「ヤソートン」へ -タイ怪像録 Vol.25-

5月1日(4日目) Ⅱ

今回の訪タイではイサーンに6泊7日の滞在を予定していました。少し長めの滞在になることもあり、何度か観光の機会もあるものと考え事前に観光に行く先をピックアップしていました。そんな行先のひとつが、滞在先のお隣の県のヤソートンでした。


※画像クリックで拡大
上の地図の赤い部分がヤソートン、青い部分が滞在先のアムナートチャルーンです。ヤソートンは1972年にウボンラチャターニ県から分離してできた県でウボンラチャターニと同じくラオスかラオスから移住してきた人が興した街と言われています。主な産業は農業で特に稲作が中心となっています。

この街の名前を世界的に有名にしたのが、毎年5月に行われるブンバンファイ(ロケット祭り)です。これは雨乞いのために手製のロケットを打ち上げるのですが、なかには長さ9メートル、重さ100キログラムにもなるロケットを打ち上げる迫力のあるものです。この祭りは日本テレビ系列で毎週日曜日に放映されている『世界の果てまでイッテQ!』でタレントの宮川大輔さんが紹介していたので知っている人も多いものと思います。

今年のブンバンファイは5月8日から行われましたが、小生が訪問したのはその1週間前の5月1日でした。残念ながら祭りは1週間違いで見ることができませんが、小生の目的は別にありましたので行ってみる事にしました。

アムナートチャルーンからは国道212号線を南下し、途中で国道202号線を進むことになりました。ほぼ渋滞もなく、約1時間ほどでヤソートン県の中心部に到着することになりました

6 responses on 「ヤソートン」へ -タイ怪像録 Vol.25-

  1. 鉄路迷 より:

    ロケットで雨乞いは有効ですね。
    中国でもミサイルを打ち上げて雨雲を作っていますし。
    こちらの内陸は5月くらいは凄く暑いのでしょうなあ。

    1. ま~く より:

      Dr.鉄路迷 さん

      中国の雨雲生成ロケットは科学的な根拠があるとは思いますが、こちらのものは科学的な根拠などがあるわけではないんです。祭りが始まった経緯については後日の記事に書く予定です

      暑季ですのでとても暑かったです。イサーン滞在中は連日40度を超えていましたしね

  2. いはち より:

    ロケットのお祭りはイッテQで見ました。
    実際に首都からこんなに離れている場所で行われていたのですね。
    一時間で隣の県に行けるのですか。それぞれの県自体は
    あまり広くないのでしょうかね。

    1. ま~く より:

      いはち さん

      あの番組はタイでのロケも多いですが、見ているとバンコク周辺だけではなく、結構地方にも行っていますね。あの番組の制作関係者にはかなりのタイ好きがいると勝手に思っています(笑)

      日本は約377,000平方メートルの国土に47都道府県があります。
      タイは約513,000平方メートルの国土に77県があります。1県あたりの広さを計算すると

       日本:377,000÷47≒8,021
       タイ:513,000÷77=6,662

      となりますので、1県当たりの広さは日本のほうが広いですね

  3. あさと より:

    イッテQは見ていませんが
    この祭りは別の番組で見て知っていました
    なので実際の祭り
    決してヤラセではないのですよね

    しかし大きいものを飛ばすのですね
    Drの書いてらっしゃるように
    雨乞いは天に向かってするのは全世界共通なのでしょうね
    そして大きいほど効果的だと思うのでしょうね
    ただ
    どこでもそうですが
    本来の目的を横において
    どんどん派手になって行くのは
    その国の経済発展とも関係がありそうです

    1. ま~く より:

      あさと さん

      あの番組のやらせ問題は、ケンミンショーと同じでネタ切れが背景にあるのだと思います、世界中にそんな変わった祭りがあちこちにあるわけではないですからね。ただヤソートンのロケット祭りはやらせではないですし、真面目なお祭りです。

      ただおっしゃるように時の経過とともに本来の目的とは違った方向に進んでいくのは、この国ではありがちですね。ソンクラーンなんかはその典型で、バンコクなんかではもともとの意味などは全く感じることができなくなっています

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