タイ国鉄、長距離列車をクルンテープ・アピワット中央駅発着に変更

1926年の開業以来、バンコクを発着する鉄道の起点となっていた、フアランポーン(クルンテープ)駅ですが、2021年に開業したバーンスー中央駅に、全ての機能を移しフアランポーン駅は廃止になる予定でした。

ところが多くの利用者からの不満の声が上がったことから、2021年以降も継続してフアランポーン駅の運用が続いていました。加えてCOVID-19流行による人流抑制による、列車の減便がバーンスー中央駅への移転の遅れに拍車をかけていた形です。

現在では東本線を除き、66本ある長距離列車のうち52本の運行が再開されていますが、世界的な人流規制緩和の流れもあり、バーンスー中央駅の動きが再開される事になりました。まず今年になり、ワチラロンコン国王の命により、バーンスー中央駅の名称を「クルンテープ・アピワット中央駅」に改名される事が発表となりました。

これに合わせて、タイ国鉄(State Railway of Thailand)は、2023年1月19日より、本格的にクルンテープ・アピワット中央駅の運用が始まる事が発表しました。運行を再開している長距離列車52本すべてをクルンテープ・アピワット中央駅を発着に変更になります。具体的な列車は以下の通りです」。

【北本線】

【東北本線】

【南本線】

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ただしフアランポーン駅からは1月19日以降も都市鉄道、普通列車、観光路線の列車が通常通り運行されるとのことで、当面の間はフアランポーン駅が廃止になることはないようです。

最終的にはフアランポーン駅は廃止にならず、クルンテープ・アピワット中央駅は以前の上野駅のように長距離列車の発着駅という位置づけになっていくのかもしれません。