Garmin Venu SQ music レビュー

以前にGarmin社の活動計、Venu SQ を購入した話を書きましたが、本日はそのレビューを書いてみたいと思います。

基本機能

まず初めに、Venu SQ music の基本機能をまとめておきます。まず基本機能となる、ヘルスモニタリング機能については、心拍数、呼吸数、睡眠モニタリング、ストレス度などの計測に加え、Garmin社独自のエレネルギーレベルの指標、Body Batteryの計測を行う事ができます。またBluetoothでスマートフォンと連携し、緊急連絡先を登録しておくと、特定の活動中に事故を検知した場合に緊急連絡先にアラートを送信できます。

活動計ながらもフィットネス機能も搭載しており、GPSなどの位置情報の取得が可能となっており、ランニングウォッチの代替としての機能がある程度搭載されているほか、ウォーキング、自転車、ゴルフなど、20種類以上のスポーツアプリが用意されています。

また、ニュースやメールなどの通知機能やSuicaやGarmin Payに対応したキャッシュレス決済機能を搭載しています。その他、VENU SQ Musicではこれに加え、Spotify、Amazon Music、LINE Musicなどのストリーミングに対応、デバイス内に最大で500曲まで直接保存・再生が可能となっています。バッテリーはGPSオフ時は約6日間、GPSオン時で約14時間ほど動作が可能となっています。
 ※VENU SQ Musicで、GPSオン+音楽再生で6時間

レビュー

Body Battery エネルギー モニター

Gaermin社によれば、1日を通して体のエネルギーレベルを確認し、活動と休息に最適な時間を見つけます、との事です。こちらは以前に使用していた、VivoSmart 4 にも搭載されていた機能ですので、小生にとっては珍しい機能ではありません。

Garmin社のデバイスで計測したデータを管理する、Garmin Connectで見ると、こんな風にグラフ化してくれます。睡眠による回復が充分でなかったのか、朝の時点で。75%程度しか回復していません。この計測をおこなったころは暑熱順化ができておらず睡眠の質も良くなかった頃です

ストレスレベル計測

こちらもVivoSmart 4 殻の引続きの機能になります。

ストレスというのは人によって感じ方が違いますので、参考値と言ったところでしょうか

水分補給トラッキング

Garmin 社が提供するスマホアプリ、Garmin Connect Mobile では摂取した水分量を記録する事ができていました。しかしVenu SQ music では、活動計上で入力が可能となりました。

こちらはいちいちスマホアプリを立ち上げなくとも手元で入力可のうになったので、利便性が上がりました。

呼吸数トラッキング

こちらは1日を通した呼吸、睡眠中の呼吸を記録してくれます。Venu SQ music を購入しようと思ったきっかけの機能でもあります。

こちらもグラフにしてくれます。睡眠時に不自然に呼吸数が上がっているのは少し気になる感じです。場合によっては医師に相談が必要かもしれませんね

睡眠モニタリング&睡眠時の血中酸素濃度

睡眠時間ともに、眠りの深さ(浅い眠り、深い眠り、レム睡眠)の各段階の内訳を計測してくれる機能です。こちらもVivoSmart 4にも搭載されていた機能です。

ある日の睡眠時のデータですが、睡眠時に血中酸素飽和度が90%を切っている時間帯がかなりあるのは気になります。これは少しデータを収集してかかりつけ医に相談するつもりでいます。

光学式心拍計

小生がGarmin社の活動計を使うきっかけにもなったのが、心拍数の測定機能でした。24時間の心拍数の計測に加え、Venu SQ musicでは、安静時の心拍数が高すぎたり低すぎるとアラートが鳴ります。

朝の時間帯に急激に心拍数が上がっているのは、ランニングをしていたためですね。それ以外の時間帯では活動期は80bps程度、安静時には60bps程度で推移しています。昔と比べると安静時の心拍数が下がったようです。

血中酸素トラッキング

以前い使用していたVivoSmart 4では、何もしないと血中酸素飽和度(SpO2)を計測してくれるのは睡眠時のみでしたが、Venu SQ musicでは24時間SpO2の計測をしてくれます。

