部出身者が高等教育を行ける機会というのはまだまだ少ないのが現状です。
しかし極度の首都一極集中状態となっているタイの地方都市では、求人も多くありませんので多くの若者はバンコクに出て働いています。なかにはバンコクで結婚し子供をもうけたものの、子供は田舎の両親に預けて自分たちはバンコクで働き続けるというケースも多いです。
小生のイサーンでの滞在先にも、そのような形で祖父母に預けられた子供たちが何人かいました。(日本と違って婚姻年齢が低いので祖父母と言っても、40歳代だったりしますが)以前のイサーン滞在ではそういった子供たちが鶏を追いかけたりして遊んでいる姿をよく眺めていたものです。
今回のイサーン滞在では、そんな子供たちの様子に大きな変化がありました。そのきっかけがこちらです。
滞在先の家長の家の電線の引込み部分です。3本ある線のうち両脇の2本のケーブルは以前からあった電気の引込み線です。真ん中の細いケーブルが、前回のイサーン滞在以降に追加されたインターネットのケーブルです。
写真は撮れませんでしたが、宅内に引込まれたインターネットのケーブルはWi-Fiルータに接続されスマートホンなどでWi-Fi通信ができるようになっていました。そんなわけで数年前までは大人でもガラケーしかもっていなかったものが、大人子供の区別なくスマートホンを持つようになりました。
しかし祖父母が孫に甘いのは日本でもタイでも同じです。子供たちに何の制約もなくスマートホンを与えると当然のようにこうなります。
ネットゲームや動画配信サイト三昧です。今回のイサーン滞在では、イサーンの急激な変化を感じるものとなりました。
私もタイの国境付近やラオスでも思いました。
大人も子供もスマホばかり・・・。
坊さんまで仏像の前に寝転がってスマホ。
これからは世界でも当たり前のような光景になるのでしょうね。
Dr.鉄路迷 さん
少し前まではスマホは東南アジア諸国では高級品でしたが、日米欧よりも安い韓国製が普及し、さらにそれよりも安い中国製のスマホが売られるようになると一気に普及した感があります。今や日欧のスマホメーカは、ほぼ駆逐されてしまいました。
スマホの普及はすごいですね。
私も生涯ガラケーで、と思っていたのですが、テザリングをするので
どうしてもスマホが必要となりました。
この環境がこの後どう子供に影響があるのか?
外で遊ばなくなっちゃうんですよ。
いはち さん
本当にこうして小さい時からスマホを使い込んだ子供が大きくなったら、どうなるのだろうと思ってしまいますよね。我が家でも使い方なんかまったく教えていないし文字も満足に読めないはずなのに、自分で勝手にゲームしたり動画を見たりしています。一応、使用時間は親が管理しているものの、先々考えるとどうなるのだろと思ってしまいます
物事の良し悪しの正しい判断ができないうちに
何でも出来るような道具を持つのは
間違いなく良い方向に進みません
もちろんスマホの操作が今後の生活の中で
必要不可欠にはなりますので
与えないという選択は出来ないので
保護者が管理できる環境を整えないといけませんね
あさと さん
保護者が管理して管理しなければならないというのは、やはりその通りだと思います。日本の中高生でも最近は頻繁にスマホが絡んだトラブルが発生しているように、タイでもそういうことが起きるのではと思ってしまいます。