バンコクへ戻る -タイ・ソンクラーン録 Vol.43-

アユタヤ観光を終えた後は、来た時と反対のルートでバンコクへ戻る事にした。利用するのはタイ国鉄東北線である。 小生がアユタヤ駅に戻ったのは、14時30分の事であった。駅で時刻表を確認するとバンコク行きの列車は、12:18、13:28、16:03、18:53、、、となっていた。つまり時刻表によれば1時間半ほど待たなければならない事になる。

Thailand, railway

しかしそこは海外の列車である。特にタイ東北線の遅延が日常的に発生している事は、出発前からリサーチ済であった。往路の様子を見ていても、遅れて当然とも思える運行ぶりである。そこで駅員に聞くとやはり予想通り、13:28発の列車はまだアユタヤに到着していないという。

そして駅構内にある手書きの掲示を見るように言われる。見ると当該列車が到着するのは14:45の見込みであると言う。遅れた事によって小生には丁度、良い時間になった形である。そこで早速、時刻表上はすでに通り過ぎているはずの列車の切符を買うと言う、日本ではあまりできない経験をすることとなった。

しかし遅れはさらに拡大する事になる。14:45とされた列車が実際に到着したのは14:55であった。ようやくのことでバンコクに戻る列車に乗るも、途中のドンムアン駅を過ぎたあたりから停車しては動くと言う事を繰り返すこととなる。そして終着のフワランポーン駅の手前になって列車は完全に停止してしまう。

そしてそのまま長時間にわたって停車したままとなってしまった。そんなこともあり往路は一時間半を要した道のりが帰りは二時間半かかることとなった。時刻表上も15:05に到着する予定の列車が到着したのは18:30過ぎであった。遅れが発生するのは想定通りとは言え、改めて日本の列車運行の正確であることの有難味を実感することとなった。

THAI001379-dfcd3[1]
アユタヤ駅のバンコク方面の時刻表。赤文字(左)がアユタヤ着予定時間
赤文字(右)がアユタヤ発予定時間です。
※PCの場合は画像クリックで拡大表示します。

THAI001380[1]
アユタヤ駅のバンコク方面の時刻表の後半。
アユタヤ発は12:18、13:28、16:03、18:53。。。となっています
※PCの場合は画像クリックで拡大表示します。

THAI001381[1]
こちら遅延情報の案内板。左の列の列車番号が前の写真の左の列の列車番号と対応しています。
※PCの場合は画像クリックで拡大表示します。

THAI001382-6f970[1]

タイ国鉄の軌間は1,000 mmだそうです。

THAI001384-ca0a4[1]

アユタヤ駅にはこんな列車も止まっていました

THAI001385-efe8b[1]

駅構内の売店はこんな感じ。注文すると揚げてくれます

THAI001389-6008d[1]

反対側の列車がやってきました。どこで作られた列車なんでしょう

THAI001402-79940[1]

ようやくバンコク行きの列車がやってきました。

THAI001404-52e34[1]

2等車両の中の様子はこんな感じです。

THAI001405[1]
購入した切符はこちら。実は駅では「満席だ」として3等の切符しか買えなかったのですが、列車が来て2等の車両に乗ると空席があります。そこでその空席に座り車掌の検札の時に2等との差額を支払うことで無事2等席を利用できました。駅で買えなかったのは単に駅員が面倒だったのでしょう(笑)
※PCの場合は画像クリックで拡大表示します。

THAI001406[1]

バンコク駅に到着です。

THAI001408[1]

乗ってきた列車を改めて撮影


11 responses on バンコクへ戻る -タイ・ソンクラーン録 Vol.43-

  1. 餌釣師 より:

    時間が遅れたので、しびれを切らしてロットゥーで帰る人とかいませんでした?
    実際のところ、鉄道とどっちが早いのでしょうかね?

  2. あさと より:

    列車自体は我々が乗った列車とよく似ていますね
    詳しいことは偉そうに書けませんので
    さる方のコメントを待ちましょう
    私が行った時は片道船でした

  3. いはち より:

    二時間半も電車に乗っていたら私だったら
    トイレが心配で・・・トイレは付いているのでしょうか?
    2等車両の座席はそんなに豪華ではなさそうですね。
    3等だったらどんな感じだったのか・・

  4. Dr.鉄路迷 より:

    いや~、
    タイの鉄道の時刻の適当さは私も今回痛感いたしました。
    フィリピンの鉄道よりかはマシでしたが・・・。
    乗った車両は、今回私が乗った車両と同型ですね。
    日本製。
    ディーゼル機関車については、私はまだ勉強中なのですが、アメリカ、ドイツ、フランス、日本製があって、国内産は無いみたいですね。
    タイの鉄道は、ダイヤがメチャクチャなうえに、運行本数も多いのでターミナルに入るのに、このような長時間待たされることが発生するのでしょうね。
    ダイヤが正確な日本でも、東北新幹線ができる前の上野駅に入るときは、停止信号になるときが多かったですからね。

  5. Dr.鉄路迷 より:

    あ。
    あと
    「こんな列車」は、線路のバラストを交換する工事車両です。
    日本では車両ではなくて、機械扱いなので、形式や車籍は無いのですが、タイの場合はどうなるのでしょうね。

  6. ま~く より:

    餌釣師さん
    ご存じのとおりバンコク市内も夕方は渋滞がひどいですからね。
    鉄道とロットゥではどちらが早いのでしょかね。
    ただ私の待っていた時間が短かった事もあってしびれを切らして
    別ルートでと言う人は見かけませんでした

  7. ま~く より:

    あさとさん
    列車の外見はメ―クローン線のものと良く似ていますね。
    アユタヤに行かなければ本当はメークローン市場に行くはず
    だったのですが・・・

  8. ま~く より:

    いはちさん
    シートの色は違いますが往路と同じタイプの列車ですので
    トイレは車内にあります。ただ昔の日本でもみられた線路へ
    垂れ流し式のトイレです。
    2等と3等の一番の違いは座席指定の有無です。
    2等は座席指定がありますが、3等はありません。座席に
    座れなかった場合は日本の在来線同様に立つことになります。
    車内の写真の奥の扉の向こうが3等車両ですが、良く見ると
    立っている人の姿があります

  9. ま~く より:

    Dr.鉄路迷さん
    事前の情報でも遅れると言う事は聞いていましたが、予想以上に
    遅れ幅が大きかったです。予定通りに到着しない列車が多数終着駅に
    押し寄せたら長時間待たされることになりますね。
    車両はやはりメ―クローン線のものと同じ型でしたか。
    バンコク駅では他にもいくつかの列車があったのですが、そちらは
    別の機会に掲載しますね。
    「こんな列車」はバラスト交換の作業車なんですね。
    何かの作業車とは思いましたが何の作業をするのだろうと思っていました

  10. 旅途愉快 より:

    2等と3等は座席指定の有無なんですね。初めて知りました。
    2等の席があるのに調べもしないで満席と言ってしまうのは中〇的発想と同じですね。

  11. ま~く より:

    旅途愉快さん
    「駅員が面倒だった」と言うのはあくまでも私の推測です。
    もしかしたら時刻表上の発車時刻を過ぎると2等の切符が
    発券できなくなっているのかもしれません。
    まぁ正確なところはわかりません

餌釣師 へ返信する コメントをキャンセル

※メールアドレスは管理者のみに通知されます。