7時間目 -普通自動二輪免許取得記(小型AT限定解除) Vol.11-

11月15日(日)

連続教習

この日は2時間続けての教習でしたので、プロテクタ類は装着したまま配車係のところへ行き、配車券を受け取ります。配車券の担当指導員の名前を見ると、前の時間と同じいかりや長介似の指導員の名前が書かれています。ベテラン指導員らしく説明がわかりやすかったので、良かったと思いながら二輪待合室に戻りました。

教習内容

教習メンバー

この時間の教習は男性の教習生が6名とこれまでのなかで最多人数となりました。そのうち大型二輪が3名、普通二輪が3名です。普通二輪のうちの1名は、この日が初めての教習のようです。これに対して指導員が4名です。小生の担当となったのは配車券に書かれていたのとは違い、限定解除教習の1時間目に小生を担当した若い指導員でした。前の時間と同じ指導員と思い喜んでいましたが、これは想定外でした。小生は太った教習生と一緒の教習となりました。

ウォーミングアップ

ウォーミングアップとして教習所のコースの外周を、指導員、太っちょ、小生の順で2周ほど回ります。教習所にはCB400SFの教習車が10台近くありますが、なぜかこれまでの教習では5号車ばかりが割り当てられ6時間中5回乗っています。前の時間に乗ったのもやはり5号車でした。ところがこの時間の教習で割り当てられたのは1号車でした。この1号車ですが、前の時間に乗った5号車とは全く吹けが違い、パワフルな感じです。この違いには少し戸惑いますが、乗っているうちに少しづつ教習車に合わせて行くことになりました。

急制動

前の時間で急制動の動作を練習しましたが、この時間ではいよいよ急制動をしていきます。直線部分で43km/h位まで加速し、制動ポイントの手前でアクセルを戻します。そしてブレーキレバーに指をかけ、準備をします。制動ポイントを通過したところで前後のブレーキをかけ停止します。しかしこの時はブレーキをかけるのが早すぎるとしてやり直しになります。

2回目の挑戦ではブレーキをかけるタイミングは良かったものの、タイヤからカラカラと音がします。指導員に聞くと前後のタイヤがロックしているとの事で、それでよく転倒しなかったね、なんていわれます。急制動ではタイヤをロックさせてはいけませんので失敗です。そこで3回目にトライするとフロントは良かったものの、リアがロックしてしまいます。すると指導員からはリアブレーキを強く踏み過ぎると指摘されます。

低速で走っている時にリアブレーキを踏むと速度が落ちる事は実感できていましたが、速度が速くなるとリアブレーキが利いていることが実感できずにいました。そのためリアブレーキを目いっぱい踏んづけていました。どうやらそれでは強すぎたようです。そこで4度目のトライでリアブレーキを弱めにかけると今度は前後ともにロックすることなく既定の位置で停止する事ができました。

疑似追突体験

急制動がうまくいったのは1回だけですが、教習は次の内容に進みます。指導員に言われたのは疑似追突体験です。3台のバイクが横に並んだ状態から、指導員だけが11メートル先を走ります。そして指導員のバイクのブレーキランプがついたタイミングで、後ろを行く教習生がブレーキをかけ止まるというものです。

指導員のバイクはブレーキランプがついたタイミングですでに速度が落ち始めています。一方で教習生はブレーキランプを認識してからブレーキ操作を行いますので、必然的にブレーキが利き始めるのも遅れ指導員との11メートルの差は縮まる事になります。つまり真後ろを走っていれば、場合によっては追突してしまうという事を体験するという教習です。

こちらは小生は指導員のバイクの最後尾から50㎝位後方で止まる事になりました。一方で太っちょは、1メートルほど後方で止まる事になりました。こちらは1回だけ実施して終了となりました。

検定コース

疑似追突体験が終了したところで、大型二輪の2名を担当していた名倉潤似の指導員に小生のみが引き渡されます。一緒に教習を受けていた教習生は、急制動の練習を重ねるようです。小生ももう少し急制動の練習をしたかったところですが、仕方がありません。

指導員が先頭を走り小生は大型二輪の2台に挟まれる形で走ります。スタート地点に移動し、検定コースを順に回ります。検定コースの中には当然、急制動もあるのですが、指導員からは雨の日を想定して、14メートルの位置で止まるように言われます。

スタートし坂道発進、踏切、一本橋と順に課題をこなしていきます。一本橋では「半クラ使え!」と指導員に言われながらもクラッチをつないで惰性だけで渡り切ると、タイムは7.9秒でした。また急制動では言われた通り14メートルの位置にタイヤをロックさせることなく停止します。その後はS字、クランク、スラロームで終了です。ところが小生がクランクに向かおうとすると前にいるはずの大型二輪がいません。不思議に思いながらクランクに入ろうとすると、大型二輪が波状路をやっている姿が目に入ります。

波状路は普通二輪にはない課題ですので、途中でコースに違いが出ていたのでした。この時のクランクでは少々苦戦します。思った以上に速度が速くバイクが安定しません。何とかクランクを通過したところで指導員に止められ、クランクに2速で入っていた事を指摘されます。教習車の個体差かと思っていましたが道理で速度が速かったわけです。その後、クランクをやり直しスラロームを7.5秒でクリアし、ゴール地点に到着したところで、この日の教習は終了となりました。

この時間の教習

この時間も無事に予定通りの教習をこなすことができました。乗車時間が短いので一つ一つの課題に割ける時間が短い気もしますが、次回はいよいよみきわめとなります。

No 教習項目 No 教習項目
1 車の取扱い 10 バランスのとり方(直径)
2 自動車の機構と運転装置の取扱い 11 バランスのとり方(曲線)
3 運転姿勢 12 坂道の通過
4 ブレーキ操作のしかた 13 坂道における停止及び発進
5 発進及び停止のしかた 15 交差点通行(直進、右折、左折)
6 変速操作のしかた 17 急制動
7 円滑な発進・加速 18 交通の状況及び道路環境に応じた運転
8 速度の調節 20 高度なバランス走行など
9 ブレーキ操作 21 教習効果の確認(みきわめ)

黄色:今回の教習項目、灰色:教習済の項目、白色:未履修の項目

4 responses on 7時間目 -普通自動二輪免許取得記(小型AT限定解除) Vol.11-

  1. いはち より:

    疑似追突体験って私の時にはやらなかったような気がします。
    忘れているだけかもしれませんが。
    文章を読んでいて、だいたいの内容はわかるのですが・・
    もし やれと言われてもできないでしょうね。
    私、コースを覚えるのが苦手だったんです。
    だから教習所が休みの日に自転車で来て覚えていましたよ。

    1. ま~く より:

      いはち さん

      疑似追突体験は、車間距離をきちんと取らないと危ないよという事を体験するものなので、小型ATの時もあっても良さそうな内容ではありますが、その時はなかったです。まぁ教習の進み具合によって行われたりするものなのかも
      しれません

      私が通った教習所では二輪の検定コースは車種が違っても大きくは変わりませんので、小型ATの時に覚えた記憶が流用できたのでコースを覚えるのは楽でした。

  2. あさと より:

    疑似追突体験なんて絶対に私にはできません
    私は教習所でもそうでしたが
    何かあるとかたまってしまうタイプなのです
    一番事故を起こしやすいタイプだったんでしょうね

    1. ま~く より:

      あさとさん

      運転は場数だと思いますので、車にしろバイクにしろ份点経験を積んでいれば、そんなに難しいことではないと思います。ただ運転をされない方にとっては
      運転の事に関して色々と書かれているのを読むのは未知の世界の話なんでしょうね

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