本日はタイのお正月に当たるソンクラーンとなります。例年であればバンコクでは盛大にソンクラーンを祝う水かけっこが行われます。地方都市でもモーラムシンの楽団を呼んで演奏をさせ、年長者の手に水をかけお清めをする伝統行事を行ったりします。
昨年はソンクラーンの休日を7月にずらしソンクラーンの行事は全面的に中止となっていました。しかし今年に関しては、当初はタイ当局は水かけは容認するものの、「ペーン」と呼ばれる白い粉を塗るのは禁止とする方向だったようです。ところが4月に入り、タイでは新型コロナウィルス(COVID-19)のイギリス由来の変異株の感染が拡大しています。そのためタイ国内の多くの件では県境を封鎖したり、県外からの入県者を2週間隔離する措置を取ったりしています。
こうした事態を受けタイ当局も方針を変更し以下のような方針を打ち出しました。
- ピックアップトラックの荷台から水を撒いたり、路上で通行人に水をかける行為は禁止
- ペーンを他人に塗る行為も禁止
- 仏教行事では300人以、その他のイベントでは100人以上集まるものについては事前審査が必要
- バンコクを含む41都県の娯楽施設(パブ、バー、カラオケなど)4月10日から14日間営業停止
バンコクをはじめ、チェンマイ、アユタヤ、カンチャナブリ、ブリラム、コーンケンなど多くの県でソンクラーン関連のイベントの中止となっています。ただ一方でタイ当局は年長者の手に水をかけお清めをするというソンクラーン本来の伝統行事に関しては行う事ができるとしています。そのため、伝統的な方法でソンクラーンを祝う地方では大きな影響はなさそうな感じです。
小生が訪タイの度にお世話になっている、イサーンの小村では住民が100名にも満たないことから、モーラムシンの楽団を呼んでの演奏は実施しソンクラーンを祝うようです。近年のバンコクではソンクラーンは乱痴気騒ぎともいえるような、ソンクラーン本来の趣旨から逸脱したものになっていますが、コロナ禍を契機に本来のソンクラーンの趣旨が見直される機会にならないかと、考えたりしています。
ソンクラーンの本来の行事の様子は、上記の記事で紹介していますので、興味のある方はご確認ください。
あら。
少しずつゆるくなってきていると思ったのですが、
またいろいろ厳しくなりそうですね。
タイに行くのがまた遠くなりそうです。
Dr. 鉄路迷 さん
密入国ミャンマー人に端を発した感染拡大も収まりそうに見えたのですが、イギリス変異株が猛威を振るいだしタイ全土に広がっています。そんななか、駐タイ日本大使がナイトクラブに行って感染したので、今は日本人に対する風当たりも強いです
何人以上がどうのとか
集会がどうのとかではないような気がします
日本の規制も同じです
何時以降はダメとか
そういう形の規制をするから
それ以外は大丈夫OKなんだという認識が生まれるのです
非常事態宣言がなくなれば大丈夫だと感じる日本人も
高学歴なのに情けないです
あさと さん
おっしゃるように、たとえ2人での会食でも相手がキャリアであれば感染リスクはありますので人数は関係ない部分もありますね。ただ人数が増えればそれだけキャリアが混入する確率も高くなるという事だと思います。
本腰を入れて対策するならやはりタイや欧米のように都市ごとにロックダウンをする必要があると思います。東京都内を見ても蔓延防止措置が取られても、人流は減っていませんし、最初の非常事態宣言の時のような緊張感はありませんので、非常事態宣言よりも強い措置を取らないとならないと思います。またワクチンの早期国産化や、治療薬の確立も望まれますね