起きている時間帯はいづれの時間帯も90%以上の数値を維持していますので、起きている時間はこちらの数値は問題ないようです。

GARMIN PAY / SUICA タッチ決済

Garmin が提供するGARMIN PAY に対応しており、タッチ決済が可能となっています。ただしスマートフォンのモバイルSuicaアプリと異なり、いくつかできない機能があるので注意が必要です。モバイルSuicaアプリとGarmin Payの比較をしてみると以下の通りとなります。

モバイルSuica アプリ Garmin Pay
クレジットカードチャージ
直接

Google Pay経由
現金チャージ
オートチャージ ×
鉄道・バス利用
電子マネーでの買い物
デバイスでの残額表示
履歴表示
定期券購入 ×
グリーン券購入 ×
新幹線eチケットサービス
JREポイントをためる
JREポイントからチャージ ×

まずチャージ方法ですがモバイルSuicaアプリでは、アプリにクレジットカードを登録し直接カードからチャージするのに対し、Garmin PayのSuicaではGoogle Payを経由してチャージします。そのためあらかじめGoogle Payにクレジットカードを登録しておく必要があります。

また定期券やSuicaグリーン券の購入も不可となっていますが、あらかじめチャージしておいた金額を使って自動改札を通るということは可能です。使用開始時には既存のSuicaカードやモバイルSuicaアプリから移行する事はできず新規発行が必要になります。個人的には定期券機能とSuicaグリーン券の購入・使用ができないのは残念です。

ウォッチフェイス

Venu SQ musicではConnect IQ というストアサイトから好きな時計画面をダウンロードして設定できるようになっています。Connect IQのアプリのほとんどが無料で使えるのも嬉しです。小生の場合は、シンプルながら現在時刻の他に、心拍数、歩行数、日の出(日没)時間がわかるものを使用しています。

真ん中上がバッテリ残量、その下の左が歩行数、右がこの日の日没時刻ですね。時間表示の左が心拍数、下が日付とこの日の気温ですね。一画面でこれだけの情報量があれば充分です。

実際に使ってみて

Venu SQの使用を開始して2週間ほどになりますが、概ね満足しています。特に血中酸素飽和度の計測が24時間可能になった点については自分の体の状態を管理するのに役立っているのではと思っています。

また肝心のバッテリ性能ですが、カタログ上はスマートウォッチモードで6日となっていますが、実運用ではその半分の3日程度と言ったところです。やはり血中酸素飽和度というのはかなり電池を消費するようです。

6 responses on Garmin Venu SQ music レビュー

  1. いはち より:

    こういったものに疎い私です。
    これはテレビCMで流れているものでしょうか?
    腕がエレクトロニクスの要塞みたいですね。

    1. ま~く より:

      いはちさん

      Garmin社の製品はTVでCMは放映されていません。ユーザとしてはTVのCMで費用をかけてそれを製品価格に転嫁されるより、良い製品を安く販売して欲しいところです。

  2. あさと より:

    やはりこういう携帯ギアはバッテリーのもちが
    うたってるのの半分くらいなのですね
    数々の条件下で最長これだけ・・・と乗せているのでしょうけど
    最短これだけはもちますというのも情報としてほしいですね

    1. ま~く より:

      あさとさん

      前に使用していた活動計では、カタログ値以上のバッテリ性能を発揮していましたが、血中酸素飽和濃度の機能が有効になった途端にバッテリの持ちが悪くなりました。やはり血中酸素飽和濃度の測定にはかなりバッテリを消費するようです。

  3. 鉄路迷 より:

    エネルギーモニターって面白いですね。
    午前中で体力を使って、午後は余力で・・・。
    私もそういう感じなのでしょう。
    午前中はなんでもやりますが、
    午後は余力でやっているという自覚がありますし。
    そうすると、どんな業種でも午前中に依頼ごとをしたほうがよさそうです。

    1. ま~く より:

      Dr. 鉄路迷さん

      私もエネルギーモニターというのは面白いと思っています。どんなアルゴリズムで算出しているのかはわかりませんが、参考にはなりそうです。


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