パヤーカンカーク博物館の見学を終えた後は、次の目的地であるワット・マハタート(วัดมหาธาตุ)に移動します。こちらのお寺、アユタヤに世界的に有名な同名のお寺があるので検索すると、そちらばかりがヒットしてしまいます。しかしヤソートンのワット・マハタートは、ヤソートンで最も大きく歴史のあるお寺です。
パヤーカンカーク博物館から車で5分ほどで到着です。Google MAPのナビを使っていると初めての土地でもスムーズに運転ができます。さて中に入りましょう。境内に入ってからわかったのですが、こちらは裏口でした。
境内をぐるっと回って本堂の正面にきました。立派な装飾が施されています。
本堂の脇にはこんな像がありました。こちらのお寺の高僧でしょうか。
本堂の入口の上には立派な仏画があります。
本堂に上がる階段にはこんな守り神がいました。
本堂のなかに入りました。正面にプラ・ブッダ・ブッサラヤート仏が安置されています。この仏像はチェンセーン様式で作られた瞑想姿の坐像で、膝幅は1.9メートルあります。ラーマ3世(1788-1851年)がヤソートンの初代県知事に下賜されたものという事です。
仏像のお顔をアップにしてみました。
周囲の壁には見事な仏画が描かれています。さて本堂の見学も終わりましたので本堂の裏手に回ります。
本堂の裏には、この寺のシンボルにもなっている白い四角い仏塔が立っています。こちらはプラ・タート・アーノン(Phra That Anon/พระธาตุอานนท์)と言い、その建立は695年となっています。ラオス様式の四角い仏塔で中には仏陀の弟子十傑の一人に数えられるアーナンダの遺骨が納められているとされています。
縦に撮ったほうが雰囲気が伝わりますかね。そしてこのお寺の最後の見どころが、こちらです
池の中に建てられているのは経堂(ホー・トライ)です。こちらは1840年代に建てられたものとされています。
なかに入ると様々なものがしまってあります。
仏像もありました。貴重なものなのでしょかね?
経堂ですので書庫には経典がびっしりとしまってありました。
経堂の奥にはこんなテントが設営されていました。翌週に開催されるブンバンファイ(ロケット祭り)の準備のようです。1週間後はここにたくさんの人が集まるのでしょうね
翌週に飛ばすロケットの一部のようです。
おっしゃるように
マハタートと名乗るだけあって
かなりの格式の寺院なのがわかりますね
場所が場所だけにラオ様式の寺院建築風なのかなと思いましたが
きっちりタイ式のお寺のようです
ただ経堂だけは
タイ式というより
カンボジア様式のような感じが私にはします
あさと さん
ヤソートンで一番格式の高いお寺ですし、その歴史も長いので作りこまれるところはしっかりと作りこまれているように感じます。おそらく少しづついろいろなものが増えて行って今の姿になったと思われます。
水上の経堂というのは珍しいですよね。イサーンは排水が悪いので高床式で住居や倉庫が作られるのは珍しくないですが、初めから水の上というのはなかなかない気がします。
ずいぶんと大きなお寺ですね。日本で言ったら東大寺に相当するのでしょうか。
695年と建立ですか。かなり古いですね。弘法大師が生きていた頃と同じ
くらいでしょう。
いはち さん
王家がかかわっているようなバンコクにあるお寺と比べると規模は比べるべくもないですが、それでもイサーンのなかでは大きなお寺です
おしゃるように日本の歴史と照らし合わせて考えてみるのも楽しそうですね。美しい仏塔ができた時期は日本ですと大化の改新の後、律令時代といったところでしょか
ここも仏陀のお話が絵になっていますね。
このまえのラオスでも同じようなストーリーが絵になっていました。
アーナンダの遺骨があるんですか。
仏陀の遺骨はそんなに遠くない10カ所にありますが、
アーナンダの場合は随分と広範囲に分骨されているんですかね。
Dr.鉄路迷 さん
この地域の由緒あるお寺ですと仏陀の逸話を壁や天井に書かれていることが多いですね。おそらく文字が読めない人でも仏陀の教えをわかるようにということなのでしょう。
アーナンダのお遺骨があるということにはなっていますが、実際のところはどうなんでしょうね