スコール -タイ・イサーン疎放録 Vol.16-

祭壇を寺に運ぶのは午後三時からとの話でした。しかし二時半を回ったあたりから急に雲行きが怪しくなります。そしてポツポツと腕に冷たいものを感じたなと思ったら、次の瞬間激しい雨が降ってきました。

寺から聞こえていたモーラムシンの演奏は止まり、激しい雨音だけが聞こえてきます。当然ながら道を歩く人は皆無となります。そのうち寺に祭壇を運ぶ予定であった午後三時を回りますが、一向に雨はやむ気配を見せません。

三時半を回るとようやく雨脚が弱くなってきます。すると滞在先の家の前に止まっていたトラックのスピーカから突然大音量の音楽が流されます。曲はもちろんイサーンの人たちが大好きなモーラムシンです。滞在先の家の壁がドンドンとゆれるくらいの大音量です。

すると何処からか人たちが集まってきて、トラックの前で踊り始めます。まだ雨がやんだわけではないのにそんなことはお構いなしです。踊っている人も若者もいればお爺さんやお婆さんもいます。タイ人というものは日本人とは違ったリズム感を持っているなと普段から感じていましたが、そのバックボーンを感じる出来事となりました。

滞在先の家の隣にある寺院ではモーラムシンの演奏が行われていました。

祭壇を運び出す準備が終わる頃に、大きなスピーカーを積んだトラックがやってきました。

ところが突然、雨が降り出します。こうなると屋外には誰もいません

雨が弱くなった頃に、トラックから大音量の音楽が流れ始めます。すると人々は濡れるのもかまわず踊り始めました。

こんな感じで老若男女問わず、踊り始めました。

8 responses on スコール -タイ・イサーン疎放録 Vol.16-

  1. あさと より:

    この独特のリズム
    なんなんでしょうね
    お経に近いのかとも感じますが
    タイ人に好まれるクラブミュージックも同じようなリズムの物のようです

    スコールや雨に関しては
    タイではまだ傘をさしてどうのと言う習慣が根付いてないようですね
    バンコク市内でも雨が降ると
    傘ではなく
    建物の中で過ごしますから
    長い年月のこの地方の雨の降り方が培った対処法でしょうね

    1. ま~く より:

      あさとさん

      独特のリズムですよね。初めは私もなんだろうと思っていましたが最近ではすっかりこのリズムに慣れてしまいました。イサーンの文化に根差したものなのでしょうね

      実はわたしはタイに行くときには雨具は持っていきません。ゆえに雨が降った時の過ごし方は現地の人と同じ方法です。それでもほとんど支障がありませんからね。

  2. Dr.鉄路迷 より:

    あらら。
    踊る人間は雨の中でも動けますが、
    スピーカーは濡れても大丈夫なんでしょうかね?

    1. ま~く より:

      Dr.鉄路迷さん

      写真と動画を比べてもらえればわかりますが、雨が降った後はスピーカにカバーがかけられています。ソンクラーンの時期はスコールも多いですしこうした対策はきちんとしているようです

  3. いはち より:

    私もスピーカーって防水仕様なの?と思ってしまいました。
    運んでいる車はスズキのジムニーの後ろに荷車をくっつけたような
    感じがしてならないのですが・・
    きれいな足のお姉ちゃんがたくさんいますね。

    1. ま~く より:

      いはちさん

      そういえば現地では気にしませんでしたがベースの車種は何でしょうね?改めて見ると個性的なフォルムですね

      この時期はタイでは最も暑い時期ですので、女性の露出度高くなります

  4. 餌釣師 より:

    中国も含めてアジア諸国に行ったときに思った事は・・・雨が降った時に傘を開くタイミングですが日本人の閾値が一番低いなと。
    このへんはMKさんも感じられていると思いますが(笑)
    僅差でなく、日本人だけ突出して傘を開くの早いですよね。
    雨が降っても約束の時間を守ろうと努力する日本人の真面目さがこんなところにも現れてますよね。

    1. ま~く より:

      餌釣師さん

      確かにそうですね。日本では霧雨のような雨でも傘をさす人が多いですが、アジア諸国では違いますもんね。
      ベトナムで見知たぬ人たちと雨宿りした経験がありますが、その時にそうなのかという思いで合点がいった思いでした


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