チャチュンサオ観光(1) ワット・サマーン・ラタナラーム(วัดสมานรัตนาราม) 前篇 -タイ怪像録 Vol.59-

5月6日(9日目) Ⅲ

チャチュンサオ到着

バンコクを出た車は1時間半ほどで、チャチュンサオに到着しました。最初の目的地はこの街でもっとも有名な観光スポットであるワット・サマーン・ラタナラームに向かいます。

この寺院の一番の目玉は巨大なピンクのガネーシャ像です。ガネーシャはヒンドゥー教の神の一つでインドでは現世利益をもたらす「富の神様」とされています。上座部仏教を信仰するタイでも、ガネーシャは広く信仰を集めており、バンコク都内の街中でもその像を見る機会もあります。ワット・サマーン・ラタナラームのピンクのガネーシャ像は3倍の速さで願いを叶えてくれるとして、多くの観光客を集めています。

ワット・サマーン・ラタナラームから少し離れたところに、駐車場の表示があるのを見かけたので、そこに止めるのかなと思っていたら、カーチャーターの運転手は素通りします。運転手曰く、ここには何度も日本人を連れてきたことがあり、もっと近くまで車で行けるというのです。

進んでいく道はこんな感じです。両側には店舗が立ち並び多くの通行人が行き交う中を進んでいきます。その様子はさながら成田山の参道のようです。道はこの後さらに細くなりその先にある本堂脇の駐車場に到着しました。

本堂参拝

ピンクのガネーシャで有名なお寺ですので、真っ先にピンクのガネーシャに向かう人がほとんどですが、まずは本堂をお参りしましょう。駐車場脇に白いきれいな建物が本堂です。

入口で靴を脱いで本堂に入ります。入り口にも仏像がありますね。

本堂には金色のきれいな仏像が安置されています。参拝する人は少ないようですが、小生はしっかりと参拝させていただきました。

仏像をアップで撮影。仏像の由来などはわかりませんが、大変美しい仏像でした。

ガネーシャと対面

本堂の参拝を済ませた後は、いよいよピンクのガネーシャと対面です。ガネーシャ像は横が約15m、高さが5mはあります。台座には色違いのガネーシャの立体彫刻が全周に渡り貼り付けられており、内部はお参りグッズの販売店になっています。

そんなガネーシャ像の周りには様々な色をした等身大の八匹の鼠の像があります。鼠はガネーシャの乗り物なので「神の使い」となっています。そのため願い事は直接ガネーシャに告げるのではなく、この鼠に告げてもらう必要があります。タイでは産まれた曜日毎に“色”が決められているので願い事をするのは、自分の産まれた曜日の色の鼠となります。各曜日の色は以下の通りとなります。

 月曜日:黄色
 火曜日:ピンク
 水曜日:緑
 木曜日:オレンジ
 金曜日:青
 土曜日:紫
 日曜日:赤

鼠にお願いするときは願い事が外へ出ていかないよう、反対側の耳を塞いで伝えなければならないとのことです。

ガネーシャ像です。やはり間近で見るとかなりの大きさです。余談ですが小生がマラソン大会に出場する際は、自分でデザインしたシャツを着ていますが、そのシャツにもガネーシャをあしらっています。

ガネーシャ像をアップで撮影します。

ガネーシャ像を眺めた後は、周囲にいる鼠にお願い事を伝えましょう。

月曜日産まれの小生はこちらの黄色い鼠にお願いしました。きちんと反対の耳は塞ぎましたよ。

火曜日産まれの人はこちらのピンクの鼠です。

水曜日産まれの人は緑の鼠

木曜日産まれの人はオレンジの鼠です

金曜日産まれの人は青の鼠です・

土曜日産まれの人は紫の鼠です。日曜日の赤の鼠はなぜか撮り漏れています。ガネーシャを取り囲む鼠は8匹ですが、曜日は7つですね。ということは曜日を受け持たない鼠がいることになります。

それがこちらの白い鼠です。

ワット・サマーン・ラタナラームは、まだまだ見るところがあるのですが、長くなりましたので次回に続けることにします。

6 responses on チャチュンサオ観光(1) ワット・サマーン・ラタナラーム(วัดสมานรัตนาราม) 前篇 -タイ怪像録 Vol.59-

  1. 鉄路迷 より:

    では、私は緑ですね。
    バンコクからの郊外観光として良さそうなところですね。
    わたくしほどですと列車で行きそうです。

    1. ま~く より:

      Dr. 鉄路迷 さん

      バンコク郊外の観光スポットはいくつかありますが、ここは近年人気が出ている場所の一つです。ただアユタヤのように昔からあるものではないので、駅からの交通手段はなかなか不便です。最初は私も列車で行くことを考えたのですが事前に調べれば調べるほど面倒なことが分かった、こういった移動手段になりました。

  2. いはち より:

    地図から察するにこの場所は川の切り回しをした場所なのでしょうか。
    四方を川で囲まれているみたいですね。
    日本の寺院だと仏様は撮影禁止だったりするのですが、こちらでは
    自由に撮る事ができるのですね。
    自分の生まれた曜日・・パソコンで調べられるのでしょうか?

    1. ま~く より:

      いはち さん

      タイ北部や南部を除くと、国土の多くの部分はだだっ広い平野なので川も行方が定まらず蛇行するものが多いです。毎年、タイで洪水が起きるのもこういった地形が影響しています。タイの地図を見てもタイ湾に流れる川はどれもクネクネ曲がったり、時に回ったりしています。

      Google で「誕生日 曜日」等で検索すると過去日付の曜日を調べられるサイトがヒットしますよ

  3. あさと より:

    私は金曜日なので青ですね
    ところでいろんなものが新しくてきれいに見えますが
    最近整備されたのでしょうか
    雨季がある熱帯モンスーンでは
    特に白い壁の傷みが早そうですからね

    1. ま~く より:

      あさとさん

      おっしゃる通りガネーシャ像は比較的新しいもので、2011年にプミポン前国王の83歳の誕生日を記念して作られたとの事です。ですのでまだ10年も経っていませんが、タイを訪れる日本人の間でもかなり知られる存在になってきました。私が訪れた時もちらほらと日本人観光客の姿もありました


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