バンコク郊外一日観光 -タイ怪像録 Vol.58-

バンコクには2泊の滞在予定ですが、初日はイサーンからの移動、3日目は朝便で帰国の予定となっていますので、観光ができるのは中日のこの日だけということになります。

折しもこの日はワチラロンコン国王の戴冠式の2日目となっています。王宮周辺ではパレード等が開催される予定になっており、交通規制も多くあるようです。本来であればまだ行ったことがないワット・アルンなども行きたいところですが、王宮周辺では混雑と混乱が発生することが予想されます。

そこでこの日は王宮周辺は回避し、バンコク都を抜け出し東隣のチャチュンサオ県に一日観光に出かける事にしました。バンコク都とチャチュンサオ県の位置関係はこんな感じです。

※画像クリックで拡大。オレンジ色部分がチャチュンサオ県

バンコクからチャチュンサオに行くには、いくつかの方法があります。最も簡単なのは、旅行会社のツアーを利用する方法でしょう。HISのタイ現地法人などの旅行会社が現地ツアーのみを募集しており、一人当たり6,000～9,000円ほどで行くことができます。

一方で自力で行く場合は、鉄道かロットゥーでチャチュンサオ駅まで行くことができます。しかしいづれの場合も、チャチュンサオ駅から観光スポットまでは、トゥクトゥクなり、乗り合いバスを利用することになります。チャチュンサオ県の観光スポットは、それぞれが離れたところにあるので次のスポットに向かうたびに移動手段を探すのは面倒です。

そこで小生が利用したのが、カーチャーターでした。今回利用した都レンタカーという、会社ではワゴン車(TOYOTA イノーバ)を借りた場合、運転手付き(通訳なし)のカーチャーターが8時間で1,500THB(約4,950JPY)です。ガソリン代と高速代は別料金ですが、チャチュンサオの往復距離が200km、高速代を100THBと仮定した場合でも、トータルの費用は2,600THB(約8,580JPY)です。

参加人数を考えればツアーに参加するよりも格段に安いです。またこの会社は、タイに進出している日本企業の社員が視察に来た時のカーチャーターを主に請け負っている会社のようなので、しっかりしている印象も受けます。

ということで、朝10時にホテルを出発した車はバンコク都内の渋滞にはまることなく、高速道路を東進することとなりました。