1時間目 -普通自動二輪免許取得記(小型AT限定解除) Vol.05-

10月31日(土)

教習前

入校式から2週間ほど空いて、いよいよ教習がスタートします。この日の予約は9時からと、15時からの2時間が入っています。実車教習では一日の教習時間は2時間までとなっていますので、これ以上の予約は一日に入れられません。

8時50分になり配車券を受け取り、二輪待合室に行くとすでに指導員が数名待機していました。今回は私と同年代の教習生が3名、指導員も3名という事でワンツーマンの教習となりました。小生の担当となったのは30歳代と思われる比較的若い指導員でした。

最初の免許証の確認をした後にプロテクタの装着方法の説明を受けます。こちらは以前の教習と変わりませんが、おとなしく話を聞きます。次いでギアの仕組みに関する説明がざっくりあった後に、いよいよ教習が開始です。

教習内容

今回の教習内容は以下のようなものでした。

車両の取扱い

指導員がバイクを出してくると、まずスタンド掛けの練習です。最初にサイドスタンドをかけた後に、センタースタンドをかけます。センタースタンド掛けでは思った以上に車体が重いのに驚きましたが、難なくクリアです。続いてバイクを押し歩きで、教習所の隅の方へ移動します。

そこで乗車姿勢、ギア操作の方法などの説明を受け、センタースタンドがかかった状態で実際にエンジンをかけギアチェンジを体験します。かなり説明が丁寧であったこともあり、ここまでですでに教習時間の半分以上が過ぎています。

周回

そして残りの時間を使って教習コースを周回します。事前に心配していたギア操作ですが、実際にやってみると意外と大丈夫そうです。それよりも戸惑ったのがアクセルワークの難しさです。少しひねっただけで思った以上にエンジンが吹けます。こちらはちょっと意外な感じでした。

ニュートラル

以外に苦心したのはギアをニュートラルの扱いでした。降車時になかなかニュートラルに入らなかったのです。指導員からは空ぶかししながらだと入りやすいと言われましたが、それでも少し苦心しました。一方で2速に上げたつもりだったのがニュートラルに入ってしまい、空ぶかしをしてしまうなどという事もあり、こちらはもう少し慣れが必要そうです。

乗車・降車手順

小型ATの際にも順序立てて乗車手順について説明を受けませんでしたが、限定解除審査の際には以下の乗車手順を守る必要があります。

停車・降車手順

  1. 後方確認
  2. ブレーキレバーをにぎる
  3. ハンドルを右向け車体を起こす
  4. サイドスタンドをはらう
  5. 後方確認
  6. バイクに乗る
  7. リアブレーキを踏む
  8. ミラーを合わせる
  9. スイッチON
  10. クラッチを切る
  11. エンジン始動
  12. 右ウインカー
  13. 右足をつき左足で1速に入れる
  14. 左足をつき、右足をステップへ
  15. 左右後方確認
  16. 発車

小型ATの卒業検定の時はミラーを合わせるのを忘れ、減点されたので注意が必要です。

停車・降車手順

同じように降車手順についてもまとめておきます。

  1. 左ウィンカーを出す
  2. 1速で停止
  3. 右足をつきニュートラルに入れる
  4. ウィンカーを消す
  5. エンジンを切る
  6. フロントブレーキをかける
  7. ハンドルを右に切る
  8. 左右後方確認
  9. 降車
  10. サイドスタンドをかける
  11. ハンドルを左へ切る

こちらはニュートラルに入れるのを忘れる人も多いようなので注意が必要そうです。

今回の教習項目

教習自体は問題なく予定していた教習項目をこなして終了となりました。

No 教習項目 No 教習項目
1 車の取扱い 10 バランスのとり方(直径)
2 自動車の機構と運転装置の取扱い 11 バランスのとり方(曲線)
3 運転姿勢 12 坂道の通過
4 ブレーキ操作のしかた 13 坂道における停止及び発進
5 発進及び停止のしかた 15 交差点通行(直進、右折、左折)
6 変速操作のしかた 17 急制動
7 円滑な発進・加速 18 交通の状況及び道路環境に応じた運転
8 速度の調節 20 高度なバランス走行など
9 ブレーキ操作 21 教習効果の確認(みきわめ)

黄色:今回の教習項目、灰色:教習済の項目、白色:未履修の項目

6 responses on 1時間目 -普通自動二輪免許取得記(小型AT限定解除) Vol.05-

  1. あさと より:

    う~ん
    自動車教習所で
    坂道停止や35km走行を全くできなかった私には
    無理なスキルばかりです
    こと操縦や運転に関しては
    出来る人を尊敬します

    1. ま~く より:

      あさと さん

      特別な事情のない限り運転は練習すればできるようになるはずです。そのための教習所ですしね。

  2. いはち より:

    16号とかで信号待ちでバイクで先頭に立っていると
    スルスルっとどこからか誰かがやって来てゼロヨン体制に
    なるんです。
    で、発進した時に相手がニュートラルに入れて空ぶかししたりすると
    笑ってしまったりもします。
    この一速からニュートラル・・二速の時の癖がそれぞれのバイクには
    あるのでは?と感じている私です。

    1. ま~く より:

      いはち さん

      そういったシチュエーションで、青信号になった瞬間にエンストするバイクをたまに見ます。私の場合はエンストはないですし、クラッチを切ることによる空走もありませんので、250㏄くらいのバイクであればスタートでは負けません。

      確かにクセはあるでしょうね。この後に乗った教習車ではあまり苦労せずにニュートラルに入れられましたから

  3. 鉄路迷 より:

    原付に乗れない私からすると、降りるだけでも手順が多くて・・。
    私は絶対に何か抜けてしまいますよ。

    1. ま~く より:

      Dr.鉄路迷 さん

      まぁあくまでも教習所の検定試験の時に必要な手順ですからね。通常の道でこんな面倒な事をしている人なんていません。自分のバイクであれば、ミラーなんて毎回合わせるなんてこともないですし

鉄路迷 へ返信する コメントをキャンセル

※メールアドレスは管理者のみに通知されます